トランプ大統領が発表した「2017年フェイクニュース賞」。その中身とは

    「フェイクニュース賞」として選ばれた11のニュース。

    1月17日(現地時間)、アメリカのドナルド・トランプ大統領は「2017年のフェイクニュース賞」を発表した。

    トランプ大統領は7日、「最も不誠実で腐敗したメディア」に年間フェイクニュース賞を贈るとツイートしていた。

    そして17日の午後8時にトランプ大統領がツイートで発表したものの、「サイトが一時的にオフライン」だったため、約3時間後までアクセスできない状況だった。

    共和党のサイトには、「フェイクニュース賞」として選ばれた11項目のニュースが掲載されている。

    その内容とはどのようなものだったのか。

    1.「トランプ大統領が歴史的な圧勝を果たした日に、 ニューヨークタイムズのポール・クルーグマン氏は、経済が回復することは決してないと主張した」

    2.「ABC Newsのブライアン・ロス氏は、虚偽の報道で株式市場を大幅下落させた」

    3. 「ウィキリークスがハッキングした情報を、大統領候補のドナルド・トランプと息子ドナルド・トランプJr氏が入手できた、とCNNは虚偽を報じた」

    4. 「トランプ大統領がマーティン・ルーサー・キング牧師の胸像を執務室から撤去したとTIME誌が虚偽を報じた」

    5. 「満員だったフロリダ州ペンサコラでの集会が、空っぽだったと大統領ワシントンポスト紙は虚偽を報じた。不誠実な記者が撮影した写真は、群衆が流れ込む数時間前の空っぽの会場だ」

    6.「日本の首相と訪問した時、トランプ大統領が傲慢に鯉に餌を与えすぎていたと見せかけるように、CNNは動画を不当に編集していた。実際は、安倍首相が餌やりのお手本を見せてくれていた」

    7.「アンソニー・スカラムーチ元広報部長がロシア人と会談していたとCNNは嘘を報じたが、『(編集)プロセスが機能していなかった』として、撤回した」

    8.「ポーランドのアガタ・デュダ大統領夫人がトランプ大統領と握手をしなかったと、ニュースウィークが虚偽を報じた」

    9.「トランプ大統領がFBI長官ジェームズ・コーミー氏から調査対象ではないと伝えられたという主張に対して、コーミー氏が反論するとCNNが虚偽を報じた」

    10.「トランプ政権が気候変動の報告書を隠していた、とニューヨークタイムズが誤報を新聞の第一面に載せていた」

    11.「そして最後は何よりも、『ロシアとの共謀!』ロシア疑惑は、おそらくアメリカの国民に犯された最大のデマだろう。共謀など存在しない!」

    1月21日に、就任1年を迎えようとしているトランプ大統領。

    最後に「メディアが90%の時間を否定的な報道やフェイクニュースに費やしている間、大統領は結果を出してきた」と、10項目の成果とともに締めくくっている。