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高級ランドセル10万円、店舗は臨時休業。過熱する「ラン活」、今年はどうなる?

職人が手作りする老舗工房のものや、高級ブランドのコラボ限定品が大人気。サイトがダウンする懸念も。

ランドセル選びは始まっている。

年々、販売時期が早まる傾向があるランドセル商戦。ブランド、素材、色をめぐる争奪戦は、「就活」「婚活」ならぬ「ラン活」と呼ばれている。

特に人気が高いのは、職人が手作りする老舗工房のものや、高級ブランドのコラボ限定品など。店舗に入るのに整理券配布、予約販売に大行列、サイトや電話がつながらないーーといった事態が想定される。

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1年前を振り返ってみよう。

ランドセル戦争ほんとヤバイな…。土屋鞄は再開予定あるけど、ホームページ閉じてるし今は店舗も調べられない。鞄工房山本はしばらくの間店舗臨時休業のお知らせでてる…。こりゃ〜ほんとに今年はランドセルジプシーになるぞ…ヤバい…

当時の「ラン活」の壮絶さを物語る、こんなブログも。

「山本鞄ランドセル販売初日でほぼ完売?ネットも電話も通じない?何とかしてよ!」

ブログによると筆者は、前年に「鞄工房山本」のランドセルが1カ月で売り切れたと聞き、発売前に店舗に出向いて情報収集しておいた。発売当日にWEBで申し込もうとしたところ、アクセスが集中して画面が変わらず、電話もつながらないまま、”完売”してしまった。

店舗に行って駐車場で午後3時から待ち続け、午後8時半にようやく申し込みができた人もいたという。

鞄工房山本は翌日、サイトにお詫びを掲載。

「お客様から頂戴しております鞄工房山本へのご期待の程度を正確に認識できていなかったためのことと理解しており、深く反省を致しております」

追加で注文を受け付けたものの、1年かけて生産するため生産数は限界に近く、「増加させることは非常に困難であるということが、包み隠さない弊社の現況でございます」とした。

今年、販売はWEBのみに。

Instagram: @kabankobo_yamamoto

鞄工房山本が6月10日に開始する販売はWEBのみで、モデルごとに販売開始時間を細かく分ける。販売専用ページ以外をアクセス不可にして、サイトへの負荷を軽減。販売期間中は全店舗を休業して受注対応にあたるという徹底ぶりだ。

「ランドセルの年間生産本数を在庫数として設定しております。数に限りがございますので、6月11日 24:00 を待たず売切れになる場合がございます」

会社概要には、パートを含む従業員数47名とある。「ラン活」対応に向けたスタッフ総出の意気込みが伝わってくる。

「炎天下、何時間もお並びいただいた」

土屋鞄ホームページより / Via tsuchiya-randoseru.jp

一方、同じく工房系の「土屋鞄」。昨年は発売時にアクセスが殺到し、「システムエラーで買えない」と訴える人が相次いだ。

今年は6月27日から、数種類ずつ時間を区切ってWEB先行受付をはじめる。休日の混雑を緩和するため、平日は一部店舗の営業時間を延長している。

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家族で協力するしかない!

土屋鞄のランドセルのWeb注文の時間はちょうど出産予定日の週で出産と被りそう。そしたら母に頼むかな。ランドセルの種類ごとに細かくWebの受付時間が数時間ごとに分かれていて、さぞ注文が殺到するんだろうなと。

焦る、焦る!

こないだたまたま見てたランドセルコーナーで、ばったり会った同じ園のお友達が、型落ちランドセルを見つけて即購入するという場面に立ち会ったので、早いけど、我が家もラン活はじめました。

池田屋ホームページより / Via pikachan.com

「失敗しないランドセル選び」のコツを紹介している鞄店「池田屋」のホームページによると、一番人気の色は、男子は「クロ系」、女子は「アカ系」と、親の世代と大差ない。「チョコ・キャメル」の茶系は男女ともに選んでいる。

昨年、あるブランドのランドセルを販売していた女性(36)は、親の選び方は「無難さ重視」だと感じたという。

「ブランドのロゴが外から見えないかを気にされていました。個性的すぎるランドセルだと子どもがいじめられるのでは、と心配しているようです」

「機能的には手さげカバンのほうが軽くてよさそうですが、小学生はみんなランドセルなので悪目立ちするでしょうね。スポンサーになる祖父母のご意向もあるようで、どうせ買うなら6年間使える上質なものを、と検討されますね」

さりげなくおしゃれで上質なのがいい

1人の子どもに「6ポケット」(両親と両祖父母の計6つの財布)があると言われる少子化のいま、10万円を超える高額なランドセルも珍しくない。

昨年は、国産高級車レクサス・ブランドから、工業用カーボンを開発した新素材を使った15万円のランドセルが登場した。

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もはやファッションの一部

Instagram: @cokitica

人気子ども服ブランド「cokitica」と、昭和10年創業の老舗鞄メーカー「大峡製鞄」のコラボランドセル。三越伊勢丹のオリジナルで、6月3日の販売時には、入場順を決める抽選を実施した。

<牛革 / 全7色 / 約1.4kg / 7万円>

大峡製鞄の直営店でのランドセル販売は、6月9日午前10時半に始まる。

事前会員登録はマスト

Akiko Kobayashi / BuzzFeed

WEB予約に挑むときは、事前に会員登録を済ませておかないと、モタついて出遅れる恐れがある。

いったん予約するとキャンセル料が発生するケースもあるので、色やモデルについて子どもと意見をすり合わせておくことも大事だ。

小学校ではランドセルの使用が義務付けられているわけではないが、私立小学校には学校指定のカバンがあることも。

「受験を考えているので、『ラン活』に参戦できない。蚊帳の外です」という母親もいた。

いずれにしても、「ラン活」は小学校入学に向けた準備のはじめの一歩。ピカピカの1年生になる日はもうすぐですね!

(この記事で紹介したランドセルの一部は、すでに売り切れている可能性があります。価格は税抜きで表記しています)

Akiko Kobayashiに連絡する メールアドレス:akiko.kobayashi@buzzfeed.com.

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