なにやらミルクの種類が増えている……?

それぞれどんな味?


まずは豆乳から

続いてアーモンドミルク

最後にオーツミルク

味の特徴をプロットするならこんな感じ

栄養価にも違いが

で、どうして植物性ミルクが注目を浴びてるの?

牛乳よりもサステイナブル

牛乳アレルギーがある人やベジタリアンの人も飲める

低GI食品だから

一度試してみては

植物性ミルクが増えてるけど、一体どれが何だってんだ!
最近、スーパーで牛乳以外のミルクが売られているのをよく見かけます。
豆乳にアーモンドミルク……どうやら植物由来のミルク(以下、植物性ミルク)が流行っているようです。
さらにこの春、ヨーロッパで人気の「alpro(アルプロ)」のオーツミルクが日本に上陸しました。
いろんな種類があるけど……一体どんな違いがあるんでしょう?
スーパーでよくみかけるミルクと、最近発売されたオーツミルクを集めました。
すべて砂糖不使用のものを選んでます。
見た目はこんな感じ。
牛乳が真っ白だとすると、豆乳とオーツミルクは黄色みがかっていて、アーモンドミルクはほんのり茶色みがかってます。
牛乳に匹敵するクリーミーさがありますが、豆の味が強い。
飲んだ瞬間「豆だわ」って思います。後味も豆。
単体で飲むより、料理に使ったりグラノーラにかけたり、なんかしら手を加えたほうがおいしいと思います。
サラっとした口当たりで、後味にふわっとナッツの風味を感じます。
豆乳ほどクセはなく、そのままでも飲みやすいです。
ナッツ好きなら、コーヒーや紅茶と割って飲むとおいしいかと。
クセがなくてめちゃくちゃ飲みやすい。
ややクリーミーさもあり、3種類の植物性ミルクの中では一番牛乳に近いかもしれません。
オーツ麦を原料にしているからか、後味にほんのりと甘さを感じます。
そのままでも飲めるし、牛乳代わりになんでも使えそうです。
私がおいしいと感じたのは順に、牛乳、オーツミルク、アーモンドミルク、豆乳。
もちろんそれぞれ原料の味がするので、大豆が好きな人は豆乳が、アーモンドが好きな人はアーモンドミルクがよりおいしいと感じると思います。
4商品の200mgあたりの栄養価をまとめてみました。
それぞれの特徴をざっくり挙げると、牛乳にはカルシウムやたんぱく質、豆乳にはたんぱく質、アーモンドミルクには食物繊維やビタミン、オーツミルクには食物繊維が豊富に含まれているようです。
また植物性ミルクはどれもコレステロールが0g。アーモンドミルクとオーツミルクははカロリーや脂質も低めです。
正直なところ、味はやっぱり牛乳が一番おいしいと思うんです。
それでも植物性ミルクを選択する人が増えているのはなぜなのか…?
いろいろと要因があるようですが、代表的なものだけピックアップしてご紹介しますね。
近年、牛を始めとする畜産業による環境破壊が指摘されています。
畜産によって温室効果ガスが大量に排出されたり、畜産の排せつ物よる水質汚染や悪臭被害などが発生しているからです。
一方植物性ミルクの原料は大豆やナッツ、麦など。畜産を伴わないという点で、環境にやさしいサステイナブルな商品だと言われています。
牛乳に含まれるたんぱく質にアレルギーがある人や、菜食主義の人にとって、植物性ミルクは大切な選択肢。
それぞれ味に違いはありますが、十分牛乳の代替品として使えます。
アーモンドミルクやオーツミルクには食物繊維が多く含まれるため、食後の血糖値の上がり方を緩やかにする効果があります。
こういった食品は「低GI食品」と呼ばれ、WHOも「過体重、肥満、2型糖尿病の発症リスクを低減させる可能性がある」と効果を認めています。
植物性ミルクの世界は奥が深そうです。
わが家はこれまで牛乳一択でしたが、たまには他のミルクも使ってみようかなと思います。