「まだコンドームがなかったころ」 人類の苦闘がうかがえる、避妊の歴史

    昔の人は、どうやって妊娠を防いでいた?コンドームの代用になる避妊具はあったの? 人類の苦闘が伺える、避妊の歴史を振り返ります。「ワニの糞を避妊具として使う」「ハチミツやレモンは妊娠を防ぐ食べ物」これ本当の話です……

    こちらもおすすめ:性・セックスについての記事一覧

    1. ワニの糞で子宮頚部を遮断する。

    2. ハチミツ「タンポン」を挿入する。

    3. 石や青銅の欠片を膣に埋め込む。

    4. 性行為の後に水銀をグッと飲む。

    5. スクワットとくしゃみで精子を押し出す。

    6. ヤギの膀胱でペニスを包む。

    7. 膣にシダーとフランキンセンスの精油をこすりつける。

    8. ペニスにシルクペーパーで作った帽子をかぶせる。

    9. カメの甲羅をペニスにかぶせる。これ本当の話。

    10. 麻製のコンドームを小さなリボンで固定する。

    11. 酢で洗浄する。

    12. 半分に切って搾ったレモンを膣に押し込む。

    13. 動物の腸。

    そう、動物の腸というと、特に性的な文脈では、気色が悪いもののように聞こえるかもしれないーーが、動物の腸は実際に現代のコンドームの前身なんだよ、諸君。これが使われるようになったのは、ルネッサンス時代のヨーロッパで、性感染症の防止王族で非嫡出子が誕生するのを防ぐために使用された。「19世紀にゴム革命が起こる前は、人々は魚や羊の腸をペニスの周りに巻いて精子をキャッチしていたのです」と、ミンキン博士は語る。

    ペニスを動物の内臓で包むという発想はセクシーとはとても言えないが、この方法の背後にある論理は、21世紀の現在私たちが依然として頼りにしているコンドームの誕生につながった。それに加え、人々はより自然な、ラテックスを使用してないコンドームの選択肢として、ラムスキン・コンドームを今でも使用している(が、ラムスキン・コンドームは性感染症を防止しない)。

    ラテックス製コンドーム、経口避妊薬、避妊リング(IUD)といった現代の避妊方法 が登場するずっと前から、人々はかなり興味深い方法で妊娠を避けてきた。

    そこで、今回は最も常軌を逸した昔の避妊方法を紹介しよう。覚えていてほしい。どれも絶対に試してみてはならないことを……。これらの避妊方法は理由があって過去に葬り去られたのだ。

    真面目な話、この記事で説明する時代遅れの避妊法はどれも使用しないことをお勧めする。効果的な避妊計画については、常に医師や信頼されている医療従事者に相談すること。

    こうしてみると、避妊方法はずいぶんと進歩してきた。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。