「加工無しの写真」に人気インフルエンサーがこだわる理由「その高すぎる美の基準、手放して!」

    画像アプリで加工した写真と、加工がされていない写真を投稿するインフルエンサーのブリー・ レネハンさん。「自分自身にネガティブな言葉をかけるのをやめて」と呼びかけている。

    ブリー・ レネハンさん(26)は、インスタグラムで71万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー。自身のプラットフォームを活かし、ありのままの自分を愛そうと呼びかけている。

    ブリーさんが毎週月曜日に投稿している「Real Me Monday(リアル・ミー・マンデー)」というシリーズは、多くのユーザーから共感を得ている。

    2年間も続けているこのシリーズでブリーさんは、比較写真を投稿している。左の写真は、画像加工アプリでお腹を細くし、肉割れなどの肌の修正を行なっている。ポーズにもこだわっているそうだ。

    画像右は、自然体のブリーさん。加工は一切されていない。

    過去に外見で悩んだことがあると話すブリーさん。「投稿を通して、私たちの体にはこんな特徴があるのは当たり前で、直す必要はないと気づいてほしい」と語る。

    「このシリーズを投稿し始めた頃、私はまだ自分の体にコンプレックスを感じていました」

    「SNSで知らない人の投稿をみては、自分と比べていました。インスタグラムには、完璧に撮れた自分しか載せていませんでした」

    「自分のコンプレックスを克服するには、『完璧じゃない私の姿』も投稿する必要があると気づいたのです」

    「フォロワーの皆さんに、いろいろな私を見せることで、SNS上でも実生活でも感じていた『完璧な私でいなきゃ』というプレッシャーが薄れていくと考えたのです」

    ブリーさんの投稿には、多くのユーザーから称賛の声が集まっている。一方で、細身の体形であるブリーさんに対して、一定数の心ないコメントが届くこともあるという。

    「多くのプラスサイズの人が経験しているように、洋服を買いにっても自分のサイズがない、などといった苦労はしたことありません。痩せているからこそ、社会から受けている『特権』が、私にはあると理解しています」

    「でも、試着室の鏡に写った自分を見て、デコボコの肌や丸い体に泣いたことがあります。今は、それが普通で人間らしく、美しいことだと理解していますが…」

    ブリーさんは、誰もが少なからず自分に課している「高すぎる美の基準」にとらわれないでほしい、と訴えている。

    「雑誌やテレビ、SNSで築き上げてしまった『非現実的で不健康な美の基準』を手放してください」

    「自分自身にネガティブな言葉をかけるのをやめて。自分自身の体をいじめるのはやめて。皆さんには、より充実した人生を送ってほしいです」

    ブリーさんのインスタグラムはこちら▶︎@breeelenehan

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン

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