娘さんをモデルとした木彫が話題です。
画家で木彫職人の市川友章さん(@1cyome)がTwitterに作品を投稿したところ、2100回以上リツイートされ、2.8万を超える「いいね」が集まりました。
「最高に感動しました」「素敵な成長記録ですね」と大きな反響が寄せられています。
注目の投稿がこちらです。
「お誕生日にはまだ早いけど、毎年恒例の娘の木彫完成。干支を一周してしまった」


BuzzFeedは投稿者の市川友章さんに話を聞きました。
市川さんは、毎年娘さんの誕生日が近づくと、娘さんをモデルにした木彫を作り、プレゼントしています。
そのきっかけは娘さんが生まれる前に遡ります。
もともと画家を目指して絵を描いていた市川さんですが、知り合いの木彫作家の方の作品を見て、自分もやってみたいと考えました。
そして、ホームセンターで材料を買ってきて実際に作ってみたんだとか。
その後、娘さんが生まれてからは、記念に何か残したいと思い、木彫を作ってあげることにしたのだといいます。
木彫ができるまではこんな感じです。

木材に下書きをしたら、彫り進めていきます。

塗っては彫るを繰り返し...。

完成です!

市川さんは、娘さんの誕生日の1カ月前くらいになると、木彫制作を意識し始めます。
「今年の木彫はどんな感じにする?」と娘さんや奥さんの意見を参考にしながら、仕事の合間や休日に少しずつ作っています。
20~30時間かけて完成させるとのことです。愛情がすごい!
娘さんのための木彫制作は、市川さんのライフワークに。
そんな木彫作りも、今年で12年目になりました。
木彫を作り始めたときは、娘さんが20歳になるまでは続けようと思っていたそうですが、もしかしたらその後もずっと作り続けるかもしれないと市川さんは語ります。
「ルーティンといったらあれですが、やはりもう毎年作らないと気持ちがそわそわして落ち着かない。忙しくて誕生日を過ぎてもまだ木彫が出来てないと座りが悪いですね」
ツイートへの大きな反響を受け、とても喜んでいます。
「僕は売れない画家の生活がものすごく長かったので、どんなことであれ反響をいただけるというのは非常にありがたいなと思っています」