トーマス・ロマンは、日本の東京を拠点に活動しているアニメーターで、2人の息子がいる父親だ。『マクロスΔ』や『スペース☆ダンディ』といったアニメ作品を手がけており、ゲームスタジオにも作品を提供している。
クリスマスの直前、トーマスは息子たちが描く絵が、楽しくクリエイティブであることに気がついたという。感銘を受けたトーマスは、鉛筆や水彩絵の具を使った絵を描きたくなり、息子たちの落書きの1つをイラストレーションに仕上げることにした。
最初に投稿したイラストレーションは2000回以上もリツイートされた。反響に手ごたえを感じたトーマスは、息子たちのお絵描きをプロのイラストへと、次々に変えていった。
「私はデザイナーなので、反復性のある形やパターンを使って作業することに慣れています。子供たちにはこの種のメンタル・ライブラリーがないので、描き方を自分たちで見つけなければならないのです」と、ロマンさん。
「子供たちの描き方はちょっと変で、いびつなことが多いです。彼らは論理やバランスのことも気にしません。息子たちのお絵描きを自分のデザインのソースにして制作をすると、自分一人では決して成し遂げられないような結果を生むことができます」
ロマンさんと息子たちのコラボレーションには、たくさんの賛辞が届いた。反響があまりに大きいので、ロマンさんは描きためたイラストを1冊の本にまとめたいと思っている。
チャーミングだし、かっこいいね。
息子の絵を元に描いたイラストのファンアートが届いたよ。
「本を出せたら、絵を描くことが好きな人たちを元気づけるでしょう。また、親子で一緒に楽しめる本にもなるはずです」と、トーマス。「それを実現させるには、もっと支援が必要になるでしょうね」
この記事は英語から翻訳・編集されました。