back to top

みんなが私を好きにならなくても、私は楽しい。ミス・ワールド日本代表が大事にする「ときめき」とは?

ミス・ワールド2016日本代表の吉川プリアンカさんが語る、女性らしさの意味。

弾けるような笑顔で取材場所に現れた、吉川プリアンカさん。176cmの長身に紺色のワンピース姿。背筋を終始伸ばし、凛とした雰囲気を漂わせていた。

23歳のプリアンカさんは、ミス・ワールド2016の日本代表に選ばれ、世界大会ではトップ20に入賞した。

父親がインド人で、母親が日本人。ゾウ使いというユニークな資格を持つ。東京出身だが、幼少期にアメリカとインドに滞在していた。英語とベンガル語が堪能で、通訳の経験もある。

日本代表として発表された時、「日本人らしくない」外見に驚く声は少なくなかった。ミス・ユニバース2015の宮本エリアナさんもハーフ。日本代表にハーフがなっていいのかという批判が一部にあった。

プリアンカさんは、BuzzFeed Newsの取材にこう話す。

「ハーフであるというコンプレックスがあって、ミス・ワールドにチャレンジしたのではないんです。本当に、単純に素直に、ミス・ワールドというものを日本代表として受けたかった」

ミス・ワールド世界大会は、世界の3大ミスコンテストの中で最も歴史のある大会だ。「目的のある美」とのスローガンをもとに、ルックスだけではなく知性と個性が要求される。社会奉仕活動を積極的にしている117人の候補者が、特技、SNSでの情報発信やスポーツなどを競い合う。

プリアンカさんは、世界大会のピリピリとした雰囲気で緊張しながらも、自分という軸をずらさないよう意識していたと話す。

「自分の人生のギアを握っているはずなのに、他の人に握られてしまってはいけないと思っています」

「自分らしさを見失っちゃったら居心地が悪いし、人に流されてしまいます。自分とは一生、付き合っていくのだから」

それでも、SNSを見ていると、軸がずれそうになることがある。

「私は結構SNSとかを見るタイプで、ネットで自分のことが書いてあるとを読んでいました。その中でも、指摘をしていただけることもあったので、あまり自分に負荷がかかるわけでもないから、肯定的にとらえていこうと思いました」

指摘の中には、ドレスの色へのアドバイスなどがあったという。プリアンカさんは、そのような意見は参考にしていた。

ハーフという、自分では変えようのないことについての批判もあった。

「そういうことは、直せることでもないし、直したくもないので、スルーしていました」

否定的なネットの書き込みを見て、自分らしさを見失うことはないのか。

「どんな理由であっても、否定的な声は絶対あることかなと思っていて。世の中の人たちがみんな私のことを好きになってくれるって、結構難しい話だと思うんですよ」

それでも、「昨日の自分と、今日の自分は、全然違う」と実感する出来事があった。

「代表になった後に、外国人の方とかハーフの方からすごく多くのメッセージをいただいたんです。『私にはそういう役割もできるんだ』って思って、声をあげようと思い始めたんですよ」

世界大会で感じた女性らしさ

多様な経歴を持つ女性たちが集う世界大会。3週間、さまざまな国の女性たちと過ごして、プリアンカさんは女性らしさについてこう感じたという。

「女性らしさって、柔らかさだと思っていて。女性は母性もあるし。強く凛としてパワーある女性の発言者であっても、そこに柔らかさが重なっているのかな」

ほかにも思い浮かぶのは、穏やかさや “patience”(忍耐力)だ。また、女子力と女性らしさは異なるものだと話す。

「日本では『女子力』という言葉には、メイク、料理、男性を立てるといったイメージがあるんですけど、それと『女性らしさ』は別物だと思っています」

「自分が今していることが居心地がいいか。本当に楽しいか。これでゴールを決めている。あと、ときめいているか、ときめいていないか、という基準もすごく大事にしているんです」

世界大会が終わった今、インドなどに主に事業を展開している株式会社LA DITTAに所属し、日本とインドの友好事業や講演をしている。

今後はインド・ムンバイへ移り、ボリウッドで演技活動をすることを目指している。

同じように大きな夢を追い続けている女性には「あきらめないで」とプリアンカさん。

「『あきらめなければ、叶うよ』とアドバイスされる方はいっぱいいると思うんですけど、本当にあきらめなくて叶ったことが、私にはいっぱいありました」

世界大会で入賞できるかどうか、不安になり、何度もあきらめそうになったとプリアンカさんは明かす。

「最もシンプルなこと、だからこそ一番難しいとは思うんですけども、それはあきらめないで自分を信じ続けることです」

「本当にやりたいことは自分の力を120%入れ、納得いくよう最後までやりきる。絶対に何かは返ってきます」

現在、ときめいていることについて聞いた。すると、「ときめいていること?」と聞きなおし、瞳を輝かせた。

「いっぱいあるんですよ!食べることが大好きだから、おいしいご飯とか。シンプルで当たり前のことにでも、喜びが見つけられたらいいなと思っているんで」

ポップコーン作りにはまっているという。

「新しい仕事や新しい方と出会ったり。インタビューとか撮影も全部がすごく楽しくて、ときめいています」

一呼吸置いて背筋を伸ばし、笑顔で語り続ける。

「だから続けています、この仕事を」

この企画は終了しました。ご協力ありがとうございました。

2017年3月3日から3月8日の期間中に、FacebookとTwitterで計2万731回シェアやリツイートをいただきました。 BuzzFeed Japanは20万7310円を、ジェンダーの平等などを推進するユニセフに寄付いたします。

ミス・ワールド2016日本代表の吉川プリアンカさんに一問一答! インタビュー記事はこちら https://t.co/LvsrngMoss ※この投稿を3/8までにRTすると、1RT10円に換算し、ジェンダーの平等などを推進するユニ… https://t.co/2XGEd6yQ7X

BuzzFeed Japanは3月8日の国際女性デー(International Women's Day 2017)に向け、女性を応援する記事を集中的に配信します。

1900年代初頭、 女性は参政権を求めてデモをしたことで生まれた、女性の地位向上の記念日。2017 年の私たちは、18 歳から投票権があり、仕事や恋愛を楽しみ、SNS で自由に発信できます。そんな日常の中で、違和感を覚えることも。

世界では今まさに、教育を受けられなかったり、望まぬ結婚をさせられたりしている子どももいます。幼いころの環境や意識はその子の可能性につながります。

BuzzFeed Japanの公式のFacebookやTwitterの投稿をシェアまたはリツイートしていただけると、「1シェア=10円」に換算。ジェンダーの平等などを推進するユニセフ(公益財団法人 日本ユニセフ協会)に合計額を寄付します(一部投稿のみ、集計期間は3月8日まで)。

BuzzFeed Japan は「人々の生活にポジティブな影響を与えること」をメディアの理念として掲げています。多様なコンテンツの発信を通じ、日本や世界の女性を応援したいと思っています。

バズフィード・ジャパン ニュース記者

Eimi Yamamitsuに連絡する メールアドレス:Eimi.Yamamitsu@buzzfeed.com.

バズフィード・ジャパン フォトエディター

Jun Tsuboikeに連絡する メールアドレス:Jun.Tsuboike@buzzfeed.com.

Got a confidential tip? Submit it here.