【午前9時、大分県臼杵市】社民党・吉田忠智党首

いよいよ決戦
みなさんおはようございます。社民党党首の吉田忠智です。いよいよ決戦の火蓋が切られました。我が同志そして、社民党のエース吉川元候補の2区選挙区勝利にむけての、皆様方のこれまでのご尽力に心からお礼を申し上げます。誠にありがとうございます。
安倍政治を許すのか許さないのか
みなさん、今回の衆議院選挙の争点は大きく2つです。一つは、安倍政治を許すのか許さないのか、これからも続けさせるのか。私たち野党4党、当時は野党4党で憲法53条に基づいて臨時国会開会要求をしました。そして、やっと3ヶ月経って、9月28日に臨時国会が開かれましたけれども、わずか1分40秒。まったく議論が行われないまま、衆議院を解散してしまいました。
国会で議論されなかった様々な問題
森友学園問題、加計学園問題、南スーダンPKOの日報隠蔽問題。丁寧に説明すると言いながら、まったく国会で議論しない。しかも、8月に内閣改造して、仕事人内閣などと言いながら、衆議院を解散した。改めて安倍政権、安倍政治の政治姿勢が問われる選挙ではありませんか。みなさん。
強行された法律
2013年の末には、特定機密保護法。そして一昨年には、戦争法、安保関連法、そして6月には1億総監視社会につながる、共謀罪法を強行しました。まさに立憲主義を踏みにじり憲法をもないがしろにしようとしている、そして、9条まで変えようとしています。
経済政策
そして経済政策、この臼杵でも大分でも、まったく恩恵がないじゃないですか。一握りの富裕層、大企業のために99%の国民、生活者を犠牲にする、経済政策を続けさせて良いのか、そのことが問われています。
沖縄、そして原発……
沖縄では、民意を踏みにじって新基地の建設が強行され、東京電力福島第一発電所のあの事故の反省も教訓もなく、また何事もなかったかのように原発を再稼動して原発を進めようとしている。そうした、安倍政治を続けさせるわけにはいきません。この選挙で、安倍政権を退陣に追い込もうではありませんか。みなさん。
憲法9条改正
争点の2つ目、憲法です。憲法改正が大きな争点に浮上しました。とりわけ憲法9条。安倍総理は9条に自衛隊を明記する。そのために、憲法改正の国民投票をしたいと明言しました。憲法9条に自衛隊を書き込むことは一昨年の憲法違反の戦争法、安保関連法にお墨付きを与えることになります。日本の自衛隊がアメリカ軍と一緒に世界中を行って武力行使をすることにつながる。この憲法9条は、アジアのみなさん、世界の皆さんとの信頼の証です。この日本の平和を守っていけたのは間違いなくこの憲法9条ではありませんか。みなさん。
憲法9条を変えさせない、その民意を広げていく。憲法9条、改憲を阻止して、憲法9条を生かす戦いをしていく、それが今回の争点の2つ目であります。
憲法を生かす政治を
社民党は、今回の選挙で憲法を生かす政治、国民生活最優先。このことを前面に掲げて戦います。非正規労働者が2000万人を超えました。貧困層が増えました。先の9月の県南地域の豪雨災害、7月の北地域の豪雨災害、東日本大震災の被災者のみなさん。憲法13条、幸福追求権はおろか、25条の生存権をも保障されていない現状があるのではないでしょうか。
働く人が安心して働ける法整備を
労働法制の改悪をゆるさず、そして働く人が安心して働ける。そうした法整備をしっかり進めてまいります。不公平税制をおきざりにしたまま、介護、年金、医療の改悪が進められています。今年度の予算、社会保障の自然増を1400億円も圧縮しました。こうしたことを許すわけにはいきません。そして、地域、地方、少子化はなかなか困難な課題ではありますけれども、過疎化、都市部への人口集中は、これは、行政の責任です。政治の責任です。
規制緩和をすすめて、新自由主義に政策をしっかり進めてきたこと、行財政改革を進めて、自治体議員の数を減らして、市町村合併などを進めてきたこと。傷口に塩を塗るような規制緩和を続けてきました。そうした流れをとめて、まさに地域で安心して子育てができて、職を得て、安心をしていきいきと生活できる。そうした状況を作っていかなければなりません。
社民党は、社会的に厳しい方々、働く人、子ども、女性、高齢者、障害者、そうした方々を大事にする政策を全面的に訴えてこの衆議院選挙を戦います。
吉川元候補の応援
吉川元候補は2期5年間、地域を本当にきめ細かく回って、そして、総務委員会や文部科学委員会で国会議員の中でもトップクラスの質問をしてきました。重野安正の後継者として、その役割を立派に果たしてこられた。そのように思います。みなさんそうじゃありませんか!党派を超えて、保守の皆さんからも高く評価をいただいている。
吉川元候補、今度はぜひ、3度目の正直。この大分2区選挙区で勝たせてください!この大分から吉川元候補、選挙区で当選していただいて、そして、この地から、社民党、再建再生の狼煙をあげていきたいと思います。
吉川元候補の勝利、そして社民党の議席増にむけての、皆様方の特段のご支援と取り組みを、お願い申し上げまして、私からの激励と連帯のご挨拶とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。