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ひとりだった僕が、世界のゲイとつながれた。ソーシャルアプリ"ライブ配信"の可能性

ライブ配信やチャットなど、マッチングアプリの機能にとどまらない「Blued」はもはやエンターテインメント。どのように使われているのか、詳しく聞きました。

「本来の自分を、そのまま表現すればいい。もう隠さなくていい」

世界最大規模という4900万人のゲイ・ユーザーが利用する総合ソーシャルアプリ「Blued」日本法人の代表、邱開洲(キュウ・カイシュウ)さんはそう語る。

Bluedは、マッチングアプリとしての機能だけではなく、ライブ配信などもできるエンターテインメント性の高いSNSコミュニティだ。2012年に中国で開発されると、欧米やアジアの各地に展開し、2019年に日本に本格的に進出した。

性的マイノリティが安心して楽しめるエンターテインメントやオンライン上のつながりとは? 邱さんと日本のBluedユーザーに話を聞いた。

世界最大のゲイコミュニティ「Blued」

Bluedとは一体どんなサービスなのか。邱さんは、「ゲイが便利に交流できる総合的なソーシャルサービス」と語り、その機能を教えてくれた。

「近くのユーザーと出会ってチャットしたり、家にいるときは、オンラインでビデオチャットやライブ配信でコンテンツをエンジョイしたり、Instagramのように自分の生活を写真で投稿したり、SnapChatのように既読後に自動的に消える写真を送ったりできます」

Bluedは中国発のアプリだが、現在は世界各国に展開している。2019年の日本版ローンチの際には、「プロダクトや運営のローカライズを徹底的に進めた」と邱さん。現在はユーザーの大半は日本人となり、様々なコミュニティが形成されているという。

新型コロナウイルスの影響で、屋外のエンターテインメントの機会が減り、家にいる時間が増えるなか、邱さんは、「ゲイにとってオンライン上のエンタメのひとつになっている」とその広がりを感じている。

実際、どんなふうに使っているの?

Bluedに登録する人たちは、最初は「ユーザー」や「視聴者」として楽しむことが多い。アプリ上で顔出しするかどうかも自分で選ぶことができる。

邱さんは、Bluedの楽しみ方を説明する。

「ユーザーは、まずライブを観たり、ライバーや視聴者と交流できます。もしリアルな友だちをつくりたければ、仲良くなりたい人のタイムラインをフォローすれば、いつでも話しかけることができます。仮に事情があってリアルで会いたくない方も、動画チャットを通じてオンラインで交流できます」

「視聴者として、ライブ配信を観ている方もたくさんいます。彼らは顔出ししていませんが、コメントを通じてライバーや視聴者同士で交流しています。エンタメ番組のように、決まった時間にアプリを開いてコンテンツを観たり、最近の出来事を誰かと話したりする人もいます。ラジオのようにライブを流して聞く、という使い方もありますね」

漫画、筋トレ、料理…個性豊かなライバーたち

Bluedでは、ユーザーや視聴者が気軽に楽しめる「ライブ配信」が人気だ。

邱さんは、このサービスの背景について「他の配信アプリと同じように、才能を表現する場を提供しています。何よりも、ゲイコミュニティで自己表現できる場を提供していることに価値があると思います」と話す。

ライブ配信する「ライバー」には、個性豊かな人たちが集まっているという。

「例えば、漫画を描いているイラストレーターさんは、ライブ配信しながら視聴者のリクエストを受けて、その場で漫画やアニメの主人公を描いたり、個人のプロフィール画像から似顔絵を描いたりしますね。曲のリクエストを受けてギターを弾く方や、在宅で筋トレを配信して筋トレのノウハウを教える方がいますね」

「他にも、化粧するところを配信するドラァグクイーンの方や、ダンスを踊ったりする“ゴーゴーボーイ”(ゲイ向けのクラブイベントなどで衣装を身にまといステージで踊って会場を盛り上げるダンサー)の方など、才能あふれるライバーがたくさんいます」

「もちろん、特技がなくても大丈夫」と邱さん。普段の日常やおしゃべりをライブ配信する人たちも多いという。

「一人暮らしで、料理するところを配信して、出来上がったら、おしゃべりしながら食べる方もいます。とくにテーマは設けず、視聴者と一問一答形式でお話しして暇つぶしする方も大勢いますね。友だちと飲みたいけど雨の日に出かけたくないときに、ライブ配信のPK(対戦)モードを使って、2人で飲む様子を配信する方もいます」

実際、ユーザーはどんな思いでBluedを使っているのだろう。2人の声を聞いてみた。

公務員として働く男性は、Bluedについて「ライブが無料でできて、世界各地の人たちともコミュニケーションが取れる」と語る。

Bluedを使い始めたきっかけは、「友達が欲しかった、世界の輪を広げたかったから」。男性は、職場では「バレたくない、嫌われるのが怖い」とゲイであることはカミングアウトしていないが、Bluedではライブ配信を観たり、空いている時間に自らライブ配信をしたりしているそうだ。

「自分と同じような考えを持った人たちと、たくさんつながりを持つことができて、今まで誰にも言えなかった不安や悩みごとを親身に聞いてくれる仲間が増えました。素敵な人や運命の人に出会えるチャンスがあります」

男性は、Bluedを「自分はひとりではないと気づける場」と表現した。

世界とつながる北海道の人気ライバーの日常

北海道在住のjunperiさんは、「ライバー」としてライブ配信を楽しんでいる。

実際に使い始めたのは4、5カ月前だが、2年前に当時働いていたバーで出会った外国人の観光客から、Bluedが流行っていることを教えてもらったことがあるという。

junperiさんは、明け方や昼過ぎ、午後11時など、時間があるときに1〜2時間ほどライブ配信する。雑学や恋愛について話したり、歌ったり筋トレしたりすることも。

「Bluedは外国人のユーザーも多いから、時間によっていろんな国の人が聞いてくれる。英語ができなくても、好きな洋楽を通してわかり合えたりする。家にいながらバーを開ける。いろんな人と交流できて、自分も勉強になって楽しい」と笑う。

家族や友人にゲイであることをカミングアウトしていないと語るjunperiさん。「自分から切り出すことはない。(相手が)興味を持ったタイミングで、自然に知られればいい」と自然体だ。

配信アプリは他にもあるが、junperiさんは「Bluedはゲイ向けだからいい。他のSNSではつながれない人とつながれる」と語った。

日常をシェアできるオンラインのつながり

邱さんは、Bluedの意義について「ゲイに特化したソーシャルアプリだからこそ、心理的に安全性のあるコミュニティが形成される」と表現する。

「性的マイノリティの方々は、会社にしろ、家族にしろ、友人同士にしろ、自分のセクシュアリティをまだまだ公表しづらい状況で、本当に交流したい人との出会いが少ないのが現状です」

「ライブ配信を通じて、自分の才能や価値観を表現し、受け入れられることは、自己肯定につながるはずです」

「新宿二丁目などのゲイタウンも知られていますが、地方にいる方や忙しい方、諸事情により行きづらい方もたくさんいます。Bluedは、リアルな環境に近いオンラインでのコミュニティ体験を提供することで、孤独感を少しでも減らしていきたいと思っています」

健康的なゲイライフの実現、テクノロジーができること

Bluedは、テクノロジーを駆使して健康的で安心なコミュニティの形成を目指している。邱さんは、「プラットフォームの力で健康的なゲイライフに貢献していきたい」と話す。

アプリ内では、24時間体制で性的な表現や暴力的な表現などのコンテンツ審査を専門チームが実施。不適切なキーワードはAI(人工知能)で識別している。

また、アドレスを入力しただけでは「既に登録されています」と表示しないなど、プライバシー保護に配慮している。個別認証したうえでメッセージを表示する工夫をしているという。

中国版は、実際に健康に関するサービスを提供し、公的機関との連携も進めている。

「中国の26都市で、203拠点あるHIV検査センターと連携し、中国版アプリで検査予約サービスを提供しています。北京にある公益センターの4拠点は、Bluedが運営して無料検査を実施しています」

「知っておくべき健康知識の普及のために、『ゲイの健康生活』に関する情報も提供していますし、HIV感染予防を促進するために、規定を順守して、公式購買チャネルを通じて薬を販売しています」

日本らしいカルチャーも

世界に4900万人のユーザーがいるBlued(2020年3月31日時点)。邱さんに、海外と日本のユーザーの傾向の違いについて尋ねると「日本らしい“和”の文化」と答えが返ってきた。

「印象的なのは、ライブ配信で生まれるコミュニティです。海外では、あまりファン同士の交流はない。ライバーの注目を奪い合う“敵”のようなスタンスですが、日本では決まったライバーの配信を見る人が多く、ファン同士が仲良くなっていきます。いわゆる“和”の文化が浸透していると感じます」

世界最大のゲイコミュニティBluedに、日本らしいカルチャーが生まれている。

最後に邱さんは、日本に暮らす一人ひとりのゲイ当事者に「たとえ(周囲に)理解されず、社会の枠に受け入れなかったとしても、幸せな生活と幸せな自分を、どうか大切にしてほしい」と語りかけた。

「Bluedは、安心してありのままの自分を表現できる場所をゲイのみなさんに提供していきます。本来の自分、本来のエネルギーをそのまま表現すればいい。もう隠さなくていい。健康的でカラフルなゲイライフを楽しみましょう」