Twitterでこの1年間に最も話題になった #Twitterトレンド大賞が12月26日、発表されました。トレンドを見ると、Twitterのパワーや魅力がよくわかります。選考委員の一人だった筆者が解説します。
本当のトレンドを決める要素はなに?
あるツイートが「リツイート(RT)」されたり、「いいね」されたりすると、そのツイートの中に入っているキーワードがトレンドに入ります。トレンドに入ると、みんなの注目を集めて、さらに拡散される。
RTだけだとツイートした人のフォロー/フォロワー関係の中でしか広がりませんが、トレンドに入ることでツイッターユーザー全体に広がる。これが爆発的な拡散力を生み出します。
Twitterトレンド大賞は「最も話題となった真のトレンドは何か」を決めるアワード。選考には複数の要素が絡みます。何回ツイートされたか、どれだけRTやいいねされたか、瞬発力で見てどれだけ爆発的に拡散されたのか...。
選考の舞台裏の詳細を話すことはできないのですが、委員たちはそのポイントをめぐって意見を戦わせました。「本当のトレンドを決める要素は何か」とは「Twitterとは何か」に通じる深い議論です。
ランキングから見えるTwitterの魅力
- W杯(サッカー)
- モンハン
- フォロワー
- スマブラ
- ゼロの執行人
- 羽生くん
- 荒野行動
- 安室ちゃん
- ドラフト
- キンプリ
- 宇野くん
- 大阪桐蔭
- #ポプテピピック
- ジャンヌ
- #おっさんずラブ
- クッパ姫
- 緊急地震速報
- 大杉漣
- カメラを止めるな
- 金足農業
ユーザー発で国境を超える爆発力
「クッパ姫」は17位ですが、爆発力は驚異的でした。マレーシア在住のhaniwaさんが描いた金髪碧眼で角が生えた「クッパ姫」が話題になり、国境を超えて様々なイラストが描かれ、一晩で250万を超えるツイートが寄せられました。
あるゲームを愛する一人のユーザーの発信から、多様な二次創作イラストが国境を超えて広がっていく。Twitterの魅力が発揮されたトレンドで、運営委員特別賞が贈られた所以です。
選手もサポーターも、双方向に広がっていくトレンド
1位に輝いた「W杯(サッカー)」にもTwitterの魅力が現れています。最も拡散したツイートは、長友佑都選手が試合終了後に投稿したこれ。
9万3千件を超えるRTは、大会期間中の出場32カ国全選手のツイート中、2番目にRTが多かったそうです。こういった選手ら関係者も、サポーターも、双方向にツイートしていくことで長期間にわたってトレンドを形作っていきました。
関係者もファンもということでは、19位の「カメラを止めるな」も。映画館で見た人たちが熱狂的な感想をツイートすることで、映画の魅力が拡散し、人気もうなぎ登りに。監督自身のツイートも度々バズってました。
ランキング以外にもいろんなトレンド
トレンドのランキングを決める上で、いろんな要素があることは説明した通り。なので、ランキング以外にもいろんなトレンドが存在します。#Twitterトレンド大賞で紹介されたのはほんの一部。
最後に2018年に日本で最も「いいね」されたツイートを紹介します。
Twitterって最高ですね。みなさま、おつかれさま(手紙を縦読みしてみて)。
#Twitterトレンド大賞はこちらで見られます