災害で停電…! そんな時「5日分」の電力を供給できるクルマがある

    TOYOTAのアクアが約10年ぶりのフルモデルチェンジ。災害など非常時に「頼りになる」クルマを目指し、給電機能を全車に標準搭載しました。

    トヨタ自動車は7月19日、ハイブリッド専用のコンパクトカー「アクア」の新型を発売しました。

    35.8km/Lと従来型に比べ燃費性能が約20%アップ。高出力な「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用しています。

    大きな特徴の一つが、災害など非常時に役立つ給電機能。全車に標準搭載されています。

    駐車して「非常時給電モード」にすれば、電気ポットやドライヤーなどの家電製品が使えるんです。

    一般家庭の約5日分の電力を供給可能。

    普段の走行時にも、コンソールボックス背面のアクセサリーコンセントからスマホなどに充電できます。

    停電の際など、非常用電源として活用できるのは安心ですね。

    初代アクアは東日本大震災があった2011年、トヨタ自動車東日本株式会社(当時の関東自動車工業株式会社)の岩手工場で生まれました。

    これまでの販売台数は全世界で187万台を超えます。

    「いつどこで災害が発生するかわからないこの日本で、もしもの時に頼れる給電機能が100%ついていることにこだわりました」。トヨタ コンパクトカー カンパニー プレジデントの新郷和晃さんはこう話します。

    「ただそこに存在するだけで、頼りにされていく。そんなクルマになってくれれば、との思いで開発いたしました」