「性は、自分が望むものなら何でもあり得る」クィアを公言している12人のセレブ

歌手のサム・スミスは、自身のセクシュアリティについて、「私は男性でも女性でもない。その中間にいると思う」と語っています。

1. サム・スミス

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2019年、俳優ジャミーラ・ジャミルとのインタビューでサムは、次のように語りました。

「ノンバイナリーやクィアについて調べて、当事者が話しているのを聞いたとき、『これは自分のことだ』と思いました」

ノンバイナリーとは、自分の性自認が、男性か女性の一方に当てはまらない人を指します。

クィアとは、規範的とされる性のあり方に当てはまらない、さまざまなジェンダー やセクシュアリティを包括的に表す言葉です。

続けて、「私は男性でも女性でもありません。その中間にいると思います。私はそう受け止めています。全てはスペクトルの上にあります」と話しました。

同年末、サムはツイッターで自身の代名詞を（性別を男女のいずれとも特定しない）「They」や「Them」に変えると発表しました。

2. デミ・ロヴァート

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2021年5月、デミはInstagramで、自身がノンバイナリーであり、自分を表す代名詞に「They」や「Them」を使用しているとシェアしました。

デミは、「私はまだ自分自身について学んでいる最中で、（ノンバイナリーやその他の性的マイノリティの）専門家や代表者だと主張しているわけではありません」と語っています。

3. マイリー・サイラス

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2015年の『タイム』誌のインタビューでマイリーは、自分の性自認を言葉でラベリングすることには抵抗があるものの、自分は性が流動的だと認識していると説明しました。

「私はただ平等なの。私のどの部分とか、どんな服を着るかとか、どう見えるかとか、そういうのは関係ない。文字通り、私がどう感じるかだけなの」

マイリーは自分の好む代名詞を公表していません。

4. ジャネール・モネイ

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2020年にジャネールは、「私は女性でもなく、男性でもなく、ある経験だ」という今は削除されたアメリカのテレビアニメに関する投稿をリツイートし、「#IAmNonbinary」（私はノンバイナリー）というキャプションを添えて、LGBTQコミュニティへの支援を表明しました。

このツイートは、彼女がノンバイナリーだとカミングアウトするものではありませんでしたが、彼女は米紙バラエティに、「この投稿が私の心に響いて、『最高！これは私だ』と思いました」と語っています。

「ミュージシャンのプリンスが『I Would Die 4 U』の曲中で、『私は女じゃない、私は男じゃない、君には決して理解できない何かだ』って言ったのと同じように、スティーブン・ユニバースの投稿は私の心に響いたんです」

「私は、自分の女性的な部分と男性的な部分を感じ、うまく説明できないエネルギーを感じます」

しかし、ジャネールは自分の代名詞を公表する必要は感じていないそうです。

自分のウィキペディアのページで、代名詞が「She / Her」と「They / Them」に切り替わっていることに対し、ジャネールは、次のように語っています。

「みんな、私を呼びたいように呼べばいいの。私は自分が誰であるかを知っています。そして、私の歩みたい道を知っています。私は何も宣言する必要はないのです」

そして今年4月、ジャネールは自身がノンバイナリーであると、Facebookのウェブ番組で公表しました。

「私はノンバイナリーです。自分を女性だけとして見ているのではありません。私は（性に縛られない）すべてのエネルギーを感じています」

5. ジョナサン・ヴァン・ネス

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ジョナサンは、自身がノンバイナリーとクィアであることを公言しています。

彼は英版コスモポリタンに、「私の場合、ノンバイナリーをカミングアウトしたとき、『They』や『Them』は使いませんでした。私は『彼』（He）でも『彼女』（She）でも、『彼ら』（They）と呼ばれてもなんとも思いません」

「自分がノンバイナリーにフィットしなければならないと感じたことはないし、フィットしようと思ったこともありません。『She』や『Her』と呼ばれたい時もあるし、そうでないときもあります」

6. アマンドラ・ステンバーグ

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アマンドラはノンバイナリーで、性は 「自分が望むものなら何でもあり得る」と考えており、「今の社会で設定されているような性は、実際には存在しない」と話しています。

『People』誌の取材に、「私は以前、『She』や『Her』と並んで『They』や『Them』という代名詞を使うことに抵抗がないと言いました。私にとって、代名詞は重要なトピックだからです」と語っています。

7. テオ・ジャーメイン

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トランスジェンダーを公言し、現在ノンバイナリーのテオは、最初のカミングアウトからどのようにジェンダー観が変化してきたかを説明しました。

ヴォーグのインタビューで、次のように語っています。

「私は厳格なジェンダーロール（性役割）が存在する環境で育ったため、18、19歳の頃に経験したカミングアウトのプロセスは、社会の基準どおりに自分を無理やり矯正することでした」

「そのプロセスの間、私は『自分は間違いなく男の子だ、He や Himの代名詞を使う、それ以外は使わない』と考えていました。当時も、自分が男女の性の真ん中にいるような気はしていましたが、そのスペースはとても小さかったのです」

「私の職場はとても男性的で威圧的な環境でした。私はその中に溶け込もうとしていました」

テオは22歳の時にノンバイナリーだと公表。当時の心境について「私は自分のやりたいことをやって、他の人たちがそれに続いてくれればよかった」と語っています。

テオの代名詞は「He」や「Him」と「They」や「Them」です。

彼は『アドヴォケート』誌に、「私はどちらの代名詞もとても好きです」と語っています。

8. ラックラン・ワトソン

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ラックランは自身がノンバイナリーだと公言しており、Netflixの『サブリナ：ダーク・アドベンチャー』の出演者がノンバイナリーについて語るYouTube『What I Wish You Knew: About Being Nonbinary』で、ジェンダーに対する考えを説明しています。

「多くの人はジェンダーを、ここから始まってここで終わるもの、あるいはある場所（性）から別の場所（性）へいくという客観的なものだと考えています。でも、そうではないんです」

「私にとってジェンダーは、終わりのないものです。ずっと線が続いていて、森の中をまっすぐ歩いているだけで、どこに向かっているのかよくわからない感じなんです」

Instagramのプロフィールによると、ラックランの代名詞は「They」や「Them」です。

9. インディア・ムーア

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インディアはトランスジェンダーであり、ノンバイナリーです。

1980年代アメリカのLGBTQコミュニティを描くドラマ『POSE/ポーズ』の共演者であるMJ・ロドリゲスとの2019年の雑誌ロフィシェルのインタビューで、インディアは「私は代名詞についてはあまり話していません。人々が本当に理解しているとは、まだ思えないからです」と話しています。

「私はどの代名詞を使われても気にしないけど、人々が私を女性として見るのも理解できます。私が女性として見られているから、人々は女性をサポートするように私をサポートするのです」

10. エイジア・ケイト・ディロン

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エイジアは、テレビドラマ『ビリオンズ』でノンバイナリーのテイラー・メイソンを演じたことにより、自分自身もノンバイナリーであることを自認するのに役立ったそうです。

エイジアはABCニュースに、「『ビリオンズ』の脚本とキャラクターの内訳にノンバイナリーと書かれているのを読んだときに、その言葉がピンときました」と語っています。

「少し調べてみたら、女性というのは（生まれた時に）割り当てられた性別で、ノンバイナリーはジェンダーアイデンティティ（性自認）のことだと知り、この2つは違うものだとわかったんです」

「それでようやく、これまでずっと抱いていた（自分の性への）感情を言語化することができたんです」

エイジアの代名詞は「They」や「Them」です。

11. ニコ・トルトレッラ

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ニコの著書『Space Between』の中で、「今は、（妻も）私も自らがノンバイナリーであると認識しており、『They』や『Them』の代名詞を好んでいる」と説明しています。

ABCニュースのインタビューで、自分の代名詞について、「誰もが模索している最中なんだ。私もいまだにわからなくなる時はある」と語っています。

「私にとって『They』や『Them』の代名詞は、私自身の本来の姿を完全に表していて、より包括的でより広く感じるんだ」

12. ベックス・テイラー＝クラウス

Axelle / FilmMagic / Getty Images

2018年、ベックスはツイッターでトランス・ノンバイナリーであることをカミングアウトしました。

「こんにちは。私はベックス、そして噂は本当です。私はノンバイナリーです」

Instagramのプロフィールによると、ベックスの代名詞は「They」や「Them」です。

🌈「“性”と“生”の多様性」を祝福する日本最大のLGBTQイベント「東京レインボープライド」の開催に合わせて、BuzzFeed Japanでは4月22〜26日にかけて、性的マイノリティに関する情報やインタビューを「LGBTQ特集」としてお届けします。

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この記事は英語から翻訳・編集しました。  翻訳：アシュウェル英玲奈