この少女は17歳のマディ・ケーブル。彼女は、昨年11月、交通事故に遭ってケガをしました。

そこで、蒸気機関など、レトロな技術とSFを組み合わせた「スチームパンク」という世界観のファンであるマディと友人のサラは、装具をコスプレイヤーの夢に変身させました。

少女たちが鎧のコルセットを作りあげるには約5時間かかりました。

そして、完成品は、非常に魅力的です。

「今ではこれを着るのが楽しいです。もっと自分に自信が持てるようになりました」

2015年11月30日、マディと母親のリンダがは土砂降りの中、車で高速道路に入ろうとしたその時、水たまりの上でブレーキが効かなくなり、衝突事故を起こしました。
事故でマディは脊椎を骨折し、少なくとも6週間は装具を着用しなくてはならなくなりました。
「はじめ私は装具がとても恥ずかしかったんです」と、マディはBuzzFeedに語りました。「でもサラがそれをスチームパンク風にしようと言い出して、私もそれはいいアイデアだと思ったんです」。二人は10年来の友達で、二人ともスチームパンクの世界観が大好きなのです。
スチームパンク風に仕上げるために、二人はステンシルや金具、ペイントなどを使いました。
「スチームパンク風にすることで、装具が治療用というより、楽しいコスチュームのようになりました」と、マディは語ります。
数週間前の診察以来、マディは1日数時間は装具を外していられるようになりました。次のフォローアップ診察の時までには、装具をつけないでいられるようになるのが目標です。そして、二人の少女は今また知恵を出し合っています。別な友達が膝を手術する予定なのです。彼女たちにもう一つ新たなプロジェクトが生まれるかもしれません。