
ベトナム系アメリカ人のケリー・マリー・トランは、『スター・ウォーズ』シリーズで初めて、アジア系の女性として主要キャラクターを演じ話題になった。
しかし、注目を集めると同時に、ネットリンチのターゲットにもなってしまった。彼女の人種や容姿に関する差別的なコメントが、SNS上で多数寄せられた。
最終的にトランは自身のInstagramのアカウントを削除した。後にニューヨークタイムスに寄稿し、ベトナム系アメリカ人のアイデンティティのため、社会から排除されることを拒絶すると雄弁に語った。
しかし、シリーズ最新作『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では、ケリー・マリー・トラン演じるローズ・ティコはまるで傍観者のように、主要なストーリーにほとんど絡まなくなってしまったのだ。
映画公開後、トランとローズ・ティコに対する扱いが、酷すぎるのではという意見がツイッターに多く上がった。
There’s a lot to like and a lot to dislike in #TROS , but no matter how you feel, can we agree Rose Tico deserves better?
「『スカイウォーカーの夜明け』は賛否両論だけど、どっちにせよローズ・ティコはもっと良い扱いでも良かったのでは?」
kinda have absolutely no desire to watch the new st*r w*rs after hearing they practically wrote kelly marie tran out of it. it's sort of extremely gross to me
「ケリー・マリーが弾かれたって聞いて、新しい『スター・ウォーズ』を観る気が失せた。私からしたらかなり気持ち悪いんだけど」
What #StarWarsRiseofSkywalker did to Rose Tico is unconscionable. Kelly Marie Tran got less screen time than Dominic Monaghan’s random new character. They Jar Jar Binks-ed her because trolls bullied her off the Internet. Kelly deserved better.
「『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がローズ・ティコにした仕打ちは不当。…荒らしたちがネットの外でもトランに嫌がらせをしたせいで、ローズ・ティコはジャー・ジャー・ビンクスみたいに不人気にキャラにされた」
中には、ディズニーと監督のJ・J・エイブラムスは荒らしとヘイトに屈してしまったと意見する人もいた。
It is shameful that Disney/Star Wars basically wrote Rose Tico out of the TROS instead of ignoring the haters, recognizing valid criticism, and giving the character a meaningful final story. Kelly Marie Tran deserved better.
「ヘイターを無視して、きちんと根拠のある批評を見て、キャラクター(ローズ)に意味のあるストーリーをあてがう代わりに、ディズニーと『スター・ウォーズ』がローズ・ティコを干したのは恥ずべき行為。ケリー・マリー・トランにはもっと価値がある」
#WheresRose(ローズはどこ)というハッシュタグをつけて投稿する人も。
Now that the movie is out... Kelly Marie Tran was robbed. Rose Tico was robbed. We were robbed of seeing our girl in action. #WheresRose #TheRiseOfSkywalker #StarWars
「映画が公開されたけど…ケリー・マリー・トランが奪われた。ローズ・ティコが奪われた。私たちが見たかった彼女の出演シーンも奪われた」
一方、『最後のジェダイ』監督のライアン・ジョンソンは、トランを褒めたたえた。ライアン・ジョンソン監督が彼女に言及したのはこのツイートだけだ。
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ケリー、フォースと共にあらんことを。
この記事は英語から翻訳・編集しました。