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SF作家が50年前に予言した2014年が、恐ろしいほど当たってた件

こりゃヤバい。

著名なSF作家、アイザック・アシモフは1956年、もし2014年の万国博覧会に足を踏み入れたら何があるだろうか、と予想した。未来のテクノロジーを思い描く天才の予想は、驚くほど正確であると同時に、すこしばかり気がめいるものだった。

「人々は自分によりよく合う環境をつくり出すために、自然から離れて、引きこもり続ける」

「自動調理機が発明され、水を加熱し、それをコーヒーに変える」

「食物を半ば調理したランチやディナー全体が、加工の準備ができるまで、冷凍室に保管される」

「2014年の電化製品には、電源コードはもちろんない」

「『ロボット脳』を持つ乗り物の設計に、多くの労力が割かれる」

「目的地を設定し、人間の遅い反射神経にジャマされることなく、目的地へと進むだろう」

「接触がほとんどない交通機関に、ますます重点が置かれるだろう」

「2014年までには無人の宇宙船だけが火星に着陸していますが、有人の探検は準備中で、2014年にはフューチュラマが精巧な火星植民地のモデルを示すだろう」

「短い距離の移動に関しては、動く歩道 (どちらかの側にベンチがあり、真ん中に立つだけの空間がある)が街の中心に置かれるだろう」

「2014年には、世界の人口は65億人になり、アメリカの人口は3億5千万人となる可能性が高い」

「静止衛星が空中にとどまることで、地球のどこへでも、直通電話をかけられるようになる」

「コミュニケーションは視覚と音になり、電話の相手の声を聞くだけでなく、相手を見ることになる」

「2014年の万国博覧会で人気の展示は、実物大に作られた3Dテレビで、バレエの公演を見ることになるだろう」

「未来の学校では、テレビと映像教材が教育プロセスで重要な位置を占めているだろう」

「2014年にはロボットは一般的でなく、それほど優れたものでもありませんが、存在はしている」

「西暦2014年の世界では、ルーチンワークについて、人間よりも機械の方が優れている。人類は、主として機械を監督する種族になっているだろう」

「だが、それでも人類は退屈という病にひどく苦しむ」

「どんな種類であれ創造的な仕事にたずさわる幸運な数少ない人々が、人類の真のエリートになる。その人たちだけで、機械のために働くよりも多くのことを成し遂げるからだ」

「西暦2014年についての最も憂鬱な予測。それは、余暇を強制される社会において、『仕事』という単語が最も輝かしいボキャブラリーになってしまう、ということだ」

だが、アシモフは何もかも正しかったわけではない。

「圧縮空気で自動車が幹線道路から離陸する」ことはなく、2014年は去っていった。 アシモフはまた、ボストンからワシントンまでの東海岸全体が合併して、大きなメガシティーになるだろうと予測したが、これも現実のものにはなっていない。そしてなにより、2014年に万国博覧会はなかった。

それでもアシモフの予想は、上出来なのだが。

この記事は英語から翻訳されました。