日本の卒業アルバムとは違い、アメリカの学校では毎年、全校生徒に向けて「イヤーブック」という1年間の思い出をつづるアルバムが配られる。

バージニア州のスタッフォード高校に通うダイアナは、今年のイヤーブックをパラパラと眺めていて、あるページで手をとめた。なんと、生徒に混じって犬の写真が載っているではないか!

まだ、イヤーブックを受け取っていない生徒もいるだろうと思ったダイアナは、すぐにページを写真にとってTwitterにポスト。その後、ツイートは4000回以上シェアされている。
スペシャル生徒としてイヤーブックに登場した犬の名前は、アルファ。高校2年生のアンドリューの介助犬だ。

BuzzFeedの取材で、アンドリューは自身が1型糖尿病であること、彼の血糖値が著しく下がる・上がる場合、それを知らせるのがアルファの仕事であると説明してくれた。

アルファには何度も命を助けられたと語るアンドリュー。「血糖値が下がったのを察知して、真夜中に起こしてくれたこともある」

学校生活においてアルファの存在はとても大きいし、学校のみんなもアルファのことを知っている。そこでアンドリューはイヤーブック担当者に「アルファもイヤーブックにいれてくれないか」と相談した。

イヤーブック撮影時に、アルファも連れて行ったアンドリュー。他の生徒と同じように撮影は進められた。唯一違ったのは、カメラの高さを調整したことくらい。

なんと、アルファは学校のIDまで持っている!

「アルファは最高の相棒。学校でアルファを見て1日が明るくなったって言う人もいて、そんな効果があるのもいいよね」

アンドリューは、アルファの存在についてこう語る。「僕の病気を、ポジティブなことに変えてくれる。これは人生のマイナス点ではなく、幸運なことだって思わせてくれるんだ」

この記事は英語から翻訳・編集しました。担当:SOKO