ジョー16歳、ナタリア17歳。テニスを通して知り合い、付き合って2年になるカップルだ。まさかこの2人が、ネットいじめの標的になると、誰が予想できただろうか。


ネットいじめの原因となったのは、1枚の写真。

この写真は、テキサス在住の2人が、ジョーの家族とともにノースカロライナ州を訪れた時のもの。ジョーの叔母の家の前で撮影された。ジョーの兄とその彼女が写真をとっており、ちょうどおそろいのTシャツを着ていた2人も同じ構図で撮影したのだという。
後日、写真を見返していたナタリアは、この2ショットが、まるでマイホーム購入の記念写真のように見えると思った。面白いジョークになると、ナタリアはこの写真をツイート。
「齢16歳&17歳で、最初のマイホーム購入! ここ数年、一生懸命働いてきたかいがありました 😁」
友達に向けたほんのジョーク。ナタリアはツイートした写真に、あるあるなメッセージも添えた。マイホーム購入記念というポストを、SNSで目にすることがあるが、特にアメリカではよくあることだという。BuzzFeedの取材にて、ナタリアは、年齢を書くことで誰が見てもジョークだとわかると思っていたという。
しかし…ネットでジョークは通じなかった。
10代という若さでマイホームを手に入れた2人に対して、ネットは怒り、攻撃を始めたのだ。



中には、法的な問題を持ち出して、論破する者も。

ジョー曰く、ナタリアのDMには「バカ」「ビッチ」というヘイトメッセージまで届いているという。ちょっとしたジョークがここまで怒りを生むことに、2人はただただ呆然とした。
ナタリアは言う。「Twitterが、どれだけ人をいじわるにできるかがよくわかった」「ネットいじめは存在する。顔を隠して好き勝手いうのは簡単なこと。だって、彼らに何か影響がでるわけじゃないんだもん」
もちろん、寄せられたのはヘイトメッセージだけではない。「10代の頃なんて、ジュース買うのも四苦八苦してた」など、自身の若い頃と比べたエピソードを返すユーザーもいた。
今回わかったこと。ほんの些細なことがネットいじめのきっかけになりうるという事実。
@nataliamk8 Just shows how the internet can go off for no reason.
「深い意味などなくても、ネットは攻撃的になることがある」
この記事は英語から翻訳・編集しました。