
材料はこちら。

そう、パイ生地を自分で作るんです。
買うのは簡単。でも…
A.割高。
B.手作りのほうが断然おいしい。
怖じ気づかないで。大丈夫です。それでもどうしても作りたくないという人は、ステップ11から始めるといいですよ。
1. 中力粉、砂糖、塩を大きなボウルに入れて混ぜ合わせ、角切りにした冷たいバターを加えます。

2. バターが温かくならないように手早くバターを手で強く押しつぶして粉と合わせます。

3. 混ぜ終わっても大きなバターの塊が残っているはずです。それをつぶして粉と混ぜて薄くて長いフレーク状にしてください。

4. アップルサイダービネガーと冷水をボウルの中身にふりかけます。

5. ボウル一杯分の粉まみれのバターが、ひとまとまりの生地になるまで、手で生地をこねます(乾いた部分が少しあってもまったく問題ありません。混ぜすぎないようにしましょう)。


混ぜすぎるとパイ皮が硬くなってしまいます。それはパイに対する大罪ですよ。
6. なんとまあ、パイ生地が出来ました!ほらね、そんなに難しくなかったでしょう?

7. 生地を半分に切って、それぞれを厚さ2.5cmほどの平らな円盤状にします。ラップでくるむか大きなジップロックに入れて、2時間以上冷やします。



8. カウンターの上を片付けて小麦粉を薄く振ります。麺棒(またはワインボトルなど)を使って、2つの生地の一方を伸ばして直径33cmほどの円形にします。(完璧でなくても構いません)。


生地がくっつく場合は粉を少し振ります。
9. 生地を麺棒(またはワインボトル)に巻き付けます。


こうすることで超簡単に生地をパイ皿に移せます。
10. パイ皿の上で生地を広げて、皿にぺったりと落とし入れます。


少しくらいひびが入っても大丈夫。パニックにならないで。
11. 生地を皿に押しつけて、ぴったりとくっつくようにします。

12. リンゴの皮をむいて、芯ごと4等分にします。

13. 芯を取り除き、2cmほどの厚さにスライスします。


14. リンゴを大きなボウルに入れて、中力粉、塩、砂糖、ライトブラウンシュガーを加えます。



15. さらにアップルサイダービネガーとシナモンを加えます。


ビネガーを加えるのは意外だと思われるかもしれませんが、レモン汁を加えるのと同じような、旨味を増す効果があります。
アップルサイダーのビネガーなので、味は…リンゴの味です。だからいいのです。
16. シナモン、砂糖、そして人生で得た最良のものすべてが全部に均等に絡まるように、リンゴを和えます。

17. リンゴをすべてパイ皮の中に入れます。「パイが厚くなりすぎない?全部入るの?」と思うでしょう。大丈夫。焼くと良い意味でかさが減って普通サイズのパイになります。

18. 卵に水を小さじ1入れて泡立てます(これを卵液といいます)。
19. 卵液をパイ皮の縁に塗り、2枚目のパイ生地を上にかぶせます。縁をすべて押して、2枚の生地をくっつけます(卵が、この聖なる2枚組を密着させてくれます)。



20. 確実に中身が出ないようにするために、さらに生地の端を上に折り畳みます。


21. これで終わりでも構いませんが、レベルアップさせたい場合は縁を波形にします。ゆるやかな波形、先のとがった波形など、好みの波形で構いません。


これでパイのおいしさが変わることはないので、気楽にやりましょう。
22. パイ皮の全体に卵液を塗ったら砂糖をたっぷりふりかけます。


23. よく切れる包丁で表面に切れ目を2~3つ入れます。

24. 縁をつけてアルミ箔を敷いたベイキングシートの上にパイをのせます。こぼれた果汁をここに溜めることで、オーブンで燃えるのを防ぎます。おいしそうなキツネ色になって、果汁が煮詰まり泡立つまで、70~90分間190℃で焼きます。

これはいくら強調しても足りません。パイの生焼け防止を求める嘆願書への署名を集めたいほどです!
25. 私にとっては完璧な出来栄え。

これをさらに完璧にする唯一の方法は、もちろんホイップクリームを添えることです。そしてホイップクリームをもっとおいしくする唯一の方法は、サワークリームを加えることです。
26. パイを焼く間に、ヘビークリームをやわらかいツノが立つまで泡立てます。それからサワークリームを入れて優しく泡立て、続いて砂糖を入れます。



27. 泡立て器を持ち上げた時にクリームの形が崩れなくなるまで(ミディアムピークスの状態まで)泡立てます。

食べさせて。

シナモンアップルパイ、ホイップしたサワークリーム添え
レシピ作者:Alison Roman
8人前
パイ生地作りに怖じ気づく場合は市販のものを使うこともできますが、割高で、手作りよりも味は確実に落ちます。
パイ生地の材料:
中力粉 2+1/2カップ
砂糖 大さじ2
粗塩 小さじ1+1/2
無塩バター、2.5cmの角切り 1カップ(2本)
アップルサイダービネガー 大さじ1
冷水 1/4カップ
フィリングの材料:
リンゴ 1.6kg(レッドデリシャスとグラニースミス以外なら何でも可。私はハニークリスプやガラなどの酸味のあるリンゴを使います)。
砂糖 1/2カップ(分けて使用)
パック入りライトブラウンシュガー 1/4カップ
中力粉 大さじ2
アップルサイダービネガー 大さじ1
シナモンパウダー 小さじ2
塩ひとつまみ
卵、Lサイズ1個
ホイップクリームの材料:
ヘビークリーム 1カップ
サワークリーム 1カップ
グラニュー糖 大さじ2
パイ生地の作り方:
中力粉、砂糖、塩を大きなボウルに入れて混ぜます。手でバターを粉とすり合わせて、バターがほぼ粉と混ざるまでつぶします。粉に覆われた大きくて薄いバターの欠片ができます。まだバサバサで少し乾いて見えますが、それで構いません。
ビネガーを冷水に加えます。それをボウルの中身にふりかけます。すべてが一体となり始めるまで、手で混ぜます。パイ生地ができるまで、もう少しこねます。生地を2つに均等に分け、それぞれをラップで包むか、または大きなジップロックに入れます。2時間以上、冷やします。
軽く粉をふった面の上で生地の1つを伸ばして、直径33cmほどの円形にします。(パイ生地はパイ皿の外周よりも必ず大きくしてください)。
粉をふった麺棒に巻き付けて、生地を23cmのパイ皿に慎重に移します。縁を持ち上げて、生地をパイ皿に落とし入れます。パイ皿を冷蔵庫に入れます。
残りの生地を同じ大きさに伸ばします。伸ばした生地をベイキングシートまたは大きな皿に移し、冷蔵庫に入れて冷やします。その間にフィリングを作りましょう。
フィリングの作り方と成形の方法:
リンゴの皮をむき、4等分します。まな板に切ったリンゴを置き、包丁で芯を取り除いて約2cmの厚さにスライスします。
大きなボウルにリンゴを入れ、砂糖のうち1/4カップと、ブラウンシュガー、中力粉、ビネガー、シナモン、塩ひとつまみと和えます。ビネガーをここで加えるなんて変だと思うかもしれませんが、これによってパイに甘みに負けない酸味を加えることができます。だまされたと思って入れてください。
小さいボウルに卵と水小さじ1を入れて混ぜます(これを卵液と言います)。
パイ皿を冷蔵庫から取り出します。フィリングをパイ生地に入れます。ボウルに残った汁も全部入れてください。卵液の半分を生地の縁に塗ります。
もう一方の生地を冷蔵庫から取り出して、フィリングの上にかぶせ、縁を押して密着させて閉じます。生地の端を折り畳みます(こうして二重に閉じることで果汁がパイからあふれ出るのを防ぎます)。縁を波形にしたい場合は、指の関節を使って2.5cmぐらいの間隔で生地に波形をつけましょう。
卵液をパイ全体に塗って、残りの砂糖を上にふりかけます。果物ナイフでパイの表面に10cmほどの切れ目を2~3か所入れます。
30分以上、パイを冷やします。
オーブンを190℃に温めておきます。
パイをアルミ箔を敷いたベイキングシートの上に置きます(果汁が流れ出てもシートに溜まるため、オーブンの下まで落とさずに済みます)。
途中で一度向きを変えながら、パイが濃いきつね色になって果汁がブクブク泡立つまで70~90分焼きます。果汁が十分に濃くなり生地がしっかりと焼けるように、十分時間をかけて焼くことが重要です。パイを生焼けにしないように!もう一度言いますよ。パイを生焼けにしないように!生焼けだと生地は生っぽい味になり、フィリングは水っぽくなります。
パイを焼く間、ハンドミキサーまたは泡立て器でドロッとしてやわらかいツノが立つくらいまでヘビークリームを泡立てます。それからサワークリームを加えて優しく泡立て、次に砂糖を加えます。
泡立て器またはミキサーの先でクリームが立つまで混ぜます(ミディアムピークスと呼ばれる状態です)。
パイを食べる前に最低1時間は冷ましてください。これによって果汁が落ち着き、カットするときに手がベトつきません。
作り置き:
前もってパイ生地を作り、冷蔵庫で5日間または冷凍庫で1か月間保存することができます。
実際にパイを作る時は一晩冷蔵庫に入れて、翌日焼いてください。卵液を塗るのを忘れずに!
作って焼いておきたい人は、前日に焼いて常温で食べるか、または175℃のオーブンで30分間温め直してください。
この記事は英語から翻訳・編集しました。