米カリフォルニアにあるOlarkという会社でエンジニアをしているマダリン・パーカー。

つい最近、マダリンはメンタルヘルスを理由にメールで休み申請をした。上司から返ってきたポジティブな返信に感激したマダリンは、文面をTwitterでシェアした。
When the CEO responds to your out of the office email about taking sick leave for mental health and reaffirms your… https://t.co/KLfhpXNBfB
「CEOがメンタルヘルス休暇をとることを、良いことだね、と言ってくれた」
二人がやりとりしたメールの文面はこちら。
マダリン「今日明日は自分のメンタルヘルス改善のために休みます。来週には、100%リフレッシュして戻ってこれるといいなと思っています」
ベン「マダリン。メールを送ってくれたことに、個人的に感謝します。こういう連絡をもらうたびに、病気休暇を心の健康を守るために使うことの重要性を思い出します。他の組織でも、メンタルヘルス休暇をもっと多くの人が取得するべきです。あなたはみんなのお手本です。メンタルヘルスは触れていけない恥ずかしいことではありません。リフレッシュして、より良い仕事をしていきましょう」
ベンの返答は多くの人の心を打ち、マダリンのツイートは1万2000回シェアされた。

「ここまで拡散するとは思わず、驚きました」とマダリン。「多くの人がメンタルヘルスに関心を持ち、心の健康はみんなの問題だ、ということが伝わったなら嬉しいです。恥ずかしいと思う感覚は無くしていかないといけません」
マダリンが、休んだ理由を「メンタルヘルス」だとあえてメールで明言した理由。それは、自分のチームのメンバーにも臆せずメンタルヘルス休暇をとってもらうためだった。
@dpetereit @davidwalshblog I'm specific to be an example so my team knows that they can feel comfortable taking sic… https://t.co/uoZH5bK7Vi
「私のチームのみんなには、メンタルヘルス休暇をとることに躊躇しないで欲しい。自分が良い手本になりたいと思いました」
ツイートへの反響を受け、上司のベンも「スポーツ選手が怪我をしたら、ベンチで回復を待ちます。脳にだって、同じことが言えると思うのです」と、Mediumでコメントした。

自分自身の経験をシェアすることで、メンタルヘルスにまつわる否定的な反応を減らしていきたい。マダリンはそう話している。

「メンタルヘルスは健康の問題なのです。吐き気がしたり、食欲がなかったり、夜眠れなかったら仕事はできません。心の健康の問題は無視されてはいけません」
この記事は英語から翻訳・編集しました。
-----
「働き方」を考えるときに大事なのが「休み方」。政府は今年度、「働き方改革」に続いて「休み方改革」を進め、一部企業では週休3日制を導入するなど、休むためのさまざまな取り組みが広がっています。休むことは、私たちの生活の質の向上や健康につながります。
BuzzFeed Japanでは7月20日〜26日の1週間、私たちがより休暇をとり、楽しむことを奨励するコンテンツを集中的に配信します。
https://www.buzzfeed.com/jp/yasumi