思わず「えっ?」と言いたくなる、かつて実践されていた避妊法14選

    私たち人間は、ワニの糞を殺精子剤として使っていた時代から大きな進歩をとげた。

    1. 古代ギリシャでは、半分に切って中身を取り出したザクロを、精子が子宮に入るのを防ぐ間に合わせの避妊具として使っていた。

    2. 古代ギリシャでは、女性はセックスのあとにしゃがんでクシャミをし、膣内をきれいに洗えば妊娠しないと言われていた。

    3. あるいはまた、パートナーが射精する直前に女性が息を止めるという方法もアドバイスされていた。

    4. 最初のIUD(子宮内避妊具)は、ヤママユの繭から取った繊維(天蚕糸(てんさんし))でつくられていた。

    5. 昔のコンドームは、動物の腸でできていた。その後、リネンが使われるようになり、1843年にゴム製のコンドームが大量生産されるようになった。

    6. かつて女性は、妊娠を避ける効果があると信じられていた「お守り」を身につけていた。こうしたお守りは、アスパラガスや、ロバの糞を使ってつくられていた。

    7. 何世紀ものあいだ、リズム法(受胎力がもっとも高まっている時期にはセックスを避けるという避妊法)とは、生理直後の時期にセックスを避けることを意味した。この時期はほんとうは、受胎力がほとんどない時期なのだが。

    8. 古代エジプトでは、アカシアの種を粉にしたものでつくったタンポンを膣に入れて、避妊具として使っていた。

    9. 膣に入れて使用する避妊具といえば、古代エジプトではワニの糞も使われていた。

    10. ローマ人たちは、「シルフィウム」と呼ばれる、今では絶滅したハーブを何にでも使った。避妊薬もその例外ではなかった。

    11. かつては、イタチの睾丸を脚に縛りつけておくと避妊効果があるとも信じられていた。

    12. ステムペッサリー(閉塞ペッサリーの一種)は、20世紀はじめに使われていたIUDの初期型だ。その素材は、骨とカットグット(動物の腸から作る天然素材の糸)だった。

    13. 1800年代後半から1900年代前半にかけては、精子が胚に到達しないようにするために、ICD(子宮頸部内避妊具)が性交後に子宮頸部に挿入された

    14. 最後はこれだ。つい最近の1950~60年代まで、コーラで膣を洗うという避妊法が、一部の人々によって用いられていた。彼らは、コーラの酸性度には精子を死滅させる作用があると信じていたのだ。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:阪本博希/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan