父のいない父の日。9歳の少年がとった行動で家族が笑顔になった。

    「人生って結局、どう考えるかなんだって、再確認するようでした」

    名門コーネル大の学生イーサン・ランフィアさん。3人兄弟の一番上。3ヶ月前、父親が家族のもとを去った。

    もうすぐ父の日。母ヘザーさんは一番下のジャクソン君(9歳)のことが心配だった。学校では父の日のカードやプレゼントを作るかもしれないけど、無理に参加しなくていいからと話した。

    でも、弟ジャクソン君はちょっと違う風に考えた。父の日のカードを作り、それを兄イーサンさんに渡した。

    「親愛なるイーサンへ 人間として尊敬しています。あなたのおかげで、いい人間になろうって思えます。愛をこめて、ジャクソンより PS 大好きだよ」

    父の日にこれを受け取った兄イーサンさんは涙をこらえるので必死だった。そして、「大きな笑顔になりました」。

    カードのことは全く知らなかった兄と母。ジャクソン君はひとりでこれを作ったという。

    カードをとても誇りに思った兄イーサンさんはカードをツイートした。「僕たちの父は3ヶ月前に去りました。弟が今日『父の日』ってこれを僕にくれました😭」

    Our father left three months ago. My little brother gave this to me today for "Father's Day" 😭

    1万以上の❤️

    母ヘザーさんにとっても、父の日が、悲しみの日からハッピーな日に変わった。「皆を笑顔にしてくれる素晴らしいイベントになるなんて。持てるものに感謝するってことですね。無い物ねだりしたり、失ったものを嘆くのではなく」。 いまこう思っている。「人生って結局、どう考えるかなんだって、再確認するようでした」

    この記事は英語から編集しました。