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【リオ五輪】セックスは競技成績にどのような影響を与えるのか

なにせ、選手村は楽しいんだもの。

知らない人のために一応言っておくが……オリンピックでは、選手たちがセックスをしている。

Pascal Le Segretain / Getty Images

これは当たり前のことだ。人生で最も大切な試合に向けて準備をするために、何年にもわたって厳しいトレーニングをしてきたアスリートたちだ。そして文字通り、ついに、ゴールラインが見えている。そして、強さや柔軟性、耐久性に関しては特に恵まれた、自分と同じような心境の何千人もの人たちと、場所を共有しているのだ。

そうなると、セックスだ。

報道によると、国際オリンピック委員会は、まさにこのような場合に備えて、45万個もの無料のコンドームを提供したそうだ。

Buda Mendes / Getty Images / Via gettyimages.com

これも当然のことだ。冬のリオではあまり一般的ではないものの、ジカ熱にもし誰かが感染した場合に、性行為を通してウイルスが移ることを考えると、特にうなずける。安全な性行為をすることに、他にも素晴らしい理由が数多くあることは言うまでもない。

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では、セックスが選手の競技成績に影響を与えることはありうるのだろうか?

Patrick Smith / Getty Images

オーガズムが身体的パフォーマンスに悪影響を (あるいはいい影響を)与えるかどうかを明らかにするため、BuzzFeed Healthはスポーツ科学者で、オリンピックのトレーニングコーチを務め、またAthletic Labのパフォーマンス・研究担当部長でもあるマイク・ヤング博士と、オハイオ州立大学の臨床准教授でスポーツ心理学者のステファン・グレーフに話を伺った。彼らがまず言った言葉は、これだ。

スポーツの前のセックスに関しては、数多くの迷信がある。

Zoe Burnett / BuzzFeed

男性に関しては特に多い。「多くの迷信は、男性の活力は精子に宿るとする考えにたどり着きます。性行為を控えることで、テストステロンの分泌が高い状態を維持したり、あるいは分泌を増やしたりできるとする理論です」とヤング氏は話す。「これは研究によって完全に否定されています」

実際、セックスの後は男性女性の両方で、テストステロンの量が一般的には増加することが、研究によって示されている。従って、大イベント前のセックスは、翌日までは続かないものの、実際にはかなり有利に働く可能性があると、ヤング氏は言う。

別の考えは、性的フラストレーションが攻撃性を高めることにつながり、これが特定のスポーツでは有利に働くかもしれないということだ。しかし、この理論も、裏付ける研究はなさそうだ。

これまでの研究では、大イベントを前にした禁欲に関して、一般的なマイナス要因を発見したものはない。

Nike / Via giphy.com

スポーツイベント前のセックスに関するあらゆる研究を再検討した最近の研究は、試合の前日にセックスしても、害にはなりそうにないことを突き止めた。

ある研究では、セックスの後2時間以内は、回復する時間があるので影響がある可能性があるものの、それ以外であれば、セックスはアスリートの集中力やパフォーマンスには悪影響を及ぼさないことを発見した。

しかし結局は、セックスに対する反応には個人差があるということになってしまう。

Clive Rose / Getty Images

人によっては、セックスがいい気晴らしになったり、ストレス解消になったり、試合前に自尊心を高める機能を果たしたりするかもしれないと、グレーフは解説する。他の人にとっては、不安感や疲労感、精神的消耗につながるかもしれない。

そして恐らく、誰とするか、どんなスポーツをするのか、また、次の日に競い合う相手などにもよるだろうと、グレーフは言う。

ヤングの研究によると、スポーツの前にセックスすると、それぞれの人の先入観に沿うような結果が出現する現象(自己成就予言)がみられるという。

m_phelps00 / Via instagram.com

「セックスが(競技成績に)影響を与えるかどうかについては、もともとその人が持っている先入観が、最も大きく影響するということを突き止めました」とヤングは話す。

Adam & Eveが委託した研究は、男性11人、女性10人の大学生または国の代表レベルの陸上競技選手を対象にした。競技前にセックスをすることや、マスターベーションをすることに対する選手の意識を調査し、実際の成績と、前の週のセックスの有無を記録した。

「我々が発見した重要なポイントは、それぞれの道徳観や、これから起こる事への意識が、それを現実にする傾向があるということです」とヤング氏は言う。禁欲すべきだと考えるアスリートは、セックスやマスターベーションをしたばかりだと、成績に悪い影響がより出がちな一方、セックスは自分に有利に働くと考えるアスリートは、セックスした後の成績にいい影響が出やすくなったのだ。ほう。

しかしセックスが選手に悪い影響を与えないとはいっても、朝帰りや飲酒、喫煙などの他の要素は悪く働く可能性がある。

Flickr: whitehouse

噂では、オリンピックの選手村は楽しいらしい。つまり、ここでの話は、配偶者とセックスすることではなく、出会ったばかりで、自分と同じ言語を話したり、話さなかったりする相手とセックスする場合だ。もしそのような人と深夜まで会って、酒を何杯かのみ、朝帰りするのなら、セックスをするかどうかに関わらず、身体的にも心理的にも影響が出る可能性がある。

では、激しい運動をする前に時々セックスをすることがある、我々のような非オリンピック選手にとって、これは何を意味するのだろうか?

youtube.com / Via giphy.com

繰り返しになるが、全てその人次第だと、グレーフは言う。人によっては、セックスが、テストステロンの急激な上昇やストレスホルモンの減少などで、自分の進歩を助けるという説には、十分な根拠がある。

しかし、セックスした後に、寝転がってそのまま寝たい人は、恐らくジムに行く前にはやりたくないことだろう。

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