「大きい女性は参加できません」体型を理由にパーティーバスへの乗車を断られた女性。プラスサイズの人への差別を指摘

    「大柄な人も人間。プラスサイズだからといって劣っているわけでもないし、他の人にサービスを拒否される筋合いもない」

    アメリカ・テキサス州サンアントニオに住むファロン・メリローさん(27)は、ソーシャルメディアでボディ・ポジティブについて積極的に発信しています。

    Fallon standing in a room showing off her bikini
    Instagram: @fallonlindsey / Via Instagram: @fallonlindsey

    ボディ・ポジティブとは、「美しい体型」に対する従来の固定概念を排除し、どんな体型でもありのままの自分を受け入れて愛そうという考えのことです。

    先日、ファロンさんが友人たちとフロリダ州・マイアミに旅行した際、彼女の体型を理由にパーティーバスへの乗車を拒否されたといいます。

    パーティーバスとは、車内がクラブのようになっているバスのことで、音楽や飲みものを楽しめるようになっています。

    ファロンさんは、自身のTikTokに当時の状況を説明した動画を投稿しました。動画は、57万回以上再生されています。

    動画では、7月31日に友人たちと一緒に、ハードロックホテルが主催するクラブ「Daer」のプールパーティーに行くことにしたと説明しています。

    そして会場に行くために、彼女たちはオンラインチケットサービス「Eventbrite」で、「Spring Break Miami Party Service Bus(春休みマイアミパーティーバスサービス)」のチケットを購入しました。

    チケットを購入する際、ファロンさんはバスの詳細ページにこう書かれていることに気づきました。「このパーティーには大きい女性は参加できません。ごめんなさい!」

    TikTok: @curvybb / Via tiktok.com

    「ドアマンは外見にとても厳しいです。前にも、高級クラブに入るのに苦労したことがある人には、このパーティーは向いていないでしょう」

    「条件を満たしていない人を中に入れるためにあれこれ考えるのは、あなたにとっても私たちにとっても時間の無駄です」

    ファロンさんはBuzzFeedの取材に対し、「パーティー主催者のDaerに連絡を取ったところ、体型で差別はしていないと断言されました。そのため、私たちはバスに問題なく乗車できるだろうと思っていました」と語りました。

    しかし、パーティー当日にバスに乗車しようとしたところ、男性スタッフがファロンさんの友人の一人に、ファロンさんの搭乗を許可しないと告げたそうです。

    「人前で見た目や体型を理由に追い返されるのは、本当に屈辱的でした」とファロンさんは語りました。

    TikTok: @curvybb / Via tiktok.com

    「控えめに言っても、恥ずかしかったし、ショックでした。自分が内面的にも外見的にも美しいとわかっていても、その瞬間は自分が無力だと感じました」

    「見た目のせいでイベントから追い出されるのは、プラスサイズの人が皆恐れていることです」

    誰も介入しなかったため、ファロンさんと友人たちは返金を受けとり、別の手段でクラブに行ったそうです。

    ファロンさんのTikTok動画が拡散されてから、このパーティーバスの「Eventbrite」ページは削除されました。代わりに、「オープンバーパーティーバス+DAERプールパーティー・モデル体型推奨」というイベントタイトルでバスが運行されています。

    DAER POOL PARTY + PARTY BUS TRANSPORT / Via eventbrite.com

    イベント主催者は、説明文の中で「皆様をお迎えしたいのは山々ですが、この特別なイベントへの入場は非常に制限されており、主催者側がサービスをお断りする権利を有しています」と記しています。

    ファロンさんも、新たな動画を投稿。更新されたページを見て、「説明文の本当の意味は、主催者側はプラスサイズの女性を拒否する権利を留保しているということ」と語っています。

    TikTok: @curvybb / Via tiktok.com

    「オンラインであからさまに差別を示さずとも、プラスサイズの人が実際に行って恥ずかしい思いをしたり、体型を理由にドアで拒否されるたりしているのです」

    「『モデル体型推奨』という文言にも嫌悪を感じます。モデル体型とは?今日の社会では、誰もがモデルになれます」

    Fallon posing for a picture in a cross front top and jeans
    Instagram: @fallonlindsey / Via Instagram: @fallonlindsey

    「アシュリー・グラハムや、他のプラスサイズモデルを見てください。モデルはもはや一面的なものではないし、モデルはスモールサイズでなければならないわけでもないのです」

    ファロンさんはこの経験を振り返り、「このようなことが起こるかもしれないとは思っていましたが、まさか自分に降りかかるとは想像していませんでした。この1年間、私は体重を大幅に減らし、自分自身に自身がついてきていました」と語りました。

    Instagram: @fallonlindsey / Via Instagram: @fallonlindsey

    「しかし、マイアミに行ったら、仲間はずれにされました。マイアミに限らず、ボディイメージが重要視される人気のある場所、特にロサンゼルスやラスベガスでは、その文化を変える必要があります」

    「大柄な人も人間であり、自分の見た目をどうすることもできないことがあります。プラスサイズだからといって、私たちが劣っているわけでもないし、他の人にサービスを拒否される筋合いもありません」

    「私は、企業やビジネスがあらゆる体型の人を受け入れることを望んでいます。公共の場でプラスサイズの人を否定することは、当事者に精神的ダメージを与えます」

    「もし企業が、プラスサイズの人を受け入れる今の時代の流れに対応しなければ、このパーティーバス会社のようになってしまうでしょう。つまり、自分たちの扱いや判断に対して、多くの反発を受けることになるのです。そういう企業は成功しないでしょう」とファロンさんは締めくくりました。

    Instagram: @fallonlindsey / Via Instagram: @fallonlindsey

    8月13日、ファロンさんはTikTokを更新しました。新しく投稿された動画では、プールパーティーを主催したハードロックホテルのCEOと、10分ほど電話で話した内容について説明しています。

    ファロンさんは、自身の動画が拡散され、ここまで注目されたことに感謝しているといいます。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。  翻訳:アシュウェル英玲奈