「男性の生きづらさ」について考えたことはありますか?
最近、ジェンダー観が変わりつつあり、「女性の生きづらさ」について取り上げられる機会は少しずつ増えているように感じます。
女性に生きづらさがあるように、男性にも男性ならではの生きづらさがあるのでは…..?
と、思っていたところ、とある動画を見つけたので紹介させてください!

動画を投稿したのは、お笑い芸人・バービーさん。
男性の生きづらさについて激論を交わす動画が「バービーちゃんねる」に投稿されると23万回以上再生され、コメント欄では「お互い生きにくさはあるのですね」「バービーさんのフラットな思考がステキ」と性別問わず多くの方から共感する声が寄せられました。
気になる動画の内容とは….。
まずは、バービーさんが、男性たちの声を集めたインタビュー動画を観るところから始まります。スタッフさんが撮ってきてくれたものだそう。

インタビューされた男性たちが、尋ねられた質問は以下の5つです。
1.女性に対して思うこと
2.男性としての生きづらさ
3.女性を羨ましいと感じること
4.男性としてのプレッシャー
5.男性の育児に関して
この5項目、どんな答えが思い浮かびますか?
インタビューを受けた男性たちの意見を知り、いくつもの驚きがありました。
特に、女性が男性らしくいることは肯定的に捉えられるけれど、男性が女性らしくなろうとすると、良くない印象を持たれがちだとの意見にはハッとしました。

たとえば、女性がズボンを履いたり、かっこいい服装や髪型を好んでも「ボーイッシュ」という肯定的な言葉で表現されるケースが多いけれど、男性がスカートを履いたり、髪を伸ばしたりすると、抵抗感を覚えられがちかもしれません。
そうした考えは、ジェンダー観が変わりつつある今でも根強く残っているのかもしれない…..。
また、男性の育児休暇が制度としては存在していても、利用する人があまりいない時代には利用するのは、すごく難しかったとの意見もありました。

「利用してもいいよ」と言われていても、実際に周りが誰も利用していない状況だと使いづらいですよね…。
バービーさんが「男性の生きづらさ」についての動画を投稿しようと考えたのは随分前だといいます。

その際、Twitterでどんな事柄があるか意見を募ったのだそう。
動画の後半では、寄せられた意見をもとに激論が繰り広げられていきます。
まずは法制度について。
日本は現在、単独親権制度が採用されているため、離婚後は父親・母親のいずれか1人が親権を持つことになります。
ただ、現状では女性に有利ではないか、との意見も出ました。

バービーさんは深く頷きながら「親権は実際、ちょっとフラットじゃないよね」と悩ましい表情を浮かべます。
また、「(男性は)女性から異常に警戒される」との意見を受け、バービーさんは「この問題は、お互いになんとかしたいと思わない?」と投げかけました。
すると、その場にいた男性スタッフからも「なんとかしたい!」との声が。

バービーさんは言います。
「女性側も助けてくれる人にはめちゃめちゃ感謝すると思うの。結果的に助けてくれる人なのか、加害を加えてくる人なのかがわからないじゃない」
「でも、本気で中には助けたい男性もいるんでしょ」
「どうしたらいい...」

お互いが嫌な気持ちにならずに済む方法を見つけたいです…..!!
その後も男性が弱音を吐けない理由や、女性側が男性の弱音について思っていることなどに耳を傾け、
男女両方の意見を取り入れながら、バービーさんとスタッフさんが激論を交わしていきます。


動画の最後には、バービーさんが、ジェンダー観の変化についていけないという方々へ向けて、
「ゆっくり会話していきましょう」
と話しかけています。

バービーさんはどちらの味方にもつかずフラットな立場で進行していきます。そのうえで、男女それぞれの考え方を知ることの大切さを教えてくれる動画には、
視聴者から「男性とか女性とかで区切るのではなく、1人の人間として向き合っていくのが大事なんですよね」
とのコメントも寄せられていました。
ここでは動画内であげられていた「男性の生きづらさ」の中からいくつかご紹介させていただきました。
動画では女性でも「そう思っていたのか」とハッと気付かされる内容ばかりなので、ぜひ観てみてください。
〈サムネイル:バービーちゃんねる〉