紙で作ったマインクラフトが話題です。
エンジニアのKamiさんが紙で作ったマインクラフトの動画をTwitterに投稿したところ、4万回以上リツイートされ、13万を超える「いいね」が集まりました。
あまりのクオリティの高さに「おもちゃとして売り出せるレベルでは!?」「Wonderful!!」と国内外から大きな反響が寄せられています。
クオリティの高すぎる「紙マイクラ」がこちら
マイクラが好きすぎて手作りしてしまった。 子供より父親がハマってる。 #Minecraft #PaperMinecraft #紙マイクラ
ブロックも蜘蛛の巣もキャラクターも全部紙……!!
BuzzFeedは投稿者のKami(@kami_papercraft)さんにお話を聞きました。
マインクラフトとはサバイバル生活を楽しんだり、自由にブロックを配置し建築等を楽しめる、世界中で親しまれているビデオゲームです。
そんなマインクラフトが大好きでずっとプレイしていたというKamiさんは、「現実にこんなブロックがあったらとても楽しいだろうな」と考え、「紙マイクラ」作りを始めたそう!
腕周りがマッシブなアレックスの出来上がり。 アイテムを持てるようになったよ。 #紙マイクラ #PaperMinecraft
「紙マイクラ」を作り始めたのは2020年7月頃だといいます。
コロナ禍での外出自粛中、たっぷり時間をかけて取り組むことができたんだとか。
今では2000ブロック以上を制作したのだと教えてくれました。
部屋を暗くすると良い写真が取れる。 影がすごく綺麗。 #PaperMinecraft #紙マイクラ
今回の動画に写っている「紙マイクラ」は全て手作りで制作したのだといいます。
紙以外の素材も少し使用しているとのことですが、作品の95%は紙で作られているそう。
この超大作を紙で作るなんて凄すぎる…… 。
作品を作るのにかかった時間は約半年!!
ブロックについては過去の作品を使用しているものもあるため、正確な制作時間についてはわからないとのことでしたが、完成までにおおよそ半年はかかっているそう!
ちなみに今回このトロッコを作るためだけに3Dプリンタを購入したんだとか。
暇だからレッドストーントーチ作る。 松明とほとんど同じなのでカンタン👍
ここまでくると、製作費が気になりますよね…!
なんと総額で10万円超えなんだとか!
レーザーカッターや工具類などを購入したとのことで、材料費というよりは研究開発費といった意味合いだと教えてくれました。
特にこだわりのトロッコとレール
今回の作品の中でもっとも苦労したところは、トロッコとレールだといいます。
製作にかかった半年間のうち、6-7割の時間はトロッコとレールの製作に時間を割いたようです。
昇降レールの秘密はマニキュアのトップコートだったりする。 一部分だけ塗るのがポイント。 色々試したけど100均のが1番よかった。コスパよし。
設計自体も初めてだったために、満足のいくものが出来上がるまで何度も作り直し、重量バランスやタイヤの位置などを変え、20バージョンほど作り上げました。
これほどまでにKamiさんがトロッコとレールにこだわったのにはこんな理由がありました。
「マイクラの世界においてトロッコはとても重要なアイテムなので妥協せずに再現度の高いものを作ろうと決めていました」
サバイバル生活を行うマイクラにおいて、移動手段にもアイテムにもなるトロッコは大切なもの。
これは楽しい #紙マイクラ
だからこその徹底的なこだわりなんですね…..!!
マイクラへの愛を感じます🔥
特にこの「紙マイクラ」ではブロックの大きさにもこだわったといいます。
ブロックのサイズを48mmから40mmに変更しました。 左から48mm、40mm、32mmです。 紙も少し厚めにしました。 手頃な大きさで可愛らしいです😃 そろそろ大規模建築やります。 #紙クラフト #Minecraft #マイクラ #ペーパークラフト
「このおもちゃは子どもに遊んでもらうために作ったので、ブロックの大きさにこだわりました。いくつかのサイズを試作、実際に5歳の息子に触らせて4cm立方体に決めました」
ブロックのサイズはすべて4cm立方体と決め、そのサイズに合うよう、トロッコ内にも部品を隙間なく詰め込んでいるといいます。
素材を紙にした理由については
「遊ぶのは子供なのでブロックが壊れてしまうのは仕方ありません。なので、安価で作り直しやすい『紙』を素材に選びました」
マリオカートのかわりにこれで遊ぶんだ!息子よ!
子供目線に製作された「紙マイクラ」は、子どもの知育教材としても良さそうですよね…..!!
トロッコはこうやって動いている!
この「紙マイクラ」、なんといってもトロッコの小回りの良さと動きのスムーズさに驚かされます。
Kamiさんいわく、複雑なことはしておらず、トロッコの中にはモーターと電池、回路基盤である「Arduino」が入っているだけなのだとか。
レッドストーン回路、、じゃなくて電子回路触ってます👨🦰 久しぶりにやると楽しいんだこれが。 #Arduino
トロッコは当初、市販のおもちゃを使用していました。しかし、より本物に近いトロッコを作ろうと、自分で車体を設計して3Dプリンタで作ったとのことです。
直角90度のカーブ、傾斜45度の昇り降り、パワードレールで加速の仕組みは自分でも納得のいく出来に。
実はこのツイートの次の日が…。
ツイートには大きな反響が寄せられ、「まさかここまでとは」と驚いています。
「マイクラが好きなお子様がいらっしゃる方からの反応が多かったように思います」
「ツイートの翌日5/17がマインクラフトの12年目の誕生日と知り、マイクラファンの一人として、私なりの良いお祝いが出来たかなと思っております」
ちなみに「紙マイクラ」の制作の様子はYouTubeで観られるそうですよ🔥