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Updated on 2020年1月7日. Posted on 2019年12月9日

えっ、これ区報だったの? 全戸に配られる「しぶや区ニュース」がすごい件。

一緒に暮らすようになったら、こんなことが......。5組の同性カップルが、実名で顔を出して話しています。

10人の笑顔がはじける、素敵な写真を見つけました。

「しぶや区ニュース」より / Via city.shibuya.tokyo.jp

実はこちら、東京都渋谷区が区内全戸に配っている区報「しぶや区ニュース」の11月15日号の表紙なんです。

写っているのは、区内に住む同性カップルのみなさん。

全体はこんな感じ。正真正銘の区報です。

Akiko Kobayashi / BuzzFeed

渋谷区といえば、2015年11月5日に「パートナーシップ証明書」を全国で初めて交付しました。

これにより、同性のカップルも婚姻関係と異ならない程度の実質があるパートナー関係にある、と証明できることになりました。

2019年12月6日現在で、証明書を交付したカップルは39組にのぼるそうです。

同様のパートナーシップ証明制度は、全国の自治体に広がっています。

「私たちは26番目」 取得体験のリアル

Akiko Kobayashi / BuzzFeed

渋谷区でパートナーシップ証明書を取得したカップルのうち5組が今回、「しぶや区ニュース」の表紙になりました。

表紙をめくると、見開きで座談会が収録されています。司会は、女装パフォーマーのブルボンヌさん。

「我々は2番目の交付でした」「私たちは26番目」などと、証明書を取得したきっかけや手続きについて、リアルな経験を話しています。

なんと......2年越しの企画

時事通信

なぜ、このタイミングで区報に登場してもらうことになったのでしょうか。

渋谷区男女平等・ダイバーシティ推進担当課長の永田龍太郎さんが、BuzzFeed Newsの取材に感慨深そうに語ります。

「区民のみなさんに、LGBT当事者を『当たり前の隣人』として感じてもらいたくて、2年間あたためてきた企画なんです」

「全戸にポスティングされる区報ならば、これまで性的マイノリティに関する情報にアクセスするきっかけがなかったような方にも、知ってもらえるのではないかと思いました」

月2回発行する「しぶや区ニュース」では毎号、表紙と巻頭特集で「渋谷区のヒーロー」を取り上げているそうです。

パートナーシップ証明の制度開始から4周年を記念して、長谷部健区長と取得者との座談会を開催したところ、18人が参加しました。

そのうち5組10人が、実名で顔を出して写真を掲載することに応じたということです。

「性的マイノリティが顔や名前を出すべきだとは決して思いませんが、こうやって当事者が顔や名前を出せるようになったということは、暮らしやすくなってきている証かもしれないと考えると、うれしくなりますね」(永田さん)

証明書を取得したら何ができるの?

渋谷区提供

渋谷区の制度は条例に基づいており、証明書の取得には公正証書(有料)の提出が必要です。

パートナーシップが証明されることで、何ができるようになったのでしょうか?

「しぶや区ニュース」の座談会では、このような経験が語られています。

「取得後すぐに保険金の受取人を同性パートナーに変更しました」

「証明書を取得して職場に提出したところ、規定を変えてもらえて、結婚の祝い金もいただくことができました」

「証明書を取得した後にカミングアウトして、家族に2人の関係を認められました。勇気のいることでしたが、この証明書に背中を押してもらった部分はありますね」

法律上の夫婦なら当たり前のようにできることが、こうした証明書を発行していない自治体に住む同性カップルには難しいケースがあるということも、広く知られてほしいですよね......。

渋谷区に住んでいなくても読めます!

Akiko Kobayashi / BuzzFeed

「しぶや区ニュース」を手にとってみたいけれど、渋谷区に住んでいなくて......という人は、ぜひPDFでチェックしてみてください!

「証明書の取得日は2人の記念日なので、毎年お祝いしています」

という、幸せいっぱいなカップルのお話も読むことができますよ。

みなさん、どうぞお幸せに❤️❤️❤️

渋谷区提供
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Contact Akiko Kobayashi at akiko.kobayashi@buzzfeed.com.

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