マーベルファンが待ち望んでいた映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日に公開されます。
映画『ブラックパンサー』の続編となる今回の作品で、最も注目を集めているのが、1作目で主役を演じたチャドウィック・ボーズマンの代役です。
「いったい誰がティ・チャラ(ブラックパンサー)役を掴みとるのか…?」と世間はざわついていましたが、2作目にはチャドウィック・ボーズマンの代役は登場しません。
続編は2021年3月から撮影開始を予定していましたが、チャドウィックは2020年8月、大腸がんにより亡くなりました。
マーベルファンのみならず、多くの人に衝撃を与えたチャドウィックの死を受け、マーベルのCEOであるケヴィン・フェイジは、続編でチャドウィックの代役を立てなかった理由を明かしました。
「代役を立てるのは早すぎると思った」と、ケヴィンは映画雑誌「Empire」のインタビューに答えました。
また、マーベル・コミックの原作者で、2018年に亡くなったスタン・リーの考え方に敬意を表したかったといいます。
「スタン・リーはいつも、『マーベルは、常識や固定観念の外の世界を表現している』と言っていた。そして、どんなにキャラクターやストーリーが素晴らしく非現実的であっても、我々(マーベル・スタジオ)が行うこと全てに、親近感や人間的な要素があるということを話していた」
「世界中の多くの人は、まだチャドウィックを失ったことを実感できていない。監督のライアン・クーグラーは、それを続編に注ぎ込んだんだ」とケヴィンは語りました。
ケヴィンは、ライアンと何度も話し合い、チャドウィックに敬意を表しながら、前進するための最良の方法を見出したといいます。
「話していた内容はすべて、『次に何をするか』ということだった。どうやってチャドウィックに敬意を示し、彼のレガシーを引き継ぐか。彼だったらワカンダとこの素晴らしい作品のために、何をするだろうかと考えた」とケヴィンは締めくくりました。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日に日米同時公開です!
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈
BuzzFeed Japanでは、バラエティーに富んだ海外ニュースを発信しています。
驚きの写真の数々に、思わず共感してしまう体験談、セレブの最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかるホットな話題をお届けします。