ファンタジーだけじゃない! ディズニー映画でリアルな19のシーン

    *宇宙空間を飛ぶなら消化器を活用しよう*

    1. インカ帝国時代、皇帝のご機嫌を損ねたら本当に崖から突き落とされたかも

    Disney

    「ラマになった王様」を覚えていますよね。クスコがノリノリでダンスをしていたら、突然、男性に邪魔されてしまったシーンがありました。全く悪気はなかったのに、この男性は王様の気分を害したゆえ、崖から突き落とされてしまいました。でもこれ、誇張というわけではないのです。実はインカ帝国時代、よくある処罰でした。インカの法律は、犯罪が起きた時、社会の他の人がそれを絶対に真似しないよう作られていました。そのため、処罰は石を投げつけたり崖から突き落としたりと凄惨なものでした。

    2. 消火器は本当に推進力になる

    Disney / Pixar

    「ウォーリー」の中で印象的な場面の1つに、やさしいロボットのウォーリーが、宇宙でイヴと踊るために消火器を使うシーンがあります。一方、「ゼロ・グラビティ」ではライアン・ストーン博士が消火器を使って天宮に飛び移るシーンがあります。そこでナショナルジオグラフィックが、実際にこれは可能なのか、宇宙飛行士のロベルタ・ボンダー氏に聞いたところ、ボンダー氏は次のように答えました。「物理の法則です。一方向へのあらゆる行動には、反対方向への同じ大きさの反作用が伴います」。

    3. ライオンが吠える練習をするのはホント

    Disney

    ライオンが鳴き声を立てるのは、3つの目的があります。他のライオンに自分の居場所を教えるため、自分の縄張りを守るため、そして自分の優越性を示すためです。ライオンは、攻撃するか否かを、相手の吠える声の大きさや強さで判断します。そのため、シンバにとって吠える練習は重要だったのです。もし後を継ぐなら、またはプライドを守るには、いい吠え方を身につける必要があったのです

    4. 「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出てきた身の毛もよだつ黒ひげの砲弾は歴史的に実在する

    Disney

    「呪われた海賊たち」での、ブラックパール号とインターセプター号の対立はある意味、正確なものでした。2011年、ノースカロライナ沿岸でダイバーたちは、黒ひげの実在した船「アン女王の復讐号」の残骸を引き上げました。その中から、束ねられた砲弾が見つかりました。これはガラスの破片、銀、釘を大砲に詰めて相手の船にめがけて放つために海賊が使っていたものです。ノースカロライナ州の考古学者マーク・ワイルド-ラムシング博士によると、海賊がこのような手製の砲弾を使った理由は、船の乗組員を排除しつつ船体そのものには傷をつけないためだそうです。海賊は船を奪い取って自らの船団に加えたので、船体の損傷をできる限り抑えたかったのです。

    5. モアナのお父さんには本当にサモアのタトゥーが

    CloudSurfer / Via en.wikipedia.org, Disney

    モアナのお父さんがしているタトゥーは、「ペア」と呼ばれるサモアの伝統的なもので、マタイ(首長)になりたい男性にとって必要なものでした。タトゥーは10日かけて入れられますが、たいへんな痛みを伴います。なんて言ったって、ウェストから脚の付け根、そして脚まで広がっているのですから。モアナのお父さんは腰のあたりにペアがあるのが見えるので、お父さんの役職が重要なものであることを示しています。

    6. マーリンの旅は本物のカクレクマノミにとってもありえる

    Disney / Pixar

    「ファインディング・ニモ」で、ニモのお父さんマーリンは生き別れた息子を探しに、海の中を壮大な旅に出ます。現実では、カクレクマノミの赤ちゃんは時に、別のカクレクマノミの群れを目指し、外洋で数百キロも旅することがあります。さらにすごい話を教えましょう。カクレクマノミはその時、旅しやすいように海流に乗って移動すると研究者たちは考えています。なので、マーリンが東オーストラリア海流に乗るという設定は、事実そのものなのです。ただし、カクレクマノミが旅の途中でクラゲと対決するかどうかについて言及している研究者はいません。

    7. 「メリダとおそろしの森」で出てくる小さなビスケットは、スコットランド伝統のデザート

    Disney

    「メリダとおそろしの森」で、メリダと弟たちが盗み食いしようとするのは、ティペラリー・ビスケットと呼ばれるスコットランドのデザートです。さまざまなスパイスやいちごジャムなどからできており、上にはマラスキーノ・チェリー(さくらんぼの砂糖漬け)が乗っています。アニメ同様、リアルでもめっちゃくちゃ美味しそうなデザートです。

    8. フィーバスとエスメラルダの服装は、中世ヨーロッパで自由領域を主張した人たちの典型的なもの

    Disney

    中世ヨーロッパにおいて、逃亡者は法律で処罰されないように「自由領域(アジール)」を主張できました。そのためには、犯罪を犯した後に起訴を避けるため、教会内にこもります。その後、一定の時間内に教会から出てボートに乗り、そこから2度と戻らないのです。自由領域を主張している犯罪者だと示すには、簡素なチュニックを着て、帽子や靴は身につけません。ちょうど「ノートルダムの鐘」のエンディングでフィーバスとエスメラルダの服装と同じです。

    9. ライリーの記憶の保管場所は、あなたのとそんなに違わない

    Disney / Pixar

    もちろん、あなたの記憶の中にガラスの玉や飾り棚があるわけではありませんが、記憶とは、音と映像から出る合図によって同時に引き金が引かれるニューロンがつながったものなのです。なので、「インサイド・ヘッド」のガラスの玉の機能ととてもよく似ています。

    10. ワサビのプラズマ・ボードを使うと、本当にりんごをあのくらい薄くスライスが可能

    Disney

    「ベイマックス」のテクノロジーの多くは、科学というよりフィクションのように思えます。でも、ワサビがりんごを紙のように薄くスライスする時に使うレーザー・プラズマは、そこまで現実離れした話ではありません。科学者や医者のような人たちはつい先ごろ、出血せずに手術できるプラズマのメスを使うようになりました。こうしたプラズマのメスなら、ダメージは0.1〜0.2ミリで済みます。プラズマのりんごカッターは今のところ存在しませんが、現在使われているプラズマは薄く、精巧に切ることができると証明されています

    11. ゴーゴー・トマゴのローラーブレードで使われている磁気浮上は、移動手段としてすでに実用化されている

    Disney

    これも「ベイマックス」から。ゴー・ゴー・トマゴのローラーブレードは、摩擦を起こさず素早く移動できるよう磁気浮上の技術が使われています。この技術、実は現在、高速鉄道で使われているんです。磁石の反対の極がお互いに反発し合って電車が線路から浮き上がり、摩擦を起こさずに驚異的な速さ(時速603キロ)で動くという仕組み。英語で「マグレブ」と呼ばれる磁気浮上式鉄道は既に日本にありますが、もしアメリカで作られる日が来たら、ニューヨークからロサンゼルスまで7時間で移動できるようになります。いつかはローラーブレードで移動できる日がくるといいですね!

    12. ヘラクレスの功業は伝説どおり

    Disney

    ギリシャ神話によると、ヘラが迫害したのはヘラクレスであり、ハデスではありません。なので、この点は間違っています。実際の伝説では、不死となるためにヘラクレスは12の功業をこなさなければなりませんでした。ディズニー作品でも、「ヘラクレス:ゼロ・トゥ・ヒーロー」でヘラクレスが打ち勝つ獣のほとんどは、伝説の中でヘラクレスがやり遂げなければならなかった功業からそっくりそのまま使われています。例えばネメアの獅子(ライオン・キングのスカーにそっくり)、エリュマントスの猪(上の写真)、ステュムパーリデスの鳥など。

    13. エルサは文字どおり凍っていたかも

    Disney

    社会的排除や孤独を経験した人は、文字どおり寒く感じることが研究で明らかになりました。温かい食べ物やお風呂がこの感覚を変えられることもありますが、それもある程度までしか役立ちません。エルサは自室にいて社会的な接触がほとんどない状態にいたため、エルサが寒かった科学的な理由として説明できるかもしれません……雪の女王だったという筋書き上の理由の他に、という意味ですが。

    14. 実際にアリの労働を食い物にする昆虫たち

    Disney

    「バグズ・ライフ」では、ホッパーとその仲間は、食料を集めるアリの能力を利用します。これは現実とそう大きく違いません。昆虫の世界において、バッタではなくの幼虫がアリの労働倫理を利用します。アリと同じにおいを出し、アリがえさをくれたり世話をしてくれたりするよう騙すのです。幼虫はまた、女王アリが出すのと同じような音を出して、他のアリよりもよい待遇をしてもらったり、アリの巣に何かが起こった時に最初に助けてもらったりできるように騙します。ホッパーは現実では、蝶なのです。

    15. パーシーは本当に高貴な犬だった

    Disney

    ディズニーの「ポカホンタス」ではあまり事実に合った描写をしていませんが、1つ正しいのは、パグのパーシーです。ラトクリフ総督の犬パーシーは、イギリス貴族が常に犬を連れて歩いていたのとよく似ています。ペットフード・メーカーのペディグリーによると、ビクトリア時代当時は、「もはや脅威としてみられなくなった自然界とのつながりとして、犬は見られていました。また、人間による自然の支配を視覚化できたものでもあったんです」。まさにラトクリフ総督っぽいですね。

    16. グストーの調理場はまるで本物

    Disney / Pixar

    フランスのシェフや批評家は、「レミーのおいしいレストラン」での調理場の描写が、野菜を切るところから料理するところに至るまで、正確だったと絶賛しました。「コレットが若いシェフに、玉ねぎの切り方とか、野菜を平鍋でどう料理するかとか、いろいろなものの味付けのし方とか教えますが、あれってまさに私たちがやっていることです!」と映画を観た後に言うのは、有名シェフのシリル・リニャックさん。ピクサーはこの作品のリサーチとして、フランスの複数の調理場で音や動きを観察したそうです。

    17. 「夜の遠吠え」という花は実在し、毒性は超高い

    Disney, Olga_gavrilova / Getty Images

    「ズートピア」で全ての動物を凶暴化させるあの花、分かりますよね? あれ、実在する花なのです。映画に出てくる「夜の遠吠え」、現実の世界ではイヌサフランという花です。イヌサフラン(色も「夜の遠吠え」と同じです)は非常に有毒な植物です。ノバスコシア博物館によると、この花の葉っぱや茎、実、そして特に球根を人間が摂取すると、血圧の低下や心臓停止を引き起こす可能性があるとか。犬など他の哺乳類が食べた場合、血が混じった嘔吐、複数の内臓の損傷、骨髄抑制など、より深刻な結果になります。現実では凶暴化するわけではありませんが、大変な時間を過ごすことになるのは間違いないでしょう。

    18. アリエルが探検した沈没船の時間の流れは正確

    Disney, Carlosr / Getty Images

    「リトル・マーメイド」の中で、アリエルが探索してカミスキーを見つける沈没船が出てきます。旅行サイト「アトラス・オブスキュラ」が、テキサスA&M大学の海洋考古学保全センターのセンター長に、映画のこのシーンを見てもらい、歴史的に正しい部分があるか教えてもらいましたセンター長はすぐに、沈没船がスペイン製のガリオン船をかなり正確に描いているのに驚きました。帆とロープが残っているため、アリエルが見つけたのは沈没してから1ヶ月ほど後だろうとセンター長は推測しています。この時間の流れを考えると、フランダーが船の下からガイコツを見つけるのはつじつまが合います。塩水は体を早く腐敗させるし、遺体はデッキの下に閉じ込められていたので、フランダーが骨を見つけてびっくりするというのも納得です。

    19. ヘレン・パーが使っているのはパイロットが使う本物の航空用語

    Disney / Pixar

    「Mr.インクレディブル」でイラスティガールの声優を務めたホリー・ハンターは、イラスティガールがシンドロームの隠れ家でMr.インクレディブルを見つけようと飛行機を操縦している時に無線で話すシーンのために、本物の航空用語を学びました。映画の中で、イラスティガールが「アイランド・アプローチ、IG-99、チェックインします。VFRオン・トップ」と言います。連邦航空局によると、航空管制官は「飛行機が雲、煙、かすみ、その他の気象条件の中を上昇し、VFRオン・トップ(雲上有視界飛行)を維持するよう飛行機に許可を出す」としています。イラスティガールはまた別の専門用語である、「IG-99、バディスパイクされました」と言いますが、これは誤って味方のミサイルに目標物としてロックされてしまったという意味です。ブラッド・バード監督は本作品の解説の中で、ホリー・ハンターがきちんとした専門用語を覚えるのは重要だと考えていた、と明かしています

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    この記事は英語から翻訳されました。
    翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan