産後の体は、奇跡の証。ママたちがリアルな体を見せてくれました

世界のいろんなお話を届ける「ベッドタイムストーリー」。妊娠中の女性の体の変化について語られることはあっても、出産直後の変化についてはあまり耳にしない…。そこで今回は、世界の先輩ママたちにリアルな産後の姿と体験談をシェアしてもらいました。

Design by Emi Tulett / BuzzFeed

妊娠線、皮膚のたるみ、戻らない体重。

buzzfeed.com

産前・産後で体は変化します。

大っぴらに語られることがなくても、産後の体の変化に悩んでいる女性は多いもの。体の変化は三者三様で、産後の状態や悩みは人それぞれ異なるかもしれませんが、だからこそみんなで体験を語り合いたいと思います。

「私の産後はこうだったよ」産後の体のリアルな画像と一緒に、世界のBuzzFeed読者から、14人のママたちに語ってもらいました。

1. 6年で4回目の出産、産後5日目

buzzfeed.com

4人目の赤ちゃんは黄疸（おうだん）が強くでて、病院にとんぼ返り。

ちゃんと産んであげられなかったという気持ちでいっぱいになって、自分の体が憎くてしょうがありませんでした。気持ちはそのまま体にあらわれ、母乳は出なくなり、涙は止まらなくなりました。

幸運だったのは、比較的すぐにこの気持ちから抜け出せたこと。赤ちゃんが無事に退院したことで、体も気持ちも落ち着いていきました。

今は、子どもたちを産んだこの体に感謝しています。前とは違う目で自分の体を見るようになり、今まで以上に愛おしいです。

—Vbunton

2. 産後数時間のリアルな姿

@mothertougher / instagram.com

メッシュの下着、乳首パッド、目の下にはクマ。体はすぐには元に戻らないけど、そういうものです。この体で6人を産みましたから。

ママたち、もっと自分で自分を評価すべき！

早期回復は確かに素晴らしいけど、体の声を聞き、必要なだけ時間をかけゆっくり回復するのも大切です。

いつまでに回復しないとなんて思わなくていいんです。誇りを持ちましょう。1人の人間を作り、産み落とし、そしてこれから育てていくんですから。

産後の話はしにくいと言う人が多いのはなぜでしょうか。そこ、変えていかないと！ 隠さなくていい！

出っ張ったままのお腹も妊娠線も、たるんだ皮膚も一緒に誇りもっていきましょうよ！

私はプライドもっていくぞ💪🏾ゴチャゴチャ言ってくるヤツに付き合ってる時間はない🥴😩🤣

（トロイ・ミシェルさんのインスタグラムアカウントはこちら：@mothertougher）

3. 産後2週間：ネットの情報をうのみにするな

@shaniciaboswell / Instagram: @shaniciaboswell

ネットを見ていると、出産後すぐに妊娠前のジーンズをはけるように思ってしまいますが、まったくそんなことはなく…。現実はこれです。

産後2週間、膀胱の収縮、お腹の腫れ、色素沈着…。大事なのは、それでもなおママたちは綺麗だということ。

代理出産も出産も同じ、心からの達成感を得ました。6人の子どもを産み、7人目妊娠中の今、再びこの世に命を授けることができるという思いに感謝しています。

母性にはいろいろな形があり、そのどれもが美しいものです。心が満たされます。

忘れないで、あなたはワンダー・ウーマンだということを！

@Instagram: @yeyo.photography

Dr. ヴァーネッタ・カウンツさんは、2018年から代理母を数回務めています。

彼女のインスタグラムアカウントはこちら：@dr.vernette

4. 母になって知った、母の強さ

buzzfeed.com

若い時、妊娠線だらけの母親のお腹を見て、「どうしたんだろう？」と思っていました。

あの頃は母の強さ、犠牲、費やした時間について、まったくわかっていませんでした。それは母が2人の子どもを産んだことでできたものだと、気付いていませんでした。

母のお腹の線が何なのか、ようやくピンときたのは自分が2人の赤ちゃんを産み、鏡を見たときのこと。

そこに映っていたのは、母と同じお腹でした。2人の愛おしい子どもたちを産んだ印、美しい印のあるお腹。

鏡で自分のお腹を見れば見るほど母のことを思い、母と同じお腹が誇らしく思えてきます。私の出産の前に、母の出産があったんだなとつながりを感じます。

—moments_of_musing

5. 産後3日目：促進剤、分娩開始から38時間、帝王切開

buzzfeed.com

促進剤を使い、38時間にわたる格闘の末、最後は帝王切開へ。今まで経験したことがないような出来事でした。

最初はまだ大丈夫だと思えましたが、陣痛が強くなるとパニックに。麻酔が怖いなんてのは序の口、そこから心拍が3度も急に低下したことで帝王切開に切り替えました。

お腹の赤い腫れは、外科用接着剤に対するアレルギー反応です。背中は、貼っていたテープ負けで大きなバッテンマークに腫れています。

出産からしばらくは辛かったけど、娘は最高の宝物！

—kbaker86kb

6. 産後の体を恥じて15年

Instagram: @sereneradianceyoga

第一子を妊娠したのは20歳の時。妊娠について何もわかっておらず、本を読んだりネットを漁ったりして調べました。

妊娠中から出産までは赤ちゃんのために出来る限りヘルシーなことをして過ごしました。しかし、問題は産んだ後。誰も教えてくれませんでしたから。

妊娠前とは大きく変わってしまった自分の体、体重は増え、妊娠線ができました。自分の体じゃないような気がして、恥ずかしいと思うようになりました。

産後15年、体重が減っても、第二子を産んでまた体重を元に戻しても、妊娠線やたるんだ皮膚をずっと恥じてきました。

そんな気持ちが変わったのは、ヨガと瞑想を初めてから。自分自身を責めずに向き合うことを学んだからです。

私の体は、健康で愛する子どもを2人産んだ証だと思えるようになりました。

産後の体は新たな命を授けた証拠であり、世間が決めた美になんて目を向ける必要はないと気がつきました。

そこから少しづづ、セルフケア・セルフラブを練習して自分の体への考えを変える努力をしていきました。

今は自信を持ってビキニだって着ています。自分の体を恥ずかしいなんてもう思わない！

産後の体を受け入れられず悩むたくさんのママたち、「普通」に惑わされないで。みんなこうだった、なんてものはないんです。

みんなそれぞれ違う、それを自分の個性的な美しさだと思って受け入れて、楽しめるようになるといいです。

（サブリナ・イーウェルさんのインスタグラムアカウントはこちら：@sereneradianceyoga）

7. 産後24時間：産後うつになるなんて思ってなかった

buzzfeed.com

産後24時間の写真を撮ったときは、この後赤ちゃんがNICU（新生児集中治療室）に入るなんて思ってもいませんでした。

息子は無事に退院しましたが、私は産後うつと不安でセラピーに通っています。

それでも息子が愛おしくてたまらないし、息子のためにもう一度出産しろと言われたら、迷わずやります。

—Kt080319

8. 産後7日目：息子と

buzzfeed.com

息子が生まれて7日目。赤ちゃんはもうお腹の中にはいないという事実に、まだ戸惑っていました。息子を腕に抱いていても、ついお腹を摩って体動を探してしまうような状態でした。

9カ月の妊娠期間を経て、再び自分の体が自分だけのものになったことに馴染めていなかったのかも。

授乳を重ねるうちに、かつて赤ちゃんがいたお腹が、今は息子の体を受け止めるクッション代わりとなりました。授乳による胸の痛みと腫れが、現実を受け入れるのを助けてくれて、やがて穏やかな気持ちになっていきました。

—Bisforbandit

9. 産後36時間：帝王切開後

buzzfeed.com

術後、吸引器（陰圧閉鎖療法）とガードルをつけています。

—madisonm484115609

10. 「妊娠タトゥー」という呼び方

buzzfeed.com

妊娠によってできた跡「妊娠タトゥー」を好きになる努力をしています。

ずっとスポーツをしていてスリムだった体は、今は妊娠線つきのぽっちゃりに。

すべてはかわくて愛おしい男の子のためだったと思うと、何も惜しくはありません。

—FletcherLT

11. 産後4日目：緊急帝王切開

buzzfeed.com

産後1年たっても、お腹のでっぱりは完全には戻らず。でも、愛すべき子どもがここにいたのだと思えば、そんなお腹も嫌いになんてなれません。

—kime4f97c7c6d

12. 20時間を超えるお産と緊急帝王切開後

buzzfeed.com

赤ちゃんの頭はとっても小さいのに、私の骨盤には大きすぎました。

—ValancyJane

13. 産後4日目：再入院

buzzfeed.com

帝王切開による出産から4日後、産後の高血圧で再び入院しました。足のむくみが酷かった。

写真左は産後4日目、右は7日目で、ようやくむくみがひいてきた頃です。

—kmiller5

14. 産後20分：ヘトヘトでも幸せ

buzzfeed.com

帝王切開で出産し、傷口を縫ってから20分後の写真。2人目の赤ちゃんと。

疲れ果てて、傷口が腫れて痛かったけど、幸せいっぱい。

—erikah405df5e24

シェアしてくれてありがとう！

CBS

ママたち、産後の道のりを共に歩いていこう！

海外のいろんな“ストーリー”を配信中！

Design by Emi Tulett / BuzzFeed

特集「ベッドタイムストーリー」

スマホを片手に過ごす何気ないひととき。SNSを眺めたり、大好きな動画を見たり、ベッドでのんびりと過ごす時間は最高のリラックスタイムです。でも、たまには今まで知らなかったような世界にも触れてみたい。

そこでBuzzFeedでは、世界で起きた海外のさまざまなストーリーをご紹介。

信じられないような話から背筋がゾクッとする奇妙な話、新しい発見や価値観に気づける話まで、ベッドの中のちょっとした時間に読めるお話を集めました。

笑いや感動、学び、発見……自分の世界がちょっぴり広がって、だれかに伝えたくなる一本をお届けします。

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳：soko ／ 編集：BuzzFeed Japan