【漫画】耳の聴こえない女性が美容師から受けた“神対応”に「心が温かくなりました」

    「わかっているけどちょっぴり寂しい」に寄り添った美容師さんとのお話。

    美容室で受けた心温まるサービスを描いた漫画が話題です。

    ミカヅキユミさん(@mikazuki_yumi)がTwitterに漫画を投稿したところ、2.8万回以上リツイートされ、12.3万を超える「いいね」が集まりました。

    「素敵な美容師さん」「心が温かくなりました」と大きな反響が寄せられています。

    美容室といえば、髪を切ってもらうだけではなく、美容師さんとの会話を楽しむ人もいますよね。

    でも、気軽に会話を楽しめない人がいるとしたら…?

    「ちょっぴり寂しいな」

    作者のミカヅキユミさんは、耳が聴こえません。そのため、美容室に行った時は筆談でカウンセリングを受けて髪を切ってもらっていました。

ただ、美容師さんとの髪を切りながらの「会話」はなかなかできないでいました。

    それは仕方がない。そう諦めつつも「ちょっぴり寂しいな」と思っていたそうです。

    そんな中、数年前に訪れた美容室の美容師さんが、これまで受けたことがない「サービス」をしてくれたのです。

    それを描いた漫画がTwitterで大きな反響を呼びました。

    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi
    ミカヅキユミさんのTwitterより / Via Twitter: @mikazuki_yumi

    BuzzFeedはミカヅキユミさんに話を聞きました。

    ミカヅキユミさんは耳が聴こえないため、美容室での件に限らず、日常的に「ちょっぴり寂しい」と思うことがあるそうです。

    例えば、大人数で会話をしている時。

    「聴こえる人が多人数でワイワイおしゃべりで盛り上がっていて、自分も一応その場にはいても、誰が何を言っているのかわからなかったり、誰かが何か面白いことを言ってドッと笑いが起こったときに、自分だけ笑えなかったり。そんなときに寂しさを感じます」

    また、お子さんを育てる中で「ちょっぴり寂しい」を感じることも。

    「子どもの学校や幼稚園からの連絡なども『夫は仕事で電話に出られない場合があるので私にメールしてほしい』とお願いしているにもかかわらず、真っ先に夫(夫は聴こえる人です)の方に電話で連絡がいくんですね。着信履歴に残っていて、夫が休憩時間や、仕事が終わってからかけ直しているそうです」

    「それだったら私にメールで連絡くれた方がこちらも早く対応できるのに…と疑問を感じますが、夫の立場(子供たちの父親として、学校や園とやり取りをするのは決して悪いことではないので)や学校・園の立場を考えて諦めてしまっているところはあります。それでもめげずに、今年の書類にも『メール希望です!』と書きました笑」

    「コミュニケーションはどちらか一方だけが『頑張る』ものではない」

    ミカヅキユミさんが今回の漫画を通じて伝えたかったのは、

    「コミュニケーションはどちらか一方だけが『頑張る』ものではない」ということでした。

    漫画では、ムラタさんとミカヅキユミさんが筆談で「おしゃべり」をしているシーンが描かれます。

    ムラタさんの時間は大丈夫かな?、と気にかけるミカヅキユミさんに対し、ムラタさんは「ぼくもお話したい」「ユミさんこそお時間大丈夫ですか?」と筆談で返します。

    ミカヅキユミさんは言います。

    「私は事あるごとに『相手に時間を使わせてしまっている…』という意識が働いてしまっていましたが、ムラタさんから言葉をかけていただくことで、お互いのための対等なコミュニケーションなのだから、相手の時間も大事だけれども、自分の時間も同じように大事にしてもいいんだ、と思いました」

    「当たり前であることのありがたみを忘れないこと、うれしいと感じたら感謝の気持ちを伝えることを忘れずにいたいです」

    「私はいわゆるマイノリティで、聴こえる人が当たり前のように受けることのできるサービス、当たり前のように過ごせる時間が手に入らないといった現状があります。ですが、私の『生きづらさ』に気づいてくれる人の存在、そして『気づき』から『行動』にうつしてくれる人の存在があって初めて、私は聴こえる人と同様にサービスを受けたり、満足のいく時間を過ごすことができる、そんなケースもあります。これが当たり前である社会になってほしいなと心から願っています」

    「気づき」に繋がることができれば...。

    漫画には大きな反響が寄せられ、こう思ったそうです。

    「『相互理解』や『双方が歩みよる』って簡単なようで難しいところなんですが、まずは知ってもらうところから始めようかな、と。聴こえる人たちには『聴こえない人たちの気持ちを想像してみようかな』と思ってもらえたら嬉しいですし、聴こえない人たちには『このような聴こえる人(ムラタさん)との出会いがあったよ!』と嬉しい気持ちを共有できたらと思いました。私の漫画をご覧下さった方たちの『気づき』に繋がることができれば幸いです」

    実際、投稿のリプライ欄を見ると、読者はさまざまな気づきを得たようです。

    “ムラタさんのように自然にお客さんに寄り添える、そんな仕事ができるように努力していきます”
    “人の心に寄り添うってきっとこういう事なんだろうなぁってあらためて教えていただきました”
    “どんな立場であろうと、結局は人対人なんよね”

    さまざまな立場の人の「ちょっぴり寂しい」に気づく。そして、ムラタさんのように、目の前の人に自然と寄り添えられる人が増えたら、色々な人の「生きづらさ」が少し和らぐかもしれませんね。

    ご意見を募集しています

    📣BuzzFeed Newsでは、LINE公式アカウント「バズおぴ」(@buzzopi)で、読者の皆さんのご意見を募集しています。

    日々の暮らしで気になる問題やテーマについて、皆さんの声をもとに記者がニュースを発信します。

    情報や質問も気軽にお寄せください🙌LINEの友達登録でBuzzFeed News編集部と直接やりとりもできます。様々なご意見、お待ちしています。

    友だち追加