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【全文】立憲民主党・枝野幸男代表が第一声

衆議院議員選挙が10月10日、公示された。12日間の選挙戦の最初に各党の党首が語ったことを、全文そのまま掲載する。

仙台で第一声

立憲民主党代表の枝野幸男です。そして、ご当地東北大学出身、仙台は私の青春のふるさと、枝野幸男でございます。この仙台で立憲民主党としての、党としてのこの選挙の第一声をみなさんにお訴えできること、大変うれしく思います。ありがとうございます。

新党立ち上げ

まっとうな暮らしを取り戻したい、そのためにはまっとうな政治を取り戻したい。そんな思いで、選挙に間に合うかなと不安でした。でも、今立ち上がらないといけない、そんな思いで、一週間前です。新しい党の結成をよびかけさせていただきました。

今日こうして、岡本章子さんを始め、たくさんの仲間とこの選挙戦にいどめることを本当にうれしく思います。

どうなるかわからない厳しい道を一緒に選んでくれて、戦ってくれる仲間を、それを支え後押ししてくださるたくさんのみなさんにまずは心より御礼を申し上げます。ありがとうございます。

30年以上前、大学に通っていた頃……

私が東北大学に通っていた頃、30年以上前になります。たしかに生活が厳しくて奨学金をもらって学校に通っている仲間もいました。でも本当に一部でした。ほとんどの人が、うちの両親もそうだったと思いますが、親御さん、いろいろ苦労しても、ローンを組まなくても学校に行けました。学校を卒業して、就職をするというのは、正社員になるというのが当たり前でした。

あれから30年、希望すれば意欲があればちゃんと学べる、仕事をする、就職をするというのは、正社員として働く、こんな当たり前のことがいつ変わってしまったんでしょうか。こんな社会で皆さん、本当にいいんでしょうか。

希望を持てない若者を作ってしまったのは誰なのか

景気がよくなるはずないじゃないですか。ただでさえ若者が減っているんです。年収100万、150万。いつクビになるかわからない非正規雇用。ローンを組んで自動車を買えますか。ましてやローンを組んで家を買えますか。恋愛をして希望をすれば家族を持って子供を産み育てる。そんな希望をもてますか。そんな希望なき、そんな夢のない、持てない若者を作ってしまったのは誰なのか。なんなのか、政治ではないか。

格差を拡大させ、強いものをより強くしたけれども、どんどん分厚い中間層と言われるものが崩れていった、壊れていった。労働法制をむやみやたらに緩和した。強いものをより強くする。そちらに偏った経済政策をすすめていった。自己責任、自由競争、確かに社会のベースはそうですよ。

でも、自己責任だけではどうにもならないことはどなたの人生にも必ずある。自由競争だけでは社会が回っていかない。だから、政治があるんじゃないですか。政治が自己責任を煽る、自由競争を煽る。それは政治の責任放棄ではないでしょうか。

永田町都合の内向きな政治

こんな政治で壊されてきた、私たちの社会や暮らしを取り戻さなければならない。もう残された時間はそんなに多くないんじゃないか。少子高齢かが進む、格差が拡大して社会が分断をされていっている。もう限界じゃないのか。まっとうな暮らしを取り戻したい。そんな思いで党を立ち上げました。

そして、まっとうな暮らしを取り戻すには、政治がまっとうにならなければならない。おかしいじゃないですか。政治は一握りの人たちが、上から自分のために権力を弄ぶ。自分の都合で国民に自分の価値観を押し付ける、それが民主主義なんでしょうか。それが政治なんでしょうか。

森友問題。加計問題。権力の私物化。情報を隠し、ごまかし開き直る。安保法制、特定機密保護法、そして、共謀罪。国民の大きな反対の声があっても、ろくな説明をしようとせず、説明して説得して納得してもらおうという努力もなしに、今数をもってるから何をしてもいいんだ。これが本当の民主主義でしょうか。

永田町の都合で政治の内向きの発想で、国民の離れたところで物事が進んでいる。だから、多くの国民の皆さんも政治をあきらめつつあった。これでは国民の暮らしを立ち直らせることはできない。まっとうな政治を取り戻し、まっとうな暮らし取り戻すために新しい受け皿が必要だ。そんな思いで立憲民主党を立ち上げさせていただきました。

上からの政治を草の根からの政治に変える

右とか左とかそういう時代ではありません。上から目線で国民に言うことを聞かせるんだ。こういう上からの政治を、草の根からの、国民の声に基づいた政治へと変えていこうではありませんか。

強いもの、豊かなものをより強く豊かにすれば、そのうちみんな引っ張りあげられるでしょうという、上からの政策を、暮らしをしっかりと下支えして、下から押し上げていく、

新しい下からの暮らしからの政策へ変えていこうではありませんか。右か左かではない。上からの政治を、草の根からの政治と政策に変えていく、そのための第一歩、大きな第一歩をこの衆議院選挙で踏み出させていただきたいと思うんです。

全国に78人の立候補者

岡本章子さん、年がばれちゃうんですけど、同級生なんです。大学の。学部違いなんですけど。

市議会にでられた時からいずれ国会で一緒に仕事をしたいなと思っていました。時々声かけてました。でもこんな一番厳しい時に立ち上がってくれるとは思っていませんでした。でも厳しい時に決断をして、立ち上がってくれた、何よりも本物の証拠じゃないですか。みなさん!なんとしてでも岡本章子さんを、これまで宮城県は、仙台は、昨年の櫻井充さんの参議院選挙、そして、過日の郡和子さんの市長選挙、本当に幅広いみなさんが党派を超えて、市民の皆さんの声を受け止めて、勝利をつかんでくれました。

時間は足りない短時間の戦いですが、そうして積み重ねていただいたみなさんの力を、そして岡本章子さんがこれまで、市議会市政の中で示してきた実績と、それがしっかり合わされば私は勝てると確信していますが、みなさんいかがでしょうか。

立ち上がったばかりの党で、それでもギリギリこの一週間で78人。我々の仲間が全国で立候補してくれました。一人でも欠けると私が今訴えたことを、国会の中で前に進めていくパワーが足りません。東北の3人、3人とも皆さんの力で国会に送ってください。私はそうした仲間とともに、そして誰よりも、今回の一連の動きの中で「枝野立て」と背中を押していただいた、そして立ち上がったばかりの立憲民主党に大きな期待を寄せていただいている、その国民の皆さんとともに、前へ進んでいきたいと思っています。

厳しい戦いですが、みなさんの力があれば、必ず岡本章子さんも、そして、立憲民主党も勝ち抜いていけると確信しています。みなさんとともにこの選挙戦を戦い抜きます。私にはあなたの力が必要です。どうぞよろしくお願いいたします!ありがとうございます。


BuzzFeed Newsは、自民希望公明共産日本維新社民日本のこころの各党党首による第一声全文を載せた記事を配信しています。

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