ムスリム女性に対する固定概念と、写真の力で立ち向かう女子大生

    「メディアはムスリム女性をひとくくりにしがちです」という一言にハッとした、ユーセフさん。

    アーリヤー・ ユーセフさんはトロントを拠点とする写真家。ムスリム女性も、他の女性と同じように、一人一人違った個人であることを、写真で訴えている。

    ユーセフさんは、ザ・シスターズ・プロジェクトを始めた。このプロジェクトはムスリム女性の写真を集めたもので、固定観念で見られがちなムスリム女性の多様性を示すものだ。

    ユーセフさんはこれまで、25枚のムスリム女性の写真を撮影している。話を聞き、彼女たちにとって何か意味を持つ場所で撮影した。

    科学を学んでいるMehnaz。

    彼女はDyhia、水産学の博士号を持ち、エコトラスト・カナダという慈善団体で働いている。

    「イスラム恐怖症やその他の憎悪や迫害では、その集団の人々は皆、同一人物であるかのように見なしがちです」とユーセフさんは語る。

    「ムスリム女性は物静かで抑圧された人々だ、という固定概念と、私はこのプロジェクトで戦っています」

    ユーセフさんは、これまでアーティスト、リーダー、スポーツ選手、ダンサー、教師といった職業の女性を撮影してきた。

    自分の意見を堂々と発信している女性たちだ。

    「ムスリム女性には特に、秀でる決断力があります」とユーセフさんは言う。「彼女たちはとても抑圧されているので、物静かだろうと思うかもしれませんが、それは真逆です」

    「ムスリム女性は物事をはっきりと言うし、コミュニティーに影響を与えています」

    「私はムスリム女性たちが、大胆不敵に抑圧と闘う姿を見ています」

    このプロジェクトは卒業論文として始まったものだが、ユーセフさんは可能な限り、続けるつもりだ。特にドナルド・トランプ氏の大統領選での勝利後、このようなプロジェクトが必要とされていると彼女は言う。

    「もっと多くの関連プロジェクトをやれないかと考えています」

    このプロジェクトと、参加者の女性たちについてInstagramのページで詳しく知ることができる。

    この記事は英語から翻訳・編集されました。