国際司法は7月12日、南シナ海における中国の権利を否定する判決を下した。
中国が「歴史的な権利」と主張してきた南シナ海全域に及ぶ管轄権や、人工島の造成や排他的経済水域など、「法的な根拠がない」と断じた。
判決はオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所によるもの。中国も1996年に批准した国際海洋法条約に基づく。
そんな中、中国のSNS・微博で話題になっているのが……
「南シナ海仲裁?そんなの関係ない(南海仲裁? Who cares?)」という、仲裁の結果なんか気にもしていないと主張している動画。
ナイフを空中に刺して「南シナ海仲裁?そんなの関係ない!」
変顔で「そんなの関係ない」
動物のフィルターで「そんなの関係ない」
中国共産党の派閥・共産主義青年団も動画をシェアしていることで話題になっている。
中国共産党の機関紙・人民日報も、批判を込めた画像を微博に投稿している。
フィリピン産のマンゴーをボイコットするように呼びかけている声もある。
中国の反応に対抗してか、フィリピンでは、「中国からの離脱(CHexit)」という言葉がTwitterで拡散されている。
中国は「判断は紙くずで無効だ」と強く反発。フィリピンに判決を棚上げするよう求めている。
中国は強硬姿勢を貫くのか。その対応に、世界が注目している。