15年間ずっと一緒だった。最期に飼い主の結婚を見届けたわんこ

    特別すぎる瞬間

    こちらのわんこは、チャーリー・ベア。黒のラブラドール・レトリバーの血が混ざった15歳の雑種犬だ。チャーリーは、飼い主のケリー・オコンネルの結婚を見届けるまで生きた。

    チャーリーはケリーの「親友」になった。ケリーとチャーリーは「一緒に成長」して、ニューヨークからコロラドへ引っ越した。

    今年9月、結婚式を控えていたケリー。そんな中、チャーリーは散歩中に発作を起こし、脳腫瘍だと診断されていた。

    結婚式の1週間前、チャーリーは発作を5回起こした。少し苦しんでいるように見えたため、ケリーとジェームズは、チャーリーを安楽死させる相談をした。

    しかし結婚式に向けて忙しくなると、チャーリーは発作をおこさなくなり、問題なく歩けるようになった。「すっかり見違えてしまいました」と、ケリー。彼女は、チャーリーが結婚式に出席しようとしているのかもしれない、と思った。

    「私は、チャーリーに結婚式を見てほしいと思いました」

    ケリーとジェームズは9月1日に結婚した。式には、チャーリー・ベアと、他に5匹いる犬のうちの1匹が出席した。

    チャーリーは歩いて戻るには疲れすぎていた。そのため、花嫁付き添い役のケイティが重さ80ポンドのチャーリーを腕に抱き、戻っていった。

    結婚式の写真を撮っていた写真家のジェニファー・ジーユベニスは、チャーリーが運び出されたとき、「みんな大声で泣き始めた」とBuzzFeed Newsに話した。

    チャーリーが最後の日々を自分のために持ちこたえてくれたことが、「チャーリーの目を見て」わかったと、ケリーはいう。

    9月9日、チャーリー・ベアは安楽死させられた。

    「本当に特別な瞬間でした。チャーリーと過ごした15年間は、素晴らしい時間でした。これは確かです」