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世界のパパ・ママたちに聞いた、育児休暇の”普通”。

「子供が2歳になる前に仕事に復帰すると、世間から悪い母親だと見なされます」。

1. 「子供が2歳になる前に仕事に復帰すると、子供の世話を嫌う悪い母親だと世間から見なされます」

Cegli / Getty Images

育休は2年とりました。5か月は職場から給料が出て19か月は健康保険から出ました(ハンガリーでは誰もがもらえるものです)。平均で給料の80%の金額を受け取りました。

子供が2歳になる前に仕事に復帰すると、世間から子供の世話を嫌う悪い母親だと見なされます。

私はまだ復帰していません。難しい状況です。子供と過ごすのはすばらしいけれど、取り残されてる感じもします。質の高い保育サービスはないし、私の仕事はパートや在宅ではできないものです。仕事を変えることを計画中です。

—匿名, 32, ハンガリー

2. 「ジャカルタには職場から自宅へと母乳を届けるバイク便サービスもあるので、働きながら赤ちゃんに母乳を飲ませることもできます」

Herianus / Getty Images

給料全額支給の4か月の育休をとりました。インドネシアの法律では3か月の全額支給休暇が義務づけられています。残り1か月は会社から与えられました(私は外国人です)。

復帰はとてもうまくいきました。私の会社では徐々に復帰することが認められているので、最初は4時間だけ働いて、徐々に8時間に増やしました。会社は柔軟で、私の求めに理解を示してくれました。

東南アジアは母親の育児休暇と給付に関しては世界トップクラスです。職場にはすてきな保育室があって、冷蔵庫や滅菌器もそろっています。ジャカルタには職場から自宅へと母乳を届けるバイク便サービスもあるので、働きながら赤ちゃんに母乳を飲ませることもできます。

—Cara, 39, インドネシア, マーケティング管理者

3. 「帝王切開の24時間後にはメールの返信をして、4日後には事務所を開いて、ひどい痛みなしで歩けるようになってすぐに現場へ戻りました」

Fizkes / Getty Images

帝王切開の24時間後にはメールの返信をして、4日後には事務所を開いて、ひどい痛みなしで歩けるようになってすぐに現場へ戻りました。月給で働いているので、休みをとっている間は給料をもらえました。厳密にいえば、私がそれを負担したのです。というのも私が事業主なので。

精神的にも肉体的にも働くべきでない時からすでに働いていたことは確かです。残念ながら他に選択肢があまりなかったのです。カナダでは事業主は長期的に見るとぼったくりである雇用保険 を選択しないかぎり、育休をとったり育休中に給料を受け取ったりできません。私のビジネスは私抜きでは成り立たないので、赤ん坊を連れて仕事をしています。バランスが取れていないのです。2つのフルタイムの仕事を同時にこなしている状態です。

私たちは頑張って乗り越えましたが、母乳をあげることは難しかったし、たくさん泣きました。母親業だけに専念できたら、子供との絆をつくるのはもっと楽だったと思います。

—Zoe, 28, カナダ, 事業主、住宅デザイナー

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4. 3歳で養子に迎えた息子に「私たちはあなたを捨てたりしない」と時間をかけて伝えることができました。

Professor25 / Getty Images

2016年3月17日に里親に選ばれたという連絡を受けました。2016年4月22日に息子と対面し、4月29日に家へ連れ帰りました。その後37週間を費やして、私たちは3歳の息子を知り、彼と心を通わせました。

私がとれた育休は37週だけでした。生物学上の母親は52週間の育休をとれます。その37週間は雇用保険が支払われました。 夫も教師なので、夏休みがありました。夏休みは3人家族として一緒に過ごしました。追加の育児休暇はとらずに済みました。

息子は賢くて面白く、とっても自立心旺盛な子供で、私たちは息子を心から愛しています。育休のおかげで、3歳で養子に迎えた息子に「私たちはあなたを捨てたりしない」と時間をかけて伝えることができました。そしてできるだけ優れた親になる方法を学ぶ時間をくれました。

—Michelle, 39, カナダ, 教育関係

5. 「夫は育休をとりましたが2週間しか許可されませんでした。それにはむかつきました。私が長い育休をとるはめになったからです。キャリアに影響が出るかもしれません」

Fatcamera / Getty Images

16週の育休を取得中で、今はその半分あたりです。給料は雇用主から全額支給されています。希望どおりの休暇をもらえました。法律で義務づけられている以上の期間です(全期間、給料を支払うことも法律で義務づけられてはいません)。でも私は上司とCEOととてもいい関係を築いていました。そのため、私の仕事を代わりにこなしている人たちに電話やメールでアドバイスをするという条件で、とても協力的でした。

早く復帰するようにというプレッシャーと長く休むようにというプレッシャーの両方を感じています。上司は同意してくれたし、彼に公正を期して言えば、早く復帰しろとプレッシャーをかけられたことはまったくありませんが、職場の雰囲気に暗黙のプレッシャーを感じるのです。みんなが私を非難しているような感じがします。ただの気のせいかもしれませんが。一方で、何人かの友達や親戚、無関係の知らない人から、もっと育休をとるべきだ、今は仕事に力を入れるべき時じゃないと言われます。

夫は育休をとりましたが2週間しか許可されませんでした。それにはむかつきました。私が長い育休をとるはめになったと今でも感じています。キャリアに短期的な影響が出るかもしれません。一方夫は年次休暇をとっただけです。

—匿名, 32, シンガポール, ヘッジファンド勤務

6. 「育休は夫婦で半分ずつとることにしました。子供には私たち2人それぞれとできるだけ同じ長さの時間を過ごしてほしかったからです」

Lacheev / Getty Images

育休は医者である夫と半分ずつとりました。それぞれ10か月です。その期間はずっと給付がありました(本来の給与額の90%)。政府が一定額の80%までを負担し、雇用主が残りを最大90%まで負担します。私は学生なので、今も家にいながら公金を受け取っています(金額は最後に勤めた仕事によります)。

育休は夫婦で半分ずつとることにしました。子供には私たち2人それぞれとできるだけ同じ長さの時間を過ごしてほしかったからです。また彼は最初の1か月間を家で過ごして、私と一緒に母乳の飲ませ方や赤ちゃんとの暮らし方を学びました。 私たちにとって本当に、本当に重要な1か月でした。特に産後鬱になっていた私にとって大きな1か月でした。

今は赤ちゃんを昼間預けて学校に戻っています。毎日少しずつ適応しています。妥当な育休が議論されるだけでなく実際に法律化されている国で暮らしていることが本当に幸せです。子供と一緒に過ごせて、しっかりした絆を築いて、子供の自己形成の安定した基礎を築くことができます。

—Anna, 31, スウェーデン, 医学生

7. 「妻の出産のとき、3日間だけ休暇をとりました。当時のことについて、時々ものすごく罪悪感を感じます」

Omgimages / Getty Images

私は3日しか休みをとりませんでした(そのうち1日は待機日でした)。給料は出ました。

子供が生まれる3週間前に新しい仕事を始めたばかりだったのです。すごくきつい仕事で、たくさんの細かいことに直接の責任があったため、自分の子供に専念することができませんでした。仕事へ戻るようにという強烈なプレッシャーを感じました。息子が新生児だったころの父子の絆にすごく悪い影響があったと思います。

妻は専業主婦です。夫婦関係も険悪になりました。支援が非常に重要である生後3か月の間、仕事のために妻を十分にサポートできなかったからです。

振り返ってみると、あれは彼女にとってこれまでで一番きつい経験だったかもしれません。専業主婦として、仕事で忙しい夫から最小限のサポートしか受けられずにいたのです。他の誰にもこんな経験はしてほしくありません。当時のことについて、時々ものすごく罪悪感を感じます。家族を養うためだったとしても正当化できないことです。

—匿名, 30, アメリカ, NPO勤務

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8. 「父親が長く育休をとることで若い女性のキャリアの見通しがよくなります。子育ては女性だけの”責任”ではないのです」

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育児休暇は1年4か月で、ずっと給付がありました。3か月は給料、その後は公金です。父親は3週間の有給の休暇とさらに1.5か月の有給の育休をとることができます。夫は両方とりました。

フィンランドでは父親の育休をスウェーデンと同様のシステムにして増やすことが盛んに議論されています。父親と子供の絆を築くことができるので、重要なことだと思います。それに父親が長く育休をとることで若い女性のキャリアの見通しがよくなります。子育ては女性だけの”責任”ではないのです。

子供が1歳未満のときに仕事へ復帰すると、大勢の人から悪い選択だと思われます。でも子供がもっと大きくなると世間に受け入れられるようになります。私の母は家にいることにとてもこだわっていて、3歳未満の子供をデイケアに預けることに反対でした。

私は専業主婦タイプの母親ではありません。仕事や、仕事における知的な挑戦を愛していますし、大人と話したり大人同士の問題に取り組んだりするのが好きです。子供たちのことは世界で一番愛していますが、毎日24時間一緒にいたら頭がおかしくなってしまいます!

子供が3歳になるまで家にいるという選択肢がフィンランドにあることをすばらしいと思います。それを実行している親には頭が下がります。働く母親として色々とやりくりするのは難しいこともありますが、絶対にあきらめることはありません。

—Maija, 33, フィンランド, 労働組合チーフネゴシエーター

9. 「2年間の育休をとることが普通で、それを好きなようにシェアできる国に住んでいてとても幸運です」

Monkeybusinessimages / Getty Images

1年間の育休をとりました。給料の80%が支払われ、公的健康保険の適用を受けました。もっと長く取りたかったのですが、夫も1年間の育休を取りたがったのです。

彼は今、14か月の育休をとっています。オーストリアでは子供が2歳になるまで育休をとることができ、それを夫婦で分割することができます。選択したファイナンシャルモデルによっては、育休期間の一部は無給付になります。私たちの場合は夫の会社から認められましたが、これほど長い育休は非常にまれです。ほとんどの男性の育休は1~2か月です。

私の職場復帰はとてもスムーズにいきました。仕事はこれまでの8割で、フレックスで働いています。復帰前に最小限の雇用契約で働いていたことが、準備にとても役立ちました。でも夫が今楽しんでいる、時間に融通がきく生活と子供との時間をうらやましく思います。

2年間の育休をとることが普通で、それを好きなようにシェアできる国に住んでいてとても幸運です。融通がきくし、私たちの育児スタイルに合っていると思います。

—Rachael, オーストリア, リクルート関係

10. 「育休がもっと男女平等であればと思います」

Portra / Getty Images

妻は出産して育児を主に担っています。まだ給付つきの育休中です。私の育休は3週間で5日間は会社から給料が出ました。これ以上、私が無給で育休をとることは経済的に難しく、会社もそれ以上の育休を認めなかったでしょう。復帰しろというプレッシャーを感じました。その仕事を始めて間もなかったので、なおさらです。育休を認められただけでも本当にラッキーでした。

仕事へ戻るのは大変でした。妻は、いつも私に午後に帰宅してほしがったからです。私は常に疲労と闘っていました。職場のほとんどの人は、家庭で子育てを主に担ってきた人たちです。家庭での子育てを主に担っていない私への職場の人たちの態度はとても否定的でした。

オーストラリアで育休がもっと男女平等であればと思います。生物学的な親でないと、実質的に政府や職場からの給付付きの育休は取得できません。もっと家で過ごす時間があったら、子供との関係を築く助けになったのにと思います。

—Shona, 28, オーストラリア, 教師

11. 「ここでは3年の育児休暇が一般的です」

A-poselenov / Getty Images

ここでは3年の育児休暇が一般的です。娘は現在2歳4か月です。

大学を卒業した翌月、私はロシアで30週間の産休に入りました。その時は正式には働いていませんでした(在学中に英語を教えたりはしていましたが)。そのため出産給付金は最低金額に基づいたもので月額7000ルーブル(当時約1万4千円)ほどでした。毎月2800ルーブル(約7千円)受け取りました。1年半後、18か月間もらえる別の給付金に申し込むことができます。金額は笑えるほど少なくて、月50ルーブルです。米ドルに換算すると1ドル以下です。ほとんどの母親は面倒なので申し込みません。

モスクワ市民は、他に出産時に50,000ルーブル(約9万7千円)の一時金を受け取れます。すべての人が政府から受け取る一時金は約15,000ルーブル(約3万円)です。第2子以降は金額が増えます。

無料でミルクやベビーフードを提供する場所が至る所にあります。家計費の節約にとても役立ちますが、缶詰の豆が嫌いな子もいれば、アレルギーの子もいます。別のブランドを好む親もいます。なので母親の中には未開封の品物を知り合いにあげたり、ネットで一般価格の半額で売ったりする人もいます。

一般的に、ロシアで育休をとることは難しいですが可能です。私たち夫婦にとっても育休の取得は難しかったです。私たちは母親に子守を頼めず、ベビーシッターもいませんでした(ベビーシッターに支払う金額と同程度を稼いで、それをすべてシッターに支払うというのはおかしな話です)。それぞれの親から今も経済的な援助を受けています。夫はフリーランスで副業を始めました。私も時々手伝っています。

当面は2人目は考えていません。まず職を得て、それから計画を立てたいと思います。

—Olga, 25, ロシア

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12. 「育休をとれたことで、仕事へ復帰しなければというプレッシャーや恐れを感じることなく、産後鬱に専門家の支援を求めることができました」

Jenny Chang / Via buzzfeed.com

10か月間の育休期間中はずっと給付を受けられました。1年(そのうち10か月は給付あり)に加えて、未消化の休暇がありました。

イギリスでは職場への復帰を支援する10日間の 「Keep In Touch」制度を利用することができます。これは有給で、育休とは別のものです。職場復帰をする上で、フルタイムで働く前にこのような期間があって非常に助かりました。夫は幸い在宅で仕事ができるので、緊急事態のときは家にいてもらったこともありました。

アメリカで私の1か月前に出産した友人は、6週間の無給の育休しかとれませんでした。イギリスに住んでいて本当によかったです。私は出産経験と緊急帝王切開によって悪化した産後鬱に苦しんでいました。育休をとれたことで、仕事へ復帰しなければというプレッシャーや恐れを感じることなく、産後鬱に専門家の支援を求めることができました。

復帰前には、家族のために特別なスケジュールを要求することも許されました。もちろん、このスケジュールは会社に承認してもらわなければなりませんでした。却下する場合、会社はその要求が会社のビジネスに悪影響をもたらすことを証明する必要があります。私はフルタイムで、夕方には帰宅して娘に夕食を食べさせて寝かしつけることのできるスケジュールで働くことができました。すばらしいことです。

—Sarah, 35, スコットランド, サービス業

13. 「社内から復帰のプレッシャーをかなり感じました。プレッシャーは実際にあったと思います。男性優位の業界なので」

Valerie Cote / Via instagram.com

10週間の育休をとりました。1週間の有給の産休、7週間の一時的労働不能休暇、1週間のバケーション、2週の無給休暇です。

希望した期間の育休を取得できました。マレーシア人が、アメリカ人は子供をあんなに小さいうちから預けて働くなんてクレイジーだというのには実際、理由があったのです。私がもしまた育休を取るとしたら、5~6か月取ると思います。

社内から復帰のプレッシャーをかなり感じました。プレッシャーは実際にあったと思います。男性優位の業界なので。それに、母国の人たちからは「とても長い」育休を取っていると驚かれることもよくありました。

夫は産後1週間、育休を取りました。彼がいなければ無理だったでしょう。母が2週間来てくれて、義母が1週間来てくれました。

職場復帰はまあまあうまくいきました。職場からたった7分のところに住んでいるからです。子供は家でシッターに見てもらっています。毎日ランチの時間に家に帰るので、子供から3~4時間以上離れることはありません。一日保育に預けることなんて想像できません、特に職場から離れた保育所に預けるなんて考えられないことです。

—Cayleigh, 30, マレーシア在住アメリカ人, エンジニア

14. 「マタニティーハラスメントを受けました。公然とではなく、悪意のあるものでもありませんでしたが、徐々に降格され、機会も与えられませんでした」

Jenny Chang / Via buzzfeed.com

1年間の育休を取りました。最初の39週は法で定められた給付を受け、13週は無給でした。自分の育休について理不尽だったとは思いませんが、もし自由に選択できるならもっと息子と一緒に過ごしたかったです。夫は最小限の2週間の育休と、1週間の休暇を取りました。

職場復帰は大変でした。私は急成長中の企業に勤めていて、職場にはまだ勤め始めたばかりの人がたくさんいました。彼らは私が新人で仕事のことが何も分かっていないかのような態度でした。

復帰後数ヶ月で、自分がマタニティーハラスメントの対象となっていることが徐々に明らかになってきました。公然とではなく、悪意のあるものでもありませんでしたが、職場を離れて忘れられているうちに徐々に降格され、機会も与えられませんでした。新しい家庭生活を始めても今までどおり自分の仕事ができることを証明しなくてはならないように感じました。

会社は復帰する母親が持つよい母親の手本となろうとする意欲を受け止める必要があると思います。母親たちは子供を養う必要性や、優れた時間管理能力、自分以外の人間が必要としているものへの理解を持つようになりますが、会社はこれらの変化を重荷と見なすのではなく、受け止めるべきです。

—Lisa, 30, スコットランド, メディアセールス

15. 「育休中、職場復帰の心配をしない日はありませんでした」

Tobkatrina / Getty Images

母親になれるまで12年間、待ちました(6回の体外受精サイクル)。12か月の育休を取りました。そのうち16週は連邦政府から給付を受けました。仕事に戻りたくありませんでしたが、シドニーに住んでいるし、12年間の体外受精治療の支払いもありました。

上司は産後4か月経たないうちに、私の復帰について話し合う会議を開くと言いました。会議に出て、みんなが私の代わりを務めている人を私よりも気に入っていると知って、残りの育休期間を恐怖を感じて過ごすことになりました。

職場復帰の心配をしない日はありませんでした。それは息子と過ごす時間に感じる喜びに大きく影響しました。

復帰は大変でした。まだ母乳をあげていたのですが、職場では搾乳できませんでした。結果として、子供に乳離れさせることになりました。

仕事では大部分で支援を受けられました。でも私の代わりを務めていた人のほうがあらゆる面で優秀だったという思いを振り払えませんでした。それがはっきりしたのは育休中に呼び出された会議でのことでした。やり直せるなら、子供との時間を楽しんで仕事の心配をしないように、あらゆる努力をします。言うは易し行うは難しですが。

—匿名, 39, オーストラリア, オフィス勤務

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この記事は英語から編集・翻訳しました。