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「なにものにも縛られず、もっと自由に」女子サッカーが目指す“フェアな社会”とは

「誰もがサッカーを楽しめて、誰もが輝ける社会の実現をめざします」

©JFA

日本サッカー協会(以下JFA)は「国際女性デー」として世界中で祝われている3月8日を「女子サッカーデー」と定めた。

女子サッカーデーのロゴには、ミモザの花をイメージしたドットのデザインが施されている。

ミモザは愛と幸福の象徴とされていて、イタリアなど諸外国では国際女性デーに女性にミモザの花を贈る習慣がある。

サッカーがしたいすべての人に、そのチャンスを

©JFA / 今井純子JFA女子委員長

JFA女子委員長を務める今井純子さんは、女子サッカーデーに熱い思いを託す。

「(日本女子サッカーの)代表チームは育成年代も含め世界のトップレベルで戦っていますが、普及が大きな課題です。裾野が広く、層が厚くなることで、強化にも育成にもまだまだ大きな伸びしろがあると捉えています」

「女子サッカーデーを設定することで、全国で集中的に考え、取り組みを設定する機会を設け、インパクトがある取り組みができると考えました」

日本では、女子がサッカーを続けていく環境が十分に整っていない。事実、女子プレイヤーの5人に1人が13歳になるとサッカーを辞めてしまうというデータもある。

そこでJFAはアディダスジャパンと協同し、初の女子サッカーデーである今年3月8日に、U-15 女子チームの創設を目指す「『HER TEAM』プロジェクト」を始動した。

2021年には日本女子サッカーに初プロリーグが開幕し、2023年にはFIFA女子ワールドカップの招致を目指している。

今井さんは2020年を「女子サッカーの発展を一段押し上げるために重要なスタートの年」と考える。

誰もがやりたいことを追求できる社会を目指して

©JFA / 高倉麻子現監督となでしこジャパンOGによるサッカー教室。なでしこジャパンの試合「MS&ADカップ」にわせて福岡にて行われた。(2019年11月)

初年度となる今年の女子サッカーデーでは、『世界でいちばんフェアな国になろう』をスローガンに掲げた。

「フェアプレーは、日本サッカーにとって世界に誇れる大切な価値観です。誰もが自分のやりたいことに制限なくアクセスでき追求することができるような社会を目指す、という意味がこめられています」

さらに今井さんはこう続けた。

「サッカーに関わる女性の活躍促進は、世界のサッカー界共通のホットなトピックです。日本は先進国の中でもこの方面は非常に立ち遅れています」

「日本のサッカー界、ひいてはスポーツ界、社会全体の課題である女性活躍の面へのアプローチも重要であると考えており、(女子サッカーデーを)世界で、社会全体で取り組む日に設定しました。女子サッカーのみならず、スポーツ界、社会にも発信していけたらと考えています」

JFAの公式サイトには、こんなメッセージも添えられている。

女性の生き方は、ひとつじゃない。
仕事に情熱をそそぐ人がいる。
勉強をとことんがんばる人がいる。
おしゃれを楽しむ人もいて、
家族の時間をたいせつにする人もいる。

サッカー界にも。
毎日遅くまで練習にはげむ人がいる。
休日はボールを蹴ってリフレッシュする人がいる。
スタジアムで声援をおくる人もいて、
なでしこを夢見て努力をつづける人もいる。

サッカーを愛するすべての人が、なにものにも縛られず
もっと自分らしく咲き誇れるように。
ひとりひとりのチャレンジや夢やその選択を、
心から応援できる社会になるように。
日本サッカー協会は、3月8日の
「国際女性デー」を「女子サッカーデー」と位置づけ、
誰もがサッカーを楽しめて、誰もが輝ける
社会の実現をめざします。