妻を含む5人を射殺した男性は、その後自殺した

    「これは明らかに、これまでの乱射事件とは異なります」とカーン郡保安官は述べた。

    カリフォルニア州で、妻を含め5人を射殺した男が、その銃で自らを撃ち自殺したと、当局が発表した。

    男の名はハビエル・カセレス(54)。最初に撃たれたのは、ロサンゼルスから90マイル離れたベーカーズフィールドのTNTトラッキングに勤務するマヌエル・コントレラスさん(50)だった。その後、男は所持していたキャリバー50を、自身の妻のペトラ・カセレスさん(45)に向け射殺した。

    カセレス容疑者が犯行に及んだ動機は未だ明らかになっていないが、カーン郡保安官は記者会見で、これまで発生した多くの家庭内暴力事件と類似する点が多々あると述べている。

    夫婦は4カ月間に離婚。妻のペトラ・カセレスさんは最近、子供の養育費や財産に関する訴訟手続きの変更を申請していた。ABC23の報道によると、夫婦の離婚裁判に関する書類の中で彼が妻のペトラさんが浮気をしたと訴えていたという。

    アントニオ・バルデスさん(50)もまた、現場に到着した後に射殺された。彼は一度逃げたが、カセレスが車で追いかけ殺害したとされている。

    容疑者はその後現場を離れ、ローラ・ガルシアさん(31)とエリシオ・カセレスさん(57)父娘の住宅付近で遭遇し、二人を射殺した。家の中にいた子供達に被害はなかったという。

    カセレス容疑者と被害者たちの関係はすぐには明らかとなっていない。

    国内で発生した他の銃乱射事件を引き合いに出し、は「これは明らかに、これまでの乱射事件とは異なります」と保安官は語る。

    事件の後、容疑者は車を放置し、小さい子供と一緒にいた女性の車を奪った。その女性と子供は無傷で逃げたという。

    「容疑者は、女性と子供を逃がしたという点を指摘し、自分は悪者ではないと言及した。そして車で走り去った」

    彼は盗んだ車で友人の経営する近所の自動車修理工場へと向かっていた。しかし、その後すぐに、郡保安官代理が彼を発見、逮捕を試みた。その瞬間、彼は銃を自分自身に向け発砲、死亡したという。

    この事件は約30分間という非常に短い時間に、800メートルの範囲内で起こった。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。