「小6の私へ10年後にはこうなります」夢を叶えた結果「重さで家の床抜けそう」の声

    国語辞典って「読む」目的を見落としがちな気がするけど、好きな人にはたまらない読み物なんです。

    「リアル舟を編む…」が話題です。

    日本語学を専攻する大学4年生のんちゅたぐいさん(@iwanttobeJinrui)が、Twitterに小学6年生のときに書いた卒業文集から10年後の姿の写真を投稿したところ、1万6千回以上リツイートされ、15万4千を超える「いいね」が集まりました。

    「小6からその楽しみを見出してるって凄いな」「有言実行かっけえ」と大きな反響が寄せられました。

    「卒業文集でこんなことを書いていた小6のわたしへ」

    「いつか新明解を全版そろえたい」。

    「10年後にはこうなります」

    いや、すごい量の辞典…。「重さで家の床抜けそう」と心配する声もあった一方で、辞書編集者の物語『舟を編む』を思い出したというコメントも見受けられました。

    BuzzFeedはんちゅたぐいさんにお話を聞きました。

    「小学校の卒業文集で国語辞典について書いたことはずっと覚えており、むしろ他の友達のように、思い出について書けばよかったと少し後悔していました」

    「しかし、大学の日本語学ゼミの教授にそのことを話し作文を見せたところ、 『これ、叶ってるね』と言われ、この内容の作文を書き残しておいてよかったと思うようになりました」

    教授とのそんな出来事から、より多くの人に国語辞典の魅力を知ってもらいたいという思いが強くなり、今回のツイートをしたんだとか。

    振り返ると、んちゅたぐいさんは小学5年生のとき、家の本棚から新明解国語辞典の四版を見つけ、興味を持ったそう👀📚

    「お父さんに『動物園』を引いてみるように言われ解説を見てみると、小学生の私にもわかるほど衝撃的な解説があり一気に惹かれました」

    ーー小学6年生からの10年間を振り返ってみて、辞典に対する気持ちに変化はありましたか?

    「辞書や日本語が好きであるという気持ちは変わっていません。大学で日本語学を専攻し始めて日本語に関する知識が増えたので、辞書を見る視点は豊富になったと感じています」

    記憶に残っているエピソード✉️

    現在、大学で日本語学を学んでいるんちゅたぐいさん。この進路に決めるにあたって背中を押してくれたのは、小学校の校長先生だったといいます。

    「卒業証書授与のとき、『あなたが作った国語辞典の読者にしてください』と言ってくださいました。その一言に背中を押され、その時点で将来日本語をもっと専門的に学びたいと思うようになりました」

    これだけではなく、ほかにも感動的なエピソードがあるんです。

    中学1年生のとき、『新解さんの読み方』(角川文庫)を読んだんちゅたぐいさんは、著者である夏石鈴子さんに感想を書いたお手紙を送ります。

    すると、なんとお返事が返ってきたんです!😄💖

    「中学生の私にもわかるよう丁寧に、新明解の面白い解説や夏石さん自身が興味を持っていることなどを書いてくださいました。本当に嬉しくて今でも大事に保管しています」

    「学校で新解さんの面白さを一緒に話せる人がいるといいですね」

    夏石さんの言葉通り、大学では辞書の魅力を共有できるお友達に恵まれたんですって!

    ✨夢が叶いました✨

    実は写真を投稿した時点では、新明解を全版揃えるまでには至っていなかったんですが…。

    「今回この投稿を見た方から新明解国語辞典の初版を譲っていただけることになりました」と現代っぽい奇跡が起こったんです!拍手

    「新明解国語辞典を全版揃えるという夢は、この投稿を通して初めて叶いました。本当にありがたい限りです」と語り、んちゅたぐいさんは感動と喜びでいっぱいな様子です。

    反響を受けて

    「『自分も国語辞典を読むのが好きだ』『同じような人がいて嬉しい』という共感の声を多くいただいたことが一番嬉しかったです」

    「この投稿をきっかけに国語辞典に注目する人が増え、面白さを広めることができたら嬉しいです」

    んちゅたぐいさん直伝、国語辞典の面白さ

    2本目の記事では、様々な国語辞典を持つんちゅたぐいさんに聞いた辞典の読み比べの面白さを伝えます!