ホラー映画『ゲット・アウト』に隠された驚愕の伏線とオマージュ 18選

    ネタバレあり!映画を観てから読んでね。

    1. オープニングで流れている曲はスワヒリ語。訳すと「先祖の声をよく聞け。悪いことが起きる。逃げろ」

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    2. オープニングタイトルは、映画『シャイニング』のオマージュ

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    3. アーミテージ家が黒人を誘拐するのに使っていた車の外装は白、内装は黒。映画のネタバレを隠喩している。

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    4. 主人公クリスと友人のロッドが電話している場面で、ロッドは空港にいる。「237便」のアナウンスが流れるが、この数字は映画『シャイニング』の呪われた部屋の番号と同じ。

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    5. 映画冒頭、クリスと恋人のローズがローズの実家に向かう途中で警官から車を止められ、クリスの身分証明証を見せるように言われる。ローズがこれを止めたのは、クリスがこの後「行方不明」になったときに、警察から行き先を辿られると困るため。

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    6. ローズの家族の苗字は「アーミテージ」。これはホラー小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの「ダンウィッチの怪」の主要キャラクターの苗字と同じ。

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    「圧倒的な存在を前に無能な人間と、その悲惨な末路」を描くラヴクラフトの作品の中で、「ダンウィッチの怪」は唯一人間が「異形」を相手に勝利する。これも映画と共通している。

    またラヴクラフトは人種差別を公言しており、ラヴクラフト作品でヒーロー的な存在だったアーミテージの名前を映画で悪役に使うのは、彼への皮肉を込めたジョークだと受け取れる。

    7. 母親が亡くなったことをクリスが話したとたん、ローズの母親ミッシーはグラスを鳴らして催眠術の下準備をしていた。

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    クリスに身寄りがないことが明らかになり、脳移植のターゲットに確定した瞬間。

    8. ランチの間、アーミテージ家のグラスは空にならなくても飲み物が注がれるのに対し、クリスのグラスは空のまま

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    9. アンドリューとウォルターが帽子をかぶっているのは、脳移植手術の傷を隠すため。

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    10. アーミテージ家のリビングにある地球儀は、いつもアフリカ大陸が見えるようになっており、黒人への執着を表している。

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    11. ローズはシリアルと牛乳を分けて食べており、人種隔離政策に賛同する彼女の考え方が表現されている。

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    12. アーミテージ家がクリスに禁煙を勧めるのは、健康のためではなく催眠術の効果が薄れるから

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    13. アーミテージ家で開かれたパーティーのゲストを使用人のウォルターが迎える様子は、親密すぎるように見える。ウォルターも脳移植を受けており、客とは親戚(祖父母と孫の関係)だから。

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    14. パーティーのゲストは皆、黒い車で来ている。これは、彼らがやがて黒人の身体に「乗り移る」ことを示している。

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    15. ウォルターが夜な夜な走るのは、ウォルターの身体に入っているローマン・アーミテージが過去に陸上選手としてオリンピックに出場し、ジェシー・オーエンスに負けたから。今ならジェシーのタイムを抜けるのではと毎晩挑戦している。

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    ジェシー・オーエンスは実在したアフリカ系アメリカ人の陸上選手。1936年のベルリンオリンピックに出場し、金メダルを4つ獲得した。

    16. ローズの部屋には、過去の恋人の写真=脳移植を受けた黒人たちの写真がずらりと並んでいる。

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    ローズの家族や親戚が彼らの身体に入っていることを考えると、複雑な家族写真でもある。

    17. 催眠術の引き金になる「銀のスプーン」は、富と特権の象徴。

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    18. クリスは、ソファーの綿を耳に詰めることで催眠術から逃れる。文字通り「綿を採取して自由を得た」ことになる。

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    19世紀初頭から後半にかけて世界各国で奴隷制が廃止されるまで、白人の入植者が黒人奴隷を大農園(プランテーション)で働かせていた。アメリカのプランテーションでは、綿花の栽培が圧倒的に多かった。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:髙橋李佳子