明治時代のワクチンパスポート発見 古い資料の整理中に見つかる

    昔と現代の比較もできるし、紙のかっこ良さに気付かされるいい資料!

    ワクチンの証明書が話題です。

    多ジャンルの古物を投稿している満船堂さん(@mansendo)が、Twitterに明治時代のワクチン接種済み証を見つけ、実物の写真を投稿したところ、9,700回以上リツイートされ、3万8千以上の「いいね」が集まりました。

    「明治のワクチンパスポート…」「すごいっ」「今じゃ滅多に見ない漢字もあって、ガチガチの古い文書だからか、カッコいい」「こーゆーのであれば、紙のほうが味があってよいな」と大きな反響が寄せられました。

    「明治16年のワクチン接種済み証出てきた」

    これは確かにかっこいいなぁ〜!

    BuzzFeedは満船堂さんにお話を聞きました。

    祖父母宅にある未整理の古い資料をTwitterで投稿しているという満船堂さん。

    今回のワクチン接種済み証明書も、祖父母宅から見つかったとのことです。

    ーー明治16年のワクチン接種済み証は、いつ見つけられたのでしょうか?

    「祖父母宅から明治時代の書類が納められた箱が見つかり、その箱の中に入っていました」

    こんなに綺麗に保管されているなんて、本当に貴重な資料ですよね!✨

    ーー発見した時は、ワクワクしたんじゃないでしょうか?

    「当時もワクチン(種痘)について、接種済みの証明書が発行されていたということに驚きました」😲

    証明書の内容

    ーー「臨時種痘接種済」の、「臨時」と「種痘」ってどういう意味で、何を指しているんでしょうか?

    満船堂さんは、「専門家でないため詳細について詳しくお答えできませんが」と前置きをしつつ、知っている範囲で優しく教えてくれました。

    「種痘については、天然痘に対するワクチンです」💉

    「戦中生まれで、当時、種痘を受けた祖母曰く、医療環境によって地域差はあるかもしれないが、種痘は日常的だったそうです」

    ーー他にも、明治時代の接種済み証そのもの、もしくは、そこに書いてあることで特徴的なものがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。

    「明治時代に作られた証明書にも関わらず、大阪府ではなく摂津国(現在の一部の大阪府と兵庫県)の表記になっている所が興味深いです」

    「また、証明書の下部を見ると、印刷所が発行しているのがわかります。接種数が多いことから、医師の需要に応えて、印刷所がテンプレートとして発行していたのではないかと思います」

    というのも、満船堂さん曰く、インターネットで他の種痘の接種済み証を検索すると、手書きのものも見受けられたんだそうで、こう想像を膨らませます。

    「当時の大阪は他府県に比べると人口も多いですし、そのテンプレートに医師が接種者の個人情報を記入して交付していたのではないかと考えています」

    反響を受けて

    「多くの方々より反響をいただきまして大変驚いています」

    「約130年前の出来事と、現代の新型コロナウイルスの感染拡大やワクチン接種を比較して、皆様からご関心をお寄せいただいたのではないでしょうか」

    資料を今後どのように保管されるか、気になっている人も多いと思います。

    「見つかった資料は、年代や分類に分けて普段から管理しているので、今回の種痘接種済みの証明書も整理して保管しています」