最近「データビジネス」という言葉が、よく聞かれるようになりましたよね。
データ活用によって世の中が便利になる一方で、「自分のデータが誰にどう使われているかわからなくてちょっと怖い…」という人も少なくないはず。
そんななかプライバシーを守りながら自分のデータを提供をすることで、社会貢献できるプロジェクトが三菱UFJ信託銀行から発表されました!
「個人の趣味嗜好などのデータ」をもとに、地球に優しいクラフトビールを作るプロジェクトです🍻🌟
え、パーソナルデータからどうやってビールを作るの? 地球に優しいってどういうこと?? そもそも自分のデータを提供するって本当に安全なの🤔???
…なんて疑問が湧いてきますよね。さっそくお答えしていきます!
Q. パーソナルデータからどうやってビールを作るの?
その仕組みは意外とシンプル。まず個人ユーザーが「Dprime」というアプリを通じて、「ビール購入時に重視するポイント」「好みのアルコール度数」「フードロスへの関心度」といったデータを企業に提供します。
そのデータをもとに、企業がユーザーに最適化された4種類のビールを開発します。
…そう、参加者の皆さんが提供したデータによって皆さんが求めるビールを作れるだけではなく、企業の商品開発支援もできちゃうんです!
ちなみに参加者には、抽選で試作段階のビールが届く予定。今回商品開発を担当するのは、長野県野沢温泉村にあるブルワリー「 AJB Co.」さんです。
Q.地球に優しいビールってどういうこと??
このプロジェクトの注目すべきポイントは、個人のデータからフレーバーなどが決められることだけではありません。なんと廃棄予定の作物を原材料として活用することで、フードロス削減にも取り組んでいるんです!
楽しくビールづくりに参加しながら、フードロスについて考えるきっかけにもなるプロジェクトって素敵ですよね✨
Q.個人がデータ提供するって本当に安全なの???
このプロジェクトは、三菱UFJ信託銀行のパーソナルデータを管理・運用する情報銀行アプリ「Dprime」を利用した活動「Dprime Lab」の一環。
「Dprime」 では、データを登録して企業・団体などに渡すことで、様々な特典が受けられたり、企業の商品開発などを応援したりすることができます。
登録したデータを渡す企業・団体などは、自分の意思で選べることはもちろん、氏名や連絡先といった個人特定可能なデータは渡さず、分析などに必要なデータのみを提供する仕組みだから、安心・安全なんです!
「社会課題解決に貢献する商品を共創したい」Dprime Labに込められた思い
そして「Dprime Lab」は、データ活用によってお互いに利益を得ながら、社会課題解決に貢献できるサービスを提供したいという想いから立ち上げられたそうです。
その第一弾の「サステナブルビール開発プロジェクト」に関して、三菱UFJ信託銀行株式会社 Dprime担当・中田優心さんは次のように話します。
「個人の嗜好や属性も然り、Dprimeに集まるデータには、さまざまな個性があります。その皆さんの味覚や好みに寄り添った商品作りがしたいと、『Dprime Lab』というプロジェクトを立ち上げました。多様なユーザーデータをもとに、レシピを調整していくなど、今までにないクラフトビールが作れるのではないかと考えています」
プロジェクトへの参加方法はとっても簡単です!
①こちらのリンク(iOS store 、Android store)からDprimeアプリをダウンロード。
②あなたのデータを登録する。
③AJB Co.のオファーに応諾する。
この3ステップだけでOKです。みなさんから提供されたデータがどのように活かされているのか、クラフトビール開発状況、廃棄予定作物の活用などは特設サイトでも発信中です!
ぜひチェックして、参加してみてくださいね♪