ディズニー最新作で主演を演じた俳優が明かす、作中で「禁止されていたこと」とは?

    『101匹わんちゃん』に登場する悪役の誕生秘話を描いたディズニー実写映画『クルエラ』が公開された。エマ・ストーンが主演でクルエラ役を演じている。

    ディズニー作品『101匹わんちゃん(1961)』に登場する悪役の誕生秘話を描いた映画『クルエラ』が、5月27、28日に映画館とディズニープラスで配信された。

    A screenshot from the movie of Cruella wearing a red gown

    作中では、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲得した俳優のエマ・ストーンが、主人公クルエラを演じている。

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    作中では完璧にクルエラを演じているエマ・ストーンだが、クルエラという人物を表現するにあたって、あるものが欠けていた。

    それは、クルエラが愛用していたシガレットホルダーだ。アニメ版 『101匹わんちゃん』では、クルエラがシガレットホルダーに取り付けたタバコを吸う姿が描かれている。

    A screenshot from the animated film of Cruella holding her cigarette

    役作りのためにも、シガレットホルダーを使いたかったエマだが、ディズニーからは許可されなかったという。

    「今の時代には許されません。ディズニー作品に喫煙シーンを取り入れることは、許されないんです」と、エマはニューヨーク・タイムズに語っている。

    Emma attends the Cruella premiere

    ディズニーは2015年に、映画の年齢制限でG(全年齢対象)、PG(鑑賞には保護者の判断が必要), PG-13(保護者の注意を強く推奨、13歳未満には不適切な内容の可能性あり)に指定された作品では、作中に喫煙シーンを描かないとしている。

    「シガレットホルダーを使わずに、クルエラ役を演じるのは難しかったです。あの緑の煙を吐き出すのを楽しみにしていました。でも、それはできなかった」

    「喫煙を推めるようなことはしたくありません。子犬の皮をはぐようなこともね」と、エマはジョークで締めくくった。

    『クルエラ』は、映画館またはディズニープラスのプレミア アクセスで見ることができる。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟