横浜のド定番の観光スポットといえば、そう、海を臨む、山下公園です。

近所にはチューリップの名所で、ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムを抱える横浜公園や…

ちなみに横浜は、北はみなとみらいから、山下公園、南の方の元町方面まで巡ろうとすると結構な距離があります。シェアサイクル「ベイバイク」で回ると効率的ですよ。

まずは公園を散策。みなとみらいのビル群と、海のコントラスト。そして大桟橋。この眺めが「ああー横浜にきたんだなー」という実感を呼び起こします。

緑豊かな園内には、ヨガをやる人や、楽器を爪弾く人、ミニテントでくつろぐ人など、思い思いの時を過ごせます。

海ばかり見ていないで、180度振り返ってみましょう。公園の緑を讃えながら、左手にマリンタワー、右手に老舗ホテルのニューグランド。地元のハマっ子が愛する眺めです。

まず見て欲しいのが、「氷川丸」。戦前からの歴史あるこの船は、大人は300円で船内をくまなく回れます。

戦前にここ、横浜で豪華客船として建造され、1930年、アメリカ・シアトルと日本を結ぶ定期航路に就航しました。戦中には病院船として駆り出され、戦後すぐは戦地からの引き揚げを担う船として活躍。再び客船として復帰するも、1960年に引退し、今の姿となっています。

映画『タイタニック』を思わせる階段があったり…

チャーリー・チャップリンをはじめ数々のVIPを迎えた特別一等客室や…

妙に庶民的で落ち着く三等客室や…

操舵室も見れちゃいます。

機関室には巨大なディーゼル機関があります。

船のデッキからの眺めもまたよき、です!氷川丸、300円でたっぷり小一時間は楽しめます。
氷川丸に乗ったら、今度は動く船に乗りましょう。横浜港の見所をぐるっと1時間かけて回る遊覧船が、大人1600円で乗れます。

船内の雰囲気はどこか昭和の香りが漂います。

でもインスタのためのコーナーはあります。令和ですね。

いざ出港! 山下公園がどんどん小さくなっていきます。

潮風にあたりながら、デッキで飲む生ビール(700円)最高!

途中、赤レンガ倉庫にも寄ります。

いよいよ沖の方へ。あんなに遠く見えたベイブリッジがぐんぐん近づいてきて…

下をくぐります。大迫力。

そして横浜港へ。コンテナの荷揚げ風景が見られます。

ベイブリッジを背景に、カモメが並走。気持ちいい!
扇島の工場も見えます。土日限定ですが夜には「工場めぐりクルーズ」もありますよ。

60分に見所が詰まったクルーズ。ビールもあっという間になくなっちゃいますね。

最後に山下公園付近、夜の名所を紹介させてください。それは、ホテル・ニューグランドの中にある老舗バー、「シーガーディアンII」

1927年(昭和2年)に開店した横浜を代表する老舗バー。名物カクテルは横浜の夕日をイメージしたという、その名もずばり、「ヨコハマ」です。

甘くないのを、という人にはこれ。「マティーニ・ニューグランド」。

最近はなかなか出会えないこんなお酒も。

そして横浜の夜は更けて…
