第89回アカデミー賞のフィナーレが近づく中、誰も予想してていなかったハプニングが起きた。
「ムーンライト」が作品賞を受賞したはずが、手違いで「ラ・ラ・ランド」だと発表されたのだ。何が起きたのか。
発表したのは、ウォーレン・ベイティ氏とフェイ・ダナウェイ氏。
ベイティ氏は封筒を開けて顔をしかめる。封筒をダナウェイ氏に渡し、彼女が読み上げたのは……「ラ・ラ・ランド」だった。
プロデューサーたちはステージに上がり、どの部門の受賞者もやってきたように、祝っていた。
「ラ・ラ・ランド」のプロデューサー、ジョーダン・ホロウィッツ氏が受賞スピーチをし始めた。しかし、直後に訂正をし「ムーンライト」が受賞したと明かした。
「これは冗談ではない。『ムーンライト』が作品賞を受賞した」。ホロウィッツ氏は、カードをみんなに見えるように持ちながら説明。
アカデミー賞で前代未聞の気まずい展開に。どっちの作品が受賞したのか把握した「ムーンライト」と「ラ・ラ・ランド」の関係者が、ステージ上で場所を入れ替わったのだ。
ホロウィッツ氏は「『ムーンライト』の友人たちにオスカー像を渡せて、とても嬉しい」と話した。
プレゼンターのベイティ氏は「封筒を開けたら『エマ・ストーン、ラ・ラ・ランド』と書いてあったんだ」と弁明。
「面白がってやったわけではない」とベアティ氏の発言に対し、ホストのジミー・キンメル氏は「まぁ、面白かったよ」とツッコミを入れた。
日本のメディアも突然のハプニングに困惑。
「ラ・ラ・ランド」公式アカウントも動揺。
「ラ・ラ・ランド」プロデューサーのとっさの判断に称賛の声も。
なんとも言えないアクシデントにどう反応すればいいのか。明確な答えはないが、今後しばらくの間、語り継がれるであろう。
見事作品賞を受賞した「ムーンライト」、日本での公開は4月28日です。
この記事は英語から翻訳・編集されました。