「明日は笑おう、うん!」という気持ちになる育児漫画が話題です。
イラストレーターのさざなみさん(@3MshXcteuuT241U)が、Twitterにお子さんを笑わせるために奮闘するお父さんの姿を描いた、実話を元にした漫画を3つに分けて投稿したところ、計5千以上リツイートされ、3万8千を超える「いいね」が集まりました。
「子供の笑顔が一番の良薬ですよね^_^」「子供たちとの向き合い方を考えるきっかけになりました😊」と大きな反響が寄せられました。
育児真っ最中の方もそうでない方も目がうるうる🥺するような、そんな素敵な漫画の内容がこちら。
お父さんがお休みの日は、2人のお子さんのテンションが最高潮に達します。


きっかけは4年前の冬に遡ります。

息が詰まりそうになる日々…



「1日1回爆笑させてほしい!」





「相手を知っていないとできないこと」

普通の日常生活で、いかに「笑う」ことが幸せなことかを気づかせてくれるお話。
コメント欄には「『もう少し面倒見て』ではなく、『爆笑させて』というアプローチには目から鱗でした」と絶賛の声が届きました。
BuzzFeedは、この漫画を描いた2児のお母さんにお話を聞きました。
さざなみさんご一家は、収束が見えない自粛生活と、長く続いた悪天候で「この夏は休日に家族で出かけることも思う存分できなかった」と残念がります。
しかし、家の中で過ごす子供たちの様子をよーく見てみると、室内でも息切れするほど動き回っては大笑いしていたそうです。
「子どもたちが笑ってくれるとどんな状況でもすごく嬉しい、と改めて気づいたので、そのテーマについて思い出話と絡めて漫画にしました」
当時の心境
漫画でも描かれているように、当時のさざなみさんは、しんどくて余裕がなく、いっぱいいっぱいになっていました。
「娘のクシャクシャの笑顔を見ると、疲れもフワ~っと浄化されるように感じていました。だから、自分の代わりに娘を笑わせてほしい! というお願いが一番最初に頭に浮かびました」
「娘はいつも本当に笑うときは、目と目の間にシワが寄るのです。1日1回はそんなふうに笑わせてあげよう、と決めていました」
お父さんは、さざなみさんの真面目なお願いを聞くと、真剣に受け止めてくれたそうです。
試行錯誤
いざお子さんを笑わせようと励むお父さんは、会社の先輩にコツを訊いてみたり、ご自身が子供の頃に好きだった折り紙の作り方を調べたりと、いろんな試行錯誤をしたんですって。
さざなみさんは当時の心境をこう振り返ります。
「夫は娘の反応を探るうちに、娘が青色が好きなことや、ぬいぐるみは刺繍の目よりもビーズの目のタイプが好きなことを自然と見抜いていったことに感心しました」
お子さんはいま
漫画に登場する1歳半のお子さんは現在5歳になり、3つ年下の妹ができました。
「成長した今は、よく2人で何でもないことで笑いこけています」
ご両親の尽力があったおかげで、お子さんは笑い上戸になりました。
「笑い上戸になった娘は、夫が目の前に座るだけでエヘエヘと笑うほどになっていました。夫も、変顔や大袈裟におどけるようなことまでしなくても、娘の笑いのツボを心得た『間』でうまく笑わせていました」
「夫が上達したのはもちろんですが、2人の間に強い信頼が芽生えたのだと思います」
「自分の代わりに子どもを思いっきり笑わせてくれる人がいることは本当に嬉しいことだと、改めて感謝したいです」
反響を受けて
投稿された漫画には、たくさんの共感の声が集まりました。どう思われたのでしょうか?
「子どもが笑ってさえいれば、どんな状況でも何とかなる、という思いが多くの家族に共通してあるのだなと改めて認識しました。それだけ、子どもの笑顔には周囲に影響を与える力があるのだと感じました」
「色んなお家での、子どもたちの笑いのツボについて、聞いてみたい気持ちになりました!」