この画像には12個の黒い点があるらしいけど……見えない

    話題の目の錯覚

    目が錯覚を起こしてしまう画像が、SNSで話題になっています。

    この画像は元々、「ハーマングリッド」と呼ばれる、白い線の交差点部分が影になって見える現象について記述した論文に掲載されていたものです。錯覚を研究している、北岡明佳・立命館大学教授もFacebookに投稿するなどしています。

    白い線が交差するところに、目が焦点を合わせている場合、交差している部分は白く見えます。一方で、焦点を合わせていない周辺の交差部分には、黒っぽい影があるように見えます。

    この錯覚は、周辺視野が誤って空間を埋めてしまうことによって起こるそうです。脳は、視野の中心にあるものに焦点を当てると、それ以外の場所にある情報は推測することになるそうです。

    科学者たちは、このようなことが起きる理由について、様々な説明をしています。