back to top

知っていますか? どうしてトイレットペーパーを使う国と使わない国があるのか

あなたなら、どの方法がいいだろう?

気になった私は、この永遠の謎を解くべく調査した(読者も同じ気持ちだといいのだが)。

giftrunk.com

ご参考までに、トイレットペーパーは欧州全土、米国、そして東アジアの多くの国で好んで使われている。いっぽう、東南アジアの多くの国と南欧の一部の国では、水が好まれている。

まず、トイレットペーパーが登場する前には何が使われていたのかを見てみよう。

London Express / Getty Images

トイレットペーパーを使ったという記録でもっとも古いのは6~8世紀の中国のものだ。ほかの地域では、裕福な人々が羊毛やレース、麻などを使っていたという記録が残っている。

そんなお金がなかった人たちは、枯葉やトウモロコシの芯、棒や石、さらには自分の手など、さまざまなものを使っていた。

広告

アメリカで梱包されたトイレットペーパーの販売が始まったのは、1857年以降のことだ。

Mac Gramlich / Getty Images

それ以前のアメリカ人たちは、1818年ごろから流通し始めた、商品カタログの「シアーズ・カタログ」や、農民向けの暦の本「ファーマーズ・アルマナック」の吸水性のあるページを使っていたことが知られている。のちにファーマーズ・アルマナックは、購読する人が使いやすいように、各号の隅に切り取り用の穴をあけるようになった。ページを破り、内容を読んでから拭く、という順番で使ってもらうことを願って。

先述したように、1857年以降に梱包されたトイレットペーパーの販売が始まったが、アメリカで「トゲトゲしない」と保証されたトイレットペーパーが販売されたのは1935年のことだ。つまりアメリカでは、拭いてもお尻が痛くならないトイレットペーパーを使い始めてから100年もたっていないのだ。覚えておこう。

トイレットペーパーが好まれてきたのは、気候的な理由もあるようだ。

HBO / Via gifs-planet.com

北欧の国の多くは、ほぼ1年を通して寒い。従って、水で洗うということは無理だった。そして、温水が出るようになった21世紀の現在でも、昔から受け継がれてきた紙で拭く習慣が続いているわけだ。

Q&Aサイト「Quora」に載っているこちらの説明が、大変わかりやすくまとまっているのでご紹介しよう。

Quora / Via Sanjay Nandan

「パンツの中にクラッシュアイスを入れてみれば、それがどういうことか身をもって体験できるだろう」

まさにその通り!やってみたわけではないが、この人の言う通りだろう。

広告

だが実は、気候というよりは歴史に関係していることなのかもしれない。

BBC

ニューヨーク大学のハーヴェイ・モロッチ教授は、「アメリカ人のその習慣はイギリス人がもたらした」と考えている

18~19世紀に、イギリス人はパリで初めて「ビデ」と出会った。パリは、イギリス人がより色っぽい生活を送るために向かっていたところだ。そしてビデは、パリジャンが通う売春宿や売春行為と結びつけて考えられるようになり、この考え方がアメリカにも伝わった。

「アメリカの生活慣習の多くは、イギリス人がもたらしたものです」とモロッチ教授は語る。

だが、ちょっと待ってほしい。トイレットペーパーの代わりに水を使う国は、何が何でも水がいいと思っている。

BuzzFeed India

「たくさんの人たちが、肛門が汚れたまま、自分のお尻はきれいだと信じて街を歩いているなんて、ちょっと理解に苦しみます」と語るのは、<『トイレの話をしよう~世界65億人が抱える大問題』(邦訳:NHK出版)の著者ローズ・ジョージだ。

「乾いたタオルで拭くのは、シャワーを浴びることとは違いますよね。それなのにどうして、乾いたトイレットペーパーで、お尻がきれいになると考えるのでしょうか」

この記事は英語から翻訳されました。翻訳:浅野美抄子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan