え!メルカリの売上金にそんな使い方があったの!?
スマホ決済「メルペイ」が“あと払い”サービスを開始して約5ヵ月。単なる消費にとどまらない驚きの使い方をする強者たちが現れた。

「メルペイ」はフリマアプリ「メルカリ」から利用できるスマホ決済サービス。メルカリでの売上金などを使い、コンビニやドラッグストア、飲食店など全国の加盟店で支払いができる。

今年4月には「メルペイあと払い」を開始。当月の商品購入代金を翌月にまとめて支払えるようになった。
つまり、そのときお金がなくても買い物ができる。
支払い期日までにメルカリで物を売れば、支払い金額も減らせる。
これらの特徴を生かして「自分に投資する」という形で買い物を楽しむ人たちがいるそうだ。
メルペイが発表した、スマホ決済の新しい使い方を紹介する。
ケース1:大学生のAさん「夏休みを楽しむにはバイトしてられない」

Aさんは大学生最後の夏休み、友人との旅行を計画していた。
旅費はなんとか捻出したものの、旅行をより楽しむためのアイテムを購入するお金がない。バイトで稼いでもいいが、そうしたら夏休みが終わってしまう。
そこで「あと払い」でアイテムを購入。
旅行から帰ると、そのアイテムをメルカリで売却。旅行は最大限楽しみつつ、支払いは差額分だけで済ませることができた。
ケース2:ギター好きのBさん「いざとなったらメルカリで売ればいい」

趣味でバンドをやっているBさん。ほしいギターがあるのだが、手持ちに余裕がない。
「いざとなったらメルカリで売ればいいか」と「あと払い」で購入。
支払い期日までに新しいギターでスキルを磨きライブで収益を上げ、ラクに返済することができた。
ケース3:買い物好きのCさん「支払い期日までに稼ぐモチベーションを作る」

Cさんはメルカリのヘビーユーザー。好きなブランドのTシャツやカバンを頻繁に売買している。
ときに高額な商品を購入することがあり、そのときに「あと払い」を活用。
すぐに商品を手にする満足感を得るとともに、支払い期限までにメルカリでお金を稼ぐモチベーションになっている。
これは単なる消費ではなく、自分への投資。
メルペイのクレジットデザインチームのプロダクト責任者を務める石川佑樹さんは、「投資的な使い方をする人と、消費的な使い方をする人がいる」と分析。「我々も想定してなかった新しい使い方です」と語った。