「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!?」飛行機で気絶した女性を救った2人の医者の卵

    「助けることに同意したときには...それ以外のことは、何も考えなかったです」

    ローレン・バグナリスさんとヘザー・デュプレシさんは、アメリカにあるルイジアナ州立大学の医学部生です。2年生になる前に予定していたギリシャ旅行で、2人は予測していなかった緊急事態に遭遇しました。

    Lauren Bagneris

    ヘザーさん(上)とローレンさん(下)。

    2人ともLSU(ルイジアナ州立大学)とプリントされている服を着て、アテネ行きの便に搭乗していました。途中、同乗していたローレンさんの姉妹が、通路で女性が気絶しているのに気づきました。

    Eduardo Ramos Castaneda / Getty Images

    客室乗務員は、機内に医療関係者がいないかと助けを求めましたが、誰も名乗り出ませんでした。

    そこで、ローレンさんとヘザーさんは立ち上がりました。

    ヘザーさんはBuzzFeedの取材に、こう答えました。「十分な訓練を受けた医療関係者が対応してくれるか、私たちは待っていました。ですが誰も名乗り出なかったので、私たちが助けるべきだと思いました」

    Heather Duplessis

    「私たちは医学生であることを名乗り、まだ学生であることを強調しましたが、客室乗務員は『少しでも力を貸してほしい』と言ってくれました」

    乗客をできるだけ落ち着かせ、2人はすぐに処置を始めました。気絶した女性の病状や、その日の朝の行動について問診した結果、原因は低血糖と高熱だと判断しました。

    The duo attending to the woman in the aisle
    LinkedIn: Suzette Bagneris / Via linkedin.com

    一方、客室乗務員は地上の医師に連絡し、ローレンさんとヘザーさんに乗客の血圧を測り、脈拍と血糖値を確認するように指示しました。

    医師は、ローレンさんとヘザーさんの治療によって乗客の状態が改善していることを確認すると、予定通りのフライト続行を許可しました。

    2人の通うLSU医学部は、SNS LinkedInで、「この2人の有能な医師のおかげで、患者は元気になりました。誇りに思います!」と伝えています。

    ローレンさんに、この状況下で何を考えていたかを尋ねると、「私たちは、人を助けたいと思って医学の道に進むことを決めたので、助けることに同意したときには...それ以外のことは、何も考えなかったです」と答えました。

    Lauren Bagneris

    「できる限りのことをするのが、私たちの役目でした」

    ローレンさんとヘザーさんは、大学の研究室でペアを組んでいたことがあります。相性が良いと知っていたので、今回の緊急事態にもその経験が役に立ったと考えているそうです。

    A stethescope
    Dani Serrano / Getty Images

    その後彼女たちは、アテネとミコノス島に向かいました。

    「まだいくつか寄るところがありますが、帰国するまでにリフレッシュして、数週間後には大学に戻れるように準備したいと思います」とローレンさんは締めくくっています。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。  翻訳:アシュウェル英玲奈